庭に人工芝はアリか?なしか?施工例やメリット・デメリットを詳しく解説!

庭に人工芝はアリか?なしか?施工例やメリット・デメリットを詳しく解説!

一年中緑が楽しめる人工芝は、庭のガーデニングやスポーツの会場公園などに使われています。人工芝は初期費用が高い分、コンクリートに敷けたり長く美しい状態を保てたりといったメリットがあります。そこで、人工芝の庭はアリか、またデメリットや施工例も見ていきましょう。

記事の目次

  1. 1.人工芝とは?
  2. 2.庭に人工芝を張るメリット
  3. 3.庭に人工芝を張るデメリット
  4. 4.人工芝のある庭の施工例
  5. 5.おすすめの人工芝5選
  6. 6.自宅で人工芝のDIY
  7. 7.まとめ

人工芝とは?

出典:写真ac

人工芝は、化合物を原料とする資材です。植物の「芝」の代用を目的につくられており、自宅のガーデニングの一部やコンクリートのベランダ、室内などさまざまなシーンで利用できます。また、野球場やサッカー場、ラグビー場など公の場でも広く使用されています。

天然芝との違い

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天然芝と人工芝の違いは、植物か否かです。天然芝は植物のため、土と水、日光が必要です。天然芝は栽培環境によって葉の色が変わる・芝が伸びるなどの変化が楽しめ、四季や時間の経過を感じます。しかし、人工芝はそれらの変化はなく常に一定の状態を保ちます。

庭に人工芝を張るメリット

出典:写真ac

人工芝にはたくさんのメリットがあります。多くのメリットから「庭に人工芝はアリ」といえるでしょう。現在では雑草対策などを目的に自宅のガーデニングに取り入れる方も多くいます。芝の長さや価格もさまざまなものが販売されているため、目的にあわせて選べるのも人気の理由です。

メリット①耐久性に優れている

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人工芝の主な原料は、ポリエチレンやウレタンです。どちらも非常に耐久性が高く、雨風や強い日差しなどの環境下でも、腐食することなく状態を保ちます。

メリット②張った後のメンテナンスが不要

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人工芝は、水やりや伸びた草の刈りこみなどのメンテナンスが不要です。植物とは違い成長しないため、伸びすぎや枯れるなどの心配もありません。

メリット③長い間きれいな状態を保てる

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人工芝の耐用年数は平均して7~8年です。商品や使用環境によっては、10~20年もつものもあれば3年ほどで劣化するものもあります。

メリット④庭以外でも簡単に張れる

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人工芝は、場所を選ばずに張れます。例えば、マンションのベランダなどのコンクリート部分にも張れ、手軽に緑を取り入れられます。

メリット⑤環境に左右されない

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人工芝は、日陰になる場所にも張れます。天然芝の場合は、水はけが悪い場所や、日陰などの日当たりが不十分な場所では生育が少々困難です。人工芝の場合は環境にかかわらずどこでも張れます。

庭に人工芝を張るデメリット

出典:写真ac

メリットの多い人工芝にも、デメリットがあります。コンクリートやその他さまざまな場所に対応できる一方で、初期費用が高い・手間がかかるなどの問題点もあるのです。

デメリット①初期費用が高い

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人工芝の施工を専門業者に依頼する場合は、天然芝を張る場合よりも、価格が高い傾向があります。それは天然芝よりも下地づくりなどの作業が多いためです。作業が多い分使う材料(防草シートやU字ピンなど)が多いことが価格高騰の原因です。

デメリット②DIYの場合手間がかかる

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自宅の庭に人工芝をDIYする際には、たくさんの工程があります。特に水はけの悪い場所の下地づくりは、水はけをよくするための山砂を敷き加えて、さらにたたき固める作業があります。専門業者に依頼しない分費用は抑えられますが、地道な作業が多くどれも重労働のため根気が必要です。

デメリット③火気に注意が必要

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人工芝の原料は樹脂です。そのため火が燃え移った場合、その部分が燃えて溶ける危険性があります。天然芝のようにスピーディに燃え広がる可能性は比較的低いです。しかしむき出しの土と比較すると燃える素材でできているため注意が必要です。

デメリット④季節感がない・無機質なイメージ

Photo by Naoki Natsume/Ishii , 夏目直樹 ,石井直樹

人工芝は人工物です。人がつくりだしたもののため、季節を感じられないなど味わいに欠けます。しかし、植物のように栽培する手間はかからないため、季節感がない・無機質なイメージは人工芝のデメリットでもあり、メリットともいえます。

デメリット⑤人工芝の寿命は永久ではない

Photo by4935210

人工芝も劣化はさけられません。環境や使用頻度によっては葉が寝てしまう、色があせるなどの劣化の可能性があります。

人工芝のある庭の施工例

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実際の人工芝の施工例です。ガーデニングの一部や玄関アプローチ、庭の小スペース、コンクリート部分など張りたい場所、また家庭によって庭のかたちもさまざまです。

施工例①玄関アプローチ

人工芝を玄関前のアプローチに使うと、明るい印象を与えます。石やウッドフェンスとの相性もよいです。

施工例②道路に面した小スペース

道路に面した狭い庭は、人工芝におすすめの場所です。「木を植えるには狭く落ち葉の処理も大変」「ガーデニングは苦手だけどきれいな庭にしたい」といったニーズに、人工芝はうまく応えてくれます。

施工例③庭全面に張る

人工芝を広い庭にめいっぱいに張ると、ゴルフやサッカー、軽い運動もできて解放感があります。

施工例④日陰になる場所

人工芝は、日当たりを気にせずに張れます。植物を植えても育ちが悪い、または苔が生えるような水はけの悪い場所にもおすすめです。

施工例⑤段差があるところ

人工芝はコンクリート部分にも簡単に施工できます。人工芝を庭へつながる階段に張ることで、より一体感がでます。

施工例⑥和風の家

人工芝は家の雰囲気を選ばずに施工できるため、和風の家にもマッチします。家屋の落ち着いた雰囲気と、明るい緑色が絶妙なバランスです。

施工例⑦洋風の家にも

洋風の家やレンガとも相性がよく、優しい雰囲気が漂います。自慢のエクステリアがよく映えるでしょう。

施工例⑧他の植物とも

人工芝は本物の植物と隣接しても、違和感なく自然な景観をつくりだします。一年中緑の美しい庭が実現するでしょう。

施工例⑨好きなかたちに

人工芝はカッターやハサミで裁断が可能です。そのため庭の状況や目的によって、好きなかたちに裁断ができ、細かい部分にも問題なく使用できます。

施工例⑩マンションのベランダ

出典:写真ac

人工芝は集合住宅のコンクリートのベランダなどにもおすすめです。植物ではないため水がたれる心配もなく、手軽に緑を取り入れられます。

施工例⑪ベランダ菜園の下

出典:写真ac

人工芝は、マンションのベランダでガーデニングや家庭菜園を楽しまれている方にもおすすめです。賃貸の場合は、土や鉢の跡がコンクリートに残るのを防ぎます。

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おすすめの人工芝5選

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