しそジュースの作り方!絶品の分量・割合やおすすめのアレンジ術を紹介

しそジュースの作り方!絶品の分量・割合やおすすめのアレンジ術を紹介

しそジュースは爽やかな味と香りが特徴です。夏バテ予防やダイエット効果なども期待できますよ。青しそを使っても赤しそを使っても、かんたんに手作り可能です。今回は、しそジュースの作り方を紹介します。おすすめのアレンジ術も、ぜひ試してみてください。

記事の目次

  1. 1.しそジュースとは
  2. 2.しそジュースの作り方
  3. 3.しそジュースのアレンジ術
  4. 4.しそジュースの保存方法
  5. 5.まとめ

しそジュースとは

出典:写真AC

しそジュースは初夏になると出回る、しその葉からとれたエキスで作った飲み物です。見た目が鮮やかで爽やかな飲み心地のため人気があります。作り方もかんたんで、家庭で材料を揃えて手作りできます。さらに、しそもかんたんに栽培できるため、畑で収穫したしそでジュースを作ることも可能です。ジュースとして飲むだけでなく、さまざまなアレンジを加えて楽しめます。

しそについて

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しそジュースの材料となるしそには、青しそと赤しその2種類があります。どちらを使ってもおいしいしそジュースが作れるため、好きなほうを選びましょう。

青しそ

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青しそは「大葉」とも呼ばれ、清々しい香りが特徴の日本のハーブです。香り成分に防腐・殺菌作用があるので、刺身のツマに代表されるように、さまざまな料理の付けあわせとして風味を加えます。一度種をまくと翌年以降は雑草のように畑に広がるほど生育力が強いため、自宅での栽培もかんたんです。5月頃から収穫でき、夏がくる前に夏バテ対策としてジュースにして楽しめます。

赤しそ

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赤しそは葉が赤色のしそで、古くから漢方としても使われてきました。梅干しを漬け込む際に使用されますが、生のままではアクとえぐみが強く、あまりおいしいとはいえません。乾燥させてふりかけにしたり、エキスをしぼってジュースにしたりすることでおいしく食べられます。旬の時期は初夏の6~7月ごろです。

しそジュースの効果効能

しそジュースにはさまざまな効能あるといわれています。しそは元々食用だけでなく、漢方としても利用されるくらい栄養豊富な食材です。ジュースとしておいしく飲むだけでたくさんの効果が期待できますが、ここでは特に優れている4つの効能をみていきます。

効果効能①アレルギー予防効果

しそに含まれるα-リノレン酸には、アレルギー性疾患の原因物質となる白血球中のTNF(腫瘍壊死因子)の増加を抑制する作用があります。そのため、しそジュースを毎日続けて飲むことで、アレルギー体質の改善効果が期待できます。また、ルテオリンという成分も含まれており、こちらもアレルギー症状緩和に効果的です。

わかさ生活
しそ

効果効能②ダイエット効果

しそに含まれるロズマリン酸というポリフェノールには、ダイエット効果があるといわれています。炭水化物を摂取すると麦芽糖・ブドウ糖に分解され、エネルギーとして使われないものは中性脂肪として体内に蓄積されます。ロズマリン酸は、麦芽糖がブドウ糖に分解されることを抑制すると、摂りすぎた糖分をブロックし、ダイエット効果を発揮するのです。

効果効能③夏バテ防止効果

しそジュースには疲労回復や食欲増進、風邪予防に効果的で、夏バテ防止も期待できます。漢方としても使われているしそには、以下のような働きがあるといわれています。

  • 強力な防腐作用・解毒作用
  • 胃液の分泌と消化吸収を助ける作用
  • 胃の蠕動(ぜんどう)運動を助ける作用
しそジュースはこれらの働きによって、夏バテで弱った体を回復させるといわれています。夏にあう爽やかな味のする飲みやすいジュースなので、暑さで弱ったときにおすすめです。

わかさ生活
しそ

効果効能④抗酸化作用

しそがもつビタミン類とベータカロテンは体内の酸化を防ぎ、肌の調子を整えたり体を疲れにくくしたりする効果があるといわれています。また、βカロテンが活性酸素を抑制することで、以下のような効果が期待できます。

  • 動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防効果
  • 皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ効果
  • 免疫力を高め、がんを予防する効果

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しそジュースの作り方

青しそジュースのレシピ

青しそジュースは赤しそジュースに比べ、しその味が濃いです。青しそはスーパーで1年中手に入るため、いつでも手作りジュースにして、しその爽やかな味と香りを味わえます。

