イングリッシュガーデンとは
イングリッシュガーデンとはイギリス式庭園の様式で、ガーデニングが盛んなイギリスでみられる「自然そのものの美しさを大切にした庭」のことです。イギリスのようにナチュラル感を大切にするところが日本の造園とうまく調和して日本でも人気があります。初心者でも庭のデザインを参考にすれば、簡単にイングリッシュガーデンがつくれます。
デザインをイメージしてDIYでつくる
植物やファニチャー、雑貨などを手掛ける前に、基礎となる花壇や小道などのデザインをイメージします。ホームセンターや通販でも簡単にDIYで設置できるアイテムがあります。
イングリッシュガーデンのつくり方:エクステリア
イングリッシュガーデンをつくるときに取り入れたいデザインが小道や花壇です。イギリスの庭園には庭を散策する小道があります。その小道に沿って花壇をつくると庭をデザインしやすくなります。素材はナチュラルさを大切にするために、できるだけ天然素材のものでつくりましょう。
①小道をつくる
小道に沿って植物を植えていくデザインはイングリッシュガーデンでもよく見かけます。できあがった庭を散策したり、植物の管理をするのに小道は便利ですね。レンガや石、枕木などの天然素材でナチュラルを表現できます。DIYで基礎だけ平らにすれば簡単に設置できるアイテムも多くあります。
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アンティークレンガとレンガチップでつくるレンガの小道セットです。好みの色を選べ、簡単に設置できるのでおすすめです。
②花壇をつくる
花壇をつくる場所は日当たりや風通しのよい場所にします。簡単な方法は、レンガなどを置く場所だけ丁寧に平らにします。そして、その平らな部分にレンガを設置していき、花壇の中に土を入れればできあがりです。レンガなどが土留めの役割をするので隙間だけつくらないように注意します。あとは培養土や肥料など育てる植物にあった土を入れます。ホームセンターや通販などで手軽にできる材料があり、小道と同じ素材にするとナチュラル感が演出できます。
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石を積んだ壁面を再現したコンクリート製の花壇材です。カーブやストレートなどと組み合わせると好みの形の花壇が簡単にできあがります。
③高低差を出す
イングリッシュガーデンには欠かせないスタイルにボーダーガーデンがあります。ボーダーガーデンとは、高さの違う植物を使い、奥行きを出して横に並べる植え付け方法です。高さを出すデザインにラティスやトレリスを設置します。ボーダーガーデンは横幅1mでも綺麗に仕上がるので、狭い庭だからと諦める必要はありません。
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デザイントレリススリムはスチール製で軽量なので簡単に設置できます。バラやクレマチスなどを絡ませていきます。
イングリッシュガーデンのつくり方:常緑樹木
冬期になると緑が減り庭が寂しくなってしまいます。緑を絶やさないために常緑樹を植えましょう。シンボルツリーにもなり、イングリッシュガーデンのナチュラルさを出せる樹木をおすすめします。
①シマトネリコ
シマトネリコは初夏に花を咲かせる常緑樹です。丈夫で育ちやすく手入れも楽で人気があります。南国の樹木なので日当たりが大切なようにも思えますが、理想は半日陰です。西日は嫌うので注意します。株立ちもあり、シンボルツリーになります。
植え付け期間 | 4月 |
開花期間 | 5月下旬~7月上旬 |
草丈・樹高 | 10m |
花色 | 白 |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
栽培の難しさ | ★★☆☆☆ |
②コニファー
コニファーはヒノキ科イトスギ属の常緑針葉樹です。イギリスでも庭園でさまざまな品種が使われていますが、日本では「ゴールドクレスト」が人気です。生育は旺盛ですが、根が浅く強風で倒れることがあるので支柱を設置しましょう。
植え付け期間 | 11~3月 |
開花期間 | なし |
草丈・樹高 | 0.5~20m |
花色 | なし |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
栽培の難しさ | ★★☆☆☆ |