庭に小鳥を呼ぼう
朝、庭からの小鳥の声やさえずりで目が覚めるなんて素敵だと思いませんか?セキレイやヒワ、シジュウカラ、ウグイス、ヤマガラなど、山から街へとおりてくる小鳥は多くいます。せっかく庭に木を植えたのであれば、そんな小鳥たちの姿をそっと見守ってみましょう。この記事では、小鳥を呼ぶための必須アイテム「バードフィーダー」をご紹介します。
バードフィーダーとは
バードフィーダーとは「鳥の餌台」のことです。木がある場所を空から見つけると、小鳥たちはそこに虫や木の実、花の蜜などの餌がないか舞い降りてきます。もちろん、餌を見つけることもありますが、定期的にバードフィーダーに餌を置くと「いつもこの場所には餌がある」と小鳥たちも学習します。すると、毎日決まった食事の時間に餌付けされた小鳥たちが訪れてくれるようになるのです。
バードフィーダー設置の注意点
バードフィーダーは「冬限定・小鳥のレストラン」
小鳥といってもあくまで野鳥です。普段は自分たちの力で餌を獲得し、子育てし、厳しい自然の中を生き抜いています。餌の豊富な春から夏にかけて、人が餌付けをすると小鳥たちを甘やかしてしまうことにもなります。自然で生き抜く力を失わないためにも、バードフィーダーは「冬限定・小鳥のレストラン」と考え、甘やかさないだけの適切な量を冬だけ提供しましょう。
野鳥の多くは春から夏の子育ての期間、昆虫など、それぞれの種に適した動物質の餌を主食にしています。不適切な栄養成分の餌を与えられるとヒナは健康に育つことができません。自然界に食物が豊富な春~夏にかけては、餌台(バードフィーダー)を置くのは控えてください。
バードフィーダーは清潔に保とう
小鳥がたくさん訪れるようになると、必ずフンをします。これは動物が生きるうえで絶対のことのため、避けようがありません。鳥たちの群れが去った後は、ある程度フンがあると考えておきましょう。定期的にフンや食べ残した餌、飲み残した水を捨て、そのバードフィーダーが感染源とならないよう、清潔に保つ必要があります。餌付けするだけして後は知らんぷりするのはよくありません。
餌台(バードフィーダー)は、自宅にいながら、野鳥を間近に観察することができるツールですが、衛生管理を徹底して、節度をもって行わないと野鳥に感染症が広がることが起こり得ます。