肉桂とは
肉桂(読み方:ニッキ/ニッケイ)はクスノキ科クスノキ属の植物である高木を原料とする香辛料の1つです。シナモンといった方が馴染みのある方も多いでしょう。漢方薬として用いられることも多く、その際には桂皮(読み方:ケイヒ)または肉桂皮(読み方:ニクケイヒ)と呼ばれます。
シナモンはスパイスの王様
シナモン(肉桂)は「スパイスの王様」としても名高いです。世界最古のスパイスとまでいわれえており、古代エジプトのミイラの防腐剤としても用いられていました。それが現代ではカレーやチャイ、紅茶などさまざまな料理に使われるようになりました。
樹皮・根の利用方法
漢方薬では桂皮と表されることからもわかりますが、シナモンは樹皮を、肉桂は根を利用します。樹皮をはがして乾燥させ、筒状に丸めたものがシナモンスティックです。樹皮をパウダー状にしたものがシナモンパウダーになります。また、根を採集し、乾燥させてパウダー状にしたものが肉桂となります。
桂皮は葛根湯の原料の1つ
桂皮は風邪の引きはじめに重宝する漢方薬、葛根湯にも使われます。頭痛や発熱に効くとされ、発汗効果などもあるとうたわれていますね。
なんだか話を聞いているとシナモンと肉桂(ニッキ)の違いがわかりにくくて混乱してくるわね。シナモンは樹皮から作られて、肉桂は根から作られるということだけどどう違うのかしら。
確かに肉桂もシナモンの香りがするけど「ニッキ飴」や「ニッキ水」といってシナモンとは呼ばないね。違いを確認してみよう。
シナモンの効能について詳しく知りたい方はこちらの記事をごらんください。