ベランダガーデニングとは
ベランダガーデニングは庭がなくてもテラスやルーフバルコニーといった、狭いスペースを有効に使う園芸の手法です。一鉢からでも楽しむことができますし、テーマを決めて様々な植物ですてきな空間を作り出すことができます。
ベランダーガーデニングの考え方
テラスやルーフバルコニーには通常土を入れることはできませんが、コンテナの組み合わせや観葉植物をハンギングすることで狭いスペースでもおしゃれな庭を作ることができます。
ベランダの環境を知りましょう
狭いスペースで、屋根や壁のあるテラスやルーフバルコニーに植物を育てるのですから、日当たりや日照時間にあう植物をえらぶことが大切です。まず建物と太陽の位置を観察してみましょう。
壁面の方向 | 夏至 | 春分・秋分 | 冬至 |
南西 | 7時間0分 | 12時間0分 | 9時間32分 |
東・西南 | 7時間14分 | 6時間0分 | 4時間46分 |
北 | 7時間28分 | 0分 | 0分 |
南東・南西 | 8時間4分 | 8時間0分 | 8時間6分 |
北東・北西 | 6時間24分 | 4時間0分 | 1時間26分 |
東京など北緯35度
夏場は太陽が高い位置を通るので南に面したベランダでも、軒があれば日ざしの届く時間は少なくなります。強い日ざしを必要とする植物を育てる場合は、台の上に置くなどして日当たりを確保する必要があります。夏や梅雨時に遮光が必要な植物や半日陰の好きな観葉植物の場合は好条件ともいえます。
日当たりの確保
ベランダの手すりが格子になっている場合は手すりの間から日が入りますが、壁になっているタイプのベランダは横からの日光は望めないので高さを工夫するひつようがあります。台の上に置いたりハンギングなどにして、できるだけ高い位置を確保しましょう。
風通しのチェック
ベランダの高さにもよりますが、高層階では風はつよくなり乾燥もはげしくなるので風によわい植物は、狭いスペースのなかでも、風当たりのすくない場所をみつけることが大切です。
水やりを忘れずに
ベランダの植物は風によって蒸散作用がつよくなり、おもいがけずに乾燥で水切れを起こすことがあります。また軒がある場合は雨が降っても、あまり雨水がかからずに水切れをすることがあり注意が必要です。