ルイボスティーの副作用とは?頭痛・めまい・冷えを感じることはある?

ルイボスティーの副作用とは?頭痛・めまい・冷えを感じることはある?

不老長寿のお茶とも呼ばれるルイボスティーには、体によい成分がたくさん含まれています。しかし、予期せぬ副作用が起こる可能性もありますよ。この記事ではそんなルイボスティーの副作用について解説します。効果的な飲み方もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

記事の目次

  1. 1.ルイボスティーとは
  2. 2.ルイボスティーに副作用はある?
  3. 3.ルイボスティーの効果的な飲み方
  4. 4.ルイボスティーを楽しもう

ルイボスティーとは

出典:写真AC

ルイボスティーとは、アフリカ原産のマメ科の植物を乾燥させて作ったお茶を指します。「ルイボス」とは現地の言葉で「赤い茂み」を意味しており、その名の通り赤く透き通ったお茶の色が特徴です。体によい効能がたくさん含まれていることから、「不老長寿のお茶」「奇跡のお茶」とも呼ばれています。ノンカフェインなので、妊娠中の方でも安心して飲めますよ。癖のない味わいなのも嬉しい特徴です。

ルイボスティーの主な成分

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  • ルテリオン
  • ケルセチン
  • アスパラチン
  • ルチン
  • ジヒドロカルコンC
  • マグネシウム、カリウム、亜鉛、鉄など各種ミネラル

ルイボスティーに副作用はある?

出典:写真AC

ルイボスティーは現時点で深刻な副作用は報告されていません。しかし、摂取のし過ぎによる体への影響は少なからずあります。ルイボスティーを飲むときは、容量に気をつけることが大切です。いずれも過剰摂取さえしなければ問題ない程度の副作用なので、飲みすぎには注意しましょう。

副作用①トイレが近くなる

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ルイボスティーに含まれているカリウムには利尿作用があるので、飲みすぎるとトイレが近くなってしまいます。気になる方は夜寝る前やお出かけの直前などにあまり飲みすぎないようにするとよいでしょう。

副作用②お腹がゆるくなる

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ルイボスティーを飲みすぎると、マグネシウムの過剰摂取により下痢気味になってしまうことがあります。日常的にお茶をたしなむ程度ではほとんど起こりませんが、サプリメントや投薬などでマグネシウムを摂取している場合は注意が必要です。吐き気や頭痛を誘発する可能性もあるので気をつけましょう。

副作用③胃が痛くなる

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ルイボスティーに含まれているミネラルを過剰摂取すると、胃が痛くなることがまれにあります。こちらもお茶を普通にたしなむ程度ではほとんど起こりません。しかし、体調が優れないときや、サプリメントや投薬でミネラル群を摂取している場合は、症状が出やすいので気をつけましょう。気になる方はルイボスティーをいれるときに、少し薄めに作ることをおすすめします。

副作用④体が冷える

ルイボスティーは暑い土地の飲み物なので、体を冷やす効果があるといわれています。そのため、過剰に摂取しすぎることによる体の冷えに注意が必要です。また、冷えによって頭痛やめまいも誘発されてしまうので、心配な方は温かくして飲むか、すりおろしショウガやシナモンなど体を温めるものをブレンドして飲むとよいでしょう。

副作用⑤歯の色素沈着が起きる

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ルイボスティーはコーヒーや紅茶などに比べてタンニンの含有量が少ないため、歯への色素沈着は起こりにくい飲み物です。しかし、飲む頻度が多ければ多いほど歯の着色は進んでしまうので、色素沈着の可能性はゼロではありません。ストローを利用することや、だらだらと飲み続けないこと、飲んだ後には歯を磨くことなどで予防することが可能です。

副作用⑥血圧が下がりやすくなる

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ルイボスティーには血圧降下作用があるので、適量を守れば血管周りのトラブル予防として効果を発揮します。しかし、過剰摂取やすでに血圧降下剤などを投薬している場合は、予期せぬトラブルが起きかねません。糖尿病や低血圧などで病院にかかっている方や投薬をしている方は、かかりつけの医院に相談の上飲むようにしてください。

ルイボスティーの効果的な飲み方

出典:写真AC

ルイボスティーは効果的に飲むことで、体に副作用を起こすことなく楽しめます。大切なのは過剰に摂取しすぎないことや、飲むタイミングに気をつけることです。また、ルイボスティーの効果を最大限にいかす飲み方をするのもおすすめですよ。

