ベランダガーデンとは?
ベランダガーデンとは、バルコニーやテラスなどの限られたスペースで、植物や野菜を育てて楽しむことです。庭がないことを理由に、ガーデニングをあきらめる必要はありません。実際にベランダガーデンを楽しんでいる方は多く、工夫次第で素敵なマイガーデンが手に入りますよ。
ベランダガーデンを始める前に確認すること
ベランダガーデンを楽しむ方の多くは、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる方です。物件によっては植物を置くことが禁止されていますので、事前に確認しましょう。また、蹴破り戸や避難用はしごのすぐ近くに植物を置くことは避けてください。
ベランダガーデンで初心者におすすめの育てやすい花を季節別に紹介
ベランダで植物を育てる場合、季節ごとの日当たりや風通しの状態をあらかじめ確認しておきましょう。ここでは、ベランダガーデンで初心者におすすめな育てやすい花を季節ごとに紹介します。
春に育てやすい初心者におすすめの花
チューリップ
チューリップをベランダガーデンで育てる場合、日当たりがポイントになります。秋に球根を植え、芽が出るまでは日陰に置いて構いませんが、芽が出た後は日当たりのよい場所に移動してあげましょう。乾燥に弱いので、水やりは忘れずに行います。
ヒヤシンス
室内でも簡単に育てられるヒヤシンスは、ベランダガーデン向きです。初心者の方は、芽出し球根を購入して育てるのがおすすめです。すでにプランターに植え付けられていますし、芽が出ないなどのトラブルを避けられます。
ロベリア
病害虫の少ない植物なので、ベランダガーデンに向いています。ベランダの明るい場所に置いてあげましょう。水切れに弱いので、土が乾いたらたっぷりと水をあげてください。こんもりと丸く育つので、丸いプランターに植えるのがおすすめです。
夏に育てやすい初心者におすすめの花
ペチュニア
日当たりのよいベランダであれば、ペチュニアがおすすめです。ペチュニアは日光が大好きで、日当たりは花つきにも関係します。梅雨などで雨が長く当たると弱ってしまうので、雨が当たらない場所を設けておくことも重要です。
ニチニチソウ
ニチニチソウはとても暑さと乾燥に強く、夏の暑いベランダでも耐えることができます。葉がたくさん生い茂るので、風通しをよくすることを意識しましょう。摘心をするとわき芽が出て、たくさん花を咲かせてくれますよ。
ポーチュラカ
カラフルな花を咲かせるポーチュラカは、初心者でも育てやすい植物です。ベランダで育てる場合は、日当たりと摘心がポイントです。日当たりが悪いと、花つきが悪くなります。また、過湿に弱いので摘心をして風通しを良くしましょう。
秋に育てやすい初心者におすすめの花
マーガレット
マーガレットは品種が多く、背丈が30cm~100cmになるものまであります。ベランダは高さの制限もありますから、あまり大きくなる品種を置くと圧迫感が出てしまいます。最終的な大きさを考慮して、品種を選ぶようにしましょう。
マリーゴールド
マリーゴールドには防虫効果があり、コンパニオンプランツとしておすすめです。もし、ベランダで野菜作りをする場合は一緒に植えるとよいですね。とくに、根菜類との相性はバッチリですよ。
ボタニ子
カランコエ
カランコエは短日植物であり、太陽があたる時間が短くなると花をつけます。ベランダの日当たりは庭に比べて短いことが多いので、カランコエにとって良い条件でしょう。
冬に育てやすい初心者におすすめの花
パンジー・ビオラ
寒い時期にも開花して楽しませてくれるのがパンジーとビオラです。初心者には、とても育てやすい植物です。こまめに花がら摘みをしてあげると、次々と花を咲かせてくれますよ。
プリムラ
パンジー・ビオラと同じようにカラーバリエーションが豊富なプリムラは、耐寒性が強く雪の多い地域でも育てられます。しかし、凍結すると弱ってしまうので注意しましょう。「ジュリアン」という品種は特に寒さに強いので、初心者の方におすすめです。
ハボタン
ハボタンは、低温になると発色し始めます。プランターにほかの植物と寄せ植えしてあげると、とても可愛く仕上がりますよ。春になると、菜の花のような黄色い花を咲かせます。
ボタニ子
次のページから、ベランダガーデンにおしゃれな鉢植え観葉植物とベランダガーデンの飾り方を紹介するよ。
コンパニオンプランツとは、違う野菜や植物を一緒に植えることでお互いの成長によい効果をもたらす植物のことだよ。