レイズドベッドの作り方！庭のDIYにおすすめの商品やアイデアを紹介！

レイズドベッドとは、花壇のように木材やレンガなどで土を高くし、野菜を育てる畑のことです。庭でガーデニングの一部として、おしゃれに家庭菜園が作れると、近年注目されています。好みの枠で囲んだ中に軽石を敷き詰めて水はけをよくし、その上に培養土を入れ、野菜の苗を植えこみます。

レイズドベッドを作る最大のメリットは、土が固すぎるなどの理由で畑に向かない場所でも、地面を上げることで自由に家庭菜園を楽しめる点です。さらに高さが出ることにより、日当たりや水はけがよくなるだけでなく、腰への負担が軽減されることから、畑のユニバーサルデザインともいわれています。

レイズドベッドを作るデメリットがあるとしたら、費用の問題でしょうか。ただ土地を耕すだけの畑と違い、木材やレンガなどの枠や、中に入れる新しい培養土や軽石などの材料の費用がそれなりにかかります。特に木製のものは防腐処理をしないと、1、2年で傷んでしまうので交換が必要です。撤去する時には、それらの資材の廃棄に手間や費用がかかるのも困る点です。

レイズドベッドをガーデニングに取り入れるなら、単なる家庭菜園ではなくて、見た目もおしゃれにしたいところです。相性のよい野菜や花、ハーブ、果樹などをうまく組みあわせたポタジェは、彩り豊かで人気があります。ただし、植える前に組みあわせの良し悪しをよく調べましょう。お互いによい影響を与えあう植物をコンパニオンプランツといいます。

キュウリやマメ類はどんどん伸びて成長するので、普通の畑では地味なネットや支柱に固定しますが、おしゃれなレイズドベッド菜園を望むなら、アーチやトレリスなどのガーデニング用品を活用しましょう。もちろん、木の枝などを使った手作りのものも素敵です。

同じ場所で同じ科、同じ種類の作物を続けて作ることは、連作障害といって、害虫や病気の原因となってしまいます。連作障害を避けるには、1つの作物を毎年違う場所に植えないといけません。それを輪作といいます。家庭菜園で人気のトマトやキュウリの作付け間隔は3～5年なので、それらを毎年育てたい場合はレイズドベッドを4，5個用意して、ローテーションして植え付けます。