材料と分量

  • 青しそ:40枚ほど(約100g)
  • 水:1L
  • 砂糖:100g
  • クエン酸:小さじ1
甘さは砂糖の分量で調節できますが、基本のレシピはしそと砂糖は1:1の割合です。

青しそジュースの作り方

  1. 青しそを水洗いし、沸騰させたお湯1Lの中に入れて3~4分ほど煮出す
  2. お湯から青しそを取り出し、しっかりと煮汁をしぼり出す
  3. 砂糖を加えてよく溶かす
  4. 粗熱をとってクエン酸を加え、溶かす
  5. 甘みや酸味を調整し、茶こしなどで細かいごみをこす
  6. 冷蔵庫でよく冷やして完成

青じそジュース【クックパッド】
青しその香りたっぷりの爽やかジュースです。

赤しそジュースのレシピ

赤しそジュースは目の覚めるような鮮やかな色が特徴です。作り方は青しそジュースとほとんど同じため、ここではリンゴ酢を使ったレシピを取り上げます。赤しそを煮出すと赤黒い煮汁になりますが、リンゴ酢(クエン酸)を加えた瞬間にパッと鮮やかな赤色になり、色の変化で感動できるジュースです。かんたんに手作りできて色鮮やかなため人気があります。

材料と分量

  • 赤しそ:50枚ほど
  • 水:1L
  • 砂糖:60~80g
  • リンゴ酢:150mL
砂糖は上白糖よりさっぱりしたグラニュー糖を使うのがおすすめです。また、リンゴ酢を加えることでリンゴの香りがしその香りを少し弱めるため、しその香りが苦手な方でもしそジュースを楽しめます。

赤しそジュースの作り方

  1. 赤しそを水洗いし、沸騰したお湯の中に入れ5分ほど煮出す
  2. 赤しそを取り出し、砂糖を加えて溶かす
  3. 粗熱をとってリンゴ酢を加える(入れた瞬間の色の変化に注目)
  4. 甘みや酸味を調整し、茶こしでごみを取り除く
  5. 冷蔵庫でよく冷やして完成

赤シソジュース【クックパッド】
私のおばさんの、レシピです。真夏に飲むとホッとします。作業行程の写真を追加しました。

しそジュースの飲み方

紹介したしそジュースのレシピは、ストレートで飲むのに向いているレシピです。しそジュースはストレートで飲む以外にも、水割りやソーダ割り、ロック、焼酎割りで楽しめます。ミントを浮かべて飲むと爽快感がアップし、夏にピッタリのジュースに仕上がります。

しそジュースのアレンジ術

しそジュースは、ジュースとして飲む以外にもさまざまなアレンジができます。たくさん作ってジュースとして飲むものと、アレンジしてみるものとに分けて楽しむのもおすすめです。

牛乳割り

しそジュースは牛乳と同じ割合で混ぜることで、ヨーグルト風味を味わえます。赤しそジュースを使うときれいなピンク色になるため、おもてなしドリンクにもおすすめです。飲むヨーグルトとして朝ごはんにいかがでしょうか。

ゼリー

  • しそジュース:60cc
  • 水または炭酸水:240cc
  • 砂糖:大さじ2~3
  • 粉ゼラチン:6g
  • 水:大さじ2
しそジュースはゼリーにしても楽しめます。水ではなく炭酸水を使うことで、シュワッとした爽やかな味に仕上がります。また青しそジュースではなく赤しそジュースを使うと、鮮やかな色のゼリーになるためおすすめです。

カクテル

しそジュースはカクテルにしてもおいしく飲めます。カクテルの割合は、しそジュース2:ソーダ3:ウォッカ1です。ただし、ウォッカの量はお酒の強い弱いにあわせて調整してください。ジュースから手作りできるカクテルなので、お酒好きな方は自分で作って楽しんでみてはいかがでしょうか。

しそジュースの保存方法

できあがったしそジュースは、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存します。保存期間は2~3週間ですが、夏場は気温が高く傷みやすいので、3~4日を目安に飲み切るようにしましょう。また長時間冷蔵庫の外で放置しないことも重要です。

まとめ

しそジュースはかんたんに手作りできるだけでなく、ゼリーやカクテルにアレンジしてもおいしく味わえます。夏バテ予防効果も期待できるため、初夏の季節や暑さで体が弱ったときに飲んでみてはいかがでしょうか。しそは栽培もかんたんなで、畑で育てたしそでジュースを作るという体験も貴重です。家庭菜園で育てて、夏の楽しみにしてみませんか。

藤本一志
ライター

藤本一志

米農家です。果樹、野菜も多少経験しています。現場から学んだことをお伝えします!

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