おいしく飲めるハーブウォーターとは
ハーブの香りが付いた飲める水のことをハーブウォーター(ハーブ水)といいます。ハーブ水は、ハーブティーよりもほのかなフレーバーでゴクゴクと飲みやすく、水分補給におすすめです。ミントやローズマリーなど好きなハーブを使って、ぜひおいしいハーブ水を手作りしてみてください。バラから作る濃厚な香りのハーブ水はスキンケアなどにもおすすめです。
デトックス効果はある?
別名「デトックスウォーター」とも呼ばれるハーブ水にはハーブやフルーツの成分が溶け出しており、デトックス効果で美肌やむくみ解消によいといわれています。しかし、ハーブ水にデトックス効果があるという確証はまだ得られていません。そのため、ハーブ水はデトックス効果を期待するのではなく、ハーブのフレーバーを楽しむために飲むことをおすすめします。
飲めないハーブウォーターもある?
植物から精油を抽出するときに作られる液体(芳香蒸留水)もハーブウォーターと呼ばれることがあります。しかし、日本で販売されている芳香蒸留水は飲めないものが多いため注意しましょう。飲めるハーブ水とは作り方も成分濃度も違い、防腐剤などの添加物が含まれていることもあります。
ボタニ子
ボタ爺
飲料として販売されているフローラルウォーターも、記載されている飲み方(目安量や希釈濃度など)で飲みましょう。
ハーブからハーブウォーターを作る手順
ハーブウォーターは、ハーブを水につけるだけで簡単に作れます。材料には、料理やお菓子作りなどによく使われるミント・ローズマリー・レモングラスなどの身近なハーブが入手しやすくおすすめです。フルーツや野菜などを加えると、より飲みやすく見た目も美しく仕上がりますよ。ぜひ手作りしてみてください。
用意するもの
①ハーブ
ボタニ子
フレッシュハーブは、大型スーパーや百貨店の野菜コーナーなどで購入できますよ。
②水
③ウォーターボトル
ボタニ子
クリア素材のボトルを選ぶと、中身のハーブが透けて見えてきれいですよ。100均でも購入できます。
手順
①ハーブを好きなサイズに切る
②ウォーターボトルに水・ハーブを入れる
③冷蔵庫で数時間冷やす
バラからハーブウォーターを作る手順
バラから作ったハーブ水はストレートで飲むだけでなく、水や炭酸水で割ったりハチミツを加えたりしてもおいしく飲めます。お菓子の香り付けやスキンケアなどに利用するのもおすすめです。ほかのハーブのように生の花びらを水につける方法でも作れますが、より香りを引き出したいときには熱湯で抽出しましょう。
用意するもの
①食用バラの花びら
ローズウォーターを作るときには観賞用ではなく食用バラを用意しましょう。
生の食用バラはどこで購入できますか?
生の食用バラは、エディブルフラワーを取り扱っているオーガニック食品店やネットショップなどで販売されています。なかなか手に入らないため、自宅で無農薬・有機栽培で育てたものを使用するのもおすすめです。
②水
③鍋
④こし器
⑤ガラス瓶
手順
①鍋にバラの花びら・水を入れて中火で加熱する
香りが逃げないようにフタをしましょう。
②沸騰したら弱火にして5~10分ほど加熱する
③火を止めて冷ます
④こし器でこして保存容器に入れる
ボタニ子
こし器の上に残った花びらも、スプーンの背などを軽く押し当てて絞るとよいですよ。
次のページでは、ハーブウォーターのおすすめレシピや注意点を紹介します。
芳香蒸留水は、日本では主に雑貨扱いとなります。手作り化粧水などの材料に使われることが多いですよ。