グリーンウォールってなに?
グリーンウォールとは、建物の壁に植物をはわせることで、自宅のスペースにあわせておしゃれに飾れるおすすめのインテリアです。壁に植物をはわせて育てるというと、すこし難しい印象がありますが、グリーンウォールには屋外と室内どちらでも飾れて、いろいろな種類があるので簡単に作れます。
グリーンウォールの効果
夏の暑さ軽減・省エネ対策
夏の日差しは強く、建物に直接あたることで室内の温度があがりますが、壁全体を本物の植物でかこむことで、温度の上昇を防げます。それにより、冷房を使わなくても快適にすごせるので省エネ対策になるでしょう。
いやし効果
緑色は自然をイメージさせるため、リラックスやいやし効果があります。また健康を意識させるので、食品や環境の広告に使用され積極的に取りいれられている色です。グリーンウォールを作ることで、安らぎの空間を演出できます。
グリーンウォールにおすすめのつる性植物
グリーンウォールにはつる性植物をつかうことが一般的で、家の雰囲気や、どんな仕上がりにするかによって、選ぶ植物は変わります。本物の植物をつかうことによって、花から放たれる香りや紅葉を楽しめる、おしゃれでおすすめのつる性植物をみていきましょう。
①ヘデラ
ヘデラは、一年中緑色の葉をしている植物(常緑性)です。種類が豊富で、葉は発色のいい緑色のものや、斑点模様のはいったものがあります。生育スピードがはやく丈夫なのでグリーンウォールにむいている植物です。
②ナツヅタ
ナツヅタの葉はギザギザしていることが特徴で、秋になると葉が紅葉するため季節感も楽しめます。ガラスにもはりつくので、グリーンウォールとして育てるときはひろがりすぎないように注意しましょう。日本原産でひろい地域で自生していることから、育てやすい植物です。6月~7月には、小さい黄色の花が開花します。
③テイカカズラ
テイカカウラは5月~6月のあいだに花が咲き、さわやかな香りを放ちます。花色は白色ですが、徐々に黄色に変化していく様子は魅力的です。つるの繁殖率はたかく、ある程度放置してもどんどん伸びていくので、広範囲にグリーンウォールをつくる場合はテイカカズラがいいでしょう。
④つるバラ
つるバラの種類は豊富にあり、ほとんどが春に花を咲かせます。花の大きさやかたちはさまざまなので、飾る場所の雰囲気にあわせて種類を選んでみましょう。開花時期以外はつるに栄養を使うので、生育スピードがはやく、約1年で3mほど伸ばします。水や肥料のやりすぎは、花つきが悪くなる原因なので注意しましょう。
ボタニ子
次ページからは「⑤クレマチス」について紹介します。