効果的な飲み方①適量を守る

ルイボスティーの1日の適量は500mLほど、コップに2~3杯です。どんなに体によいものでも、飲めば飲むほど健康によいというわけではありません。1日の摂取量を目安に適量を楽しむようにしましょう。

効果的な飲み方②寝る前に飲む

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ルイボスティーはノンカフェインのお茶なので、お休み前の水分補給におすすめです。ルイボスティーに含まれているミネラル群には、神経の興奮を抑制する効果があるので、寝つきがよくなります。ただし、飲みすぎるとカリウムによってトイレが近くなってしまうので、軽くコップに1杯程度にとどめておくとよいでしょう。

効果的な飲み方③二日酔いのときに飲む

ルイボスティーを二日酔いのときに飲むと、アルコールの分解に必要な水分やミネラルが効率よく補給できるので、症状が緩和されやすくなります。また、カリウムの利尿効果で排出を促すことができ、解毒作用も抜群です。ルイボスティーに含まれているフラボノイドには肝機能の働きを助ける効果もあるため、疲れた肝臓の回復をサポートしてくれますよ。

効果的な飲み方④花粉症のときに飲む

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ルイボスティーには抗酸化作用のあるフラボノイドが豊富に含まれているので、花粉症などの症状に効果があるといわれています。また、フラボノイドの中でもルイボスに多く含有している「ケルセチリン」や「ルテオリン」には、アレルギー発生の原因ともいわれるヒスタミンをおさえる力があることで有名です。これにより、花粉症だけではなくアトピー性皮膚炎やぜんそくなどにも効果が期待されています。

効果的な飲み方⑤ダイエット中に飲む

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ルイボスティーには、ダイエット中の方には嬉しい成分がたくさん含まれています。例えばマグネシウムには便秘解消の効果があります。カリウムはむくみの改善に有効です。フラボノイドには代謝を上げる効果があります。また、ルイボスティーのリラックス効果でダイエット中のストレスも緩和できるため、イライラしにくくなりますよ。

効果的な飲み方⑥血圧が気になるときに飲む

ルイボスティーに含まれているルチンには血圧を下げる効果や、血液をさらさらにする効果があるため、血管周りのトラブルの予防として効果的です。ただし、すでに病院にかかっている方や、投薬をしている方は医師に確認してから飲むようにしてください。

効果的な飲み方⑦熱中症予防に飲む

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熱中症の症状である頭痛やめまいは、ミネラルが体から抜けてしまうことで起こります。人間は体の中でミネラルを合成できないので、外から取るしかありません。ルイボスティーはミネラルをたくさん含んでいるので、暑い日の水分補給にぴったりの飲み物です。

効果的な飲み方⑧スポーツのときの水分補給に飲む

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ルイボスティーにはナトリウムやカリウムがたくさん含まれているので、運動した後の水分補給にぴったりです。人間は運動すると汗をかき、ナトリウムが大量に流出してしまいます。ナトリウムが不足すると、体は急激に疲れを覚え、めまいや頭痛などがおこりやくすなってしまうのです。ルイボスティーは不足したそれらの成分を補う効果があるので、積極的に摂取することで体を効率的に回復させることができますよ。

効果的な飲み方⑨水から煮出して飲む

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ルイボスティーに含まれている抗酸化作用を効率的に引き出すには、通常のお茶のように沸騰させたお湯で浸出させる方法よりも、水から煮出す方法がよいとされています。

水出しルイボスティーの作り方(3人分)

  1. 鍋に1500mLの水を張る
  2. ルイボスティーの茶葉を2.5g鍋に入れる
  3. 鍋を火にかけ、ルイボスティーを煮出す
  4. 10分以上沸騰させ、十分に煮出したら火を止め冷ます
  5. お茶が冷めたら茶葉を濃し、完成

ルイボスティーを楽しもう

出典:写真AC

ルイボスティーには、現時点では健康被害などの副作用は報告されていません。しかし、体によいからといって飲みすぎることで、逆に体調が思わしくなくなることがあります。また、せっかくの美味しいお茶なので、効能ばかりを気にせずに純粋に味を楽しむのも大切です。1日の適量を守り、美味しいと思える範囲でルイボスティーを楽しんでみてくださいね。

佐野美帆
ライター

佐野美帆

自然が好きで、よく郊外に遊びに出かけます。お茶の専門店で働いていた経験があり、紅茶を含むお茶全般とハーブの勉強をしています。また、日本文学分野での出版経験を活かし、神話や民間伝承と植物の関わりに特化した記事が得意分野です。

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