10月に植える・植えられる野菜6選!秋に植えるのが最適な秋植え野菜は?

10月に植える・植えられる野菜6選!秋に植えるのが最適な秋植え野菜は?

涼しい日が増える10月は、害虫被害も少なく野菜を植えるのに適した時期です。暑くないため作業がしやすく、家庭菜園のスタートにおすすめです。10月に植える野菜は、寒い時期に味わえる冬野菜が増えます。プランター栽培も可能なため、ぜひチャレンジしてみてください。

記事の目次

  1. 1.10月に植える・植えられる野菜について
  2. 2.10月に植える・植えられる野菜①ソラマメ
  3. 3.10月に植える・植えられる野菜②小カブ
  4. 4.10月に植える・植えられる野菜③ラディッシュ
  5. 5.10月に植える・植えられる野菜④春菊
  6. 6.10月に植える・植えられる野菜⑤ハクサイ
  7. 7.10月に植える・植えられる野菜⑥ニンニク
  8. 8.10月も野菜の栽培を楽しもう!

10月に植える・植えられる野菜④春菊

フリー写真素材ぱくたそ

春菊は夏を除いて長い期間栽培ができますが、おいしいのは香りが高くなる秋から冬にかけてです。9月ころから種まきが可能で、10月ごろに種をまいたものは寒さに当たり特に美味しくなります。年末ごろまで収穫可能なことから、お鍋の季節にぴったりの野菜です。

科目 キク科
連作障害 なし
発芽適温 15~20℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.0~7.0
種まきの間隔 15cm

春菊の栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
追肥
収獲

育て方のコツや注意点

出典:写真AC

種まきの方法

春菊の種子は、光発芽性種子といって発芽に光が必要です。種をまいた後に土を厚くかけすぎてしまうと、種子に光が当たらずに発芽しません。そのため種まき後は、うっすらと種子が隠れる程度の土をかけて発芽を待ちましょう。

収獲と追肥

春菊の収穫は新芽を摘み取る方法と、株ごと抜き取る方法があります。摘み取って収穫すると、その後に脇芽が伸びてきて繰り返し収穫でき、家庭菜園ではおすすめです。長期間収穫をするために10日に1回、追肥として液体肥料を施しましょう。

プランターでの簡単な育て方

出典:写真AC

春菊は小さなプランターで育てられるため、ベランダなど省スペースの場所でも栽培可能です。害虫の被害もほとんどなく、間引きと追肥以外は手間がかからず、初心者の方にもおすすめです。春菊はチョウなどの害虫が嫌がる香りがするため、ほかの野菜のプランターの隣に置くと害虫予防に繋がります。

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10月に植える・植えられる野菜⑤ハクサイ

Photo byjohennlee

ハクサイは、鍋物には欠かせない日本の冬野菜の代表です。8~9月ごろに苗作りを開始し、9~10月に植え付けて11月ごろから収穫が始まります。ハクサイは畑で長く保存ができ、必要なときに収穫できるため家庭菜園にぴったりです。品種を選べば、春先まで保存できるものもあります。

科目 アブラナ科
連作障害 あり(3~4年あける)
発芽適温 20~25℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH6.5~7.0
植え付けの間隔 40~50cm

ハクサイの栽培スケジュール
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
種まき
植え付け
防虫ネット
追肥
収獲

育て方のコツや注意点

Photo byjinhyun

種まきの時期

ハクサイの栽培は、低温に向かう時期におこなうため、気温が低くなる前に十分生育させることが大切です。しかし、早く種まきしすぎるとモザイク病などにかかりやすく、遅すぎても結球しません。必ず地域や品種にあった時期に種まきしましょう。

収獲について

家庭菜園では、野菜を一度にたくさん収穫しても食べきれないことも多いですが、ハクサイは畑で長期保存が可能です。ハクサイが成長し、結球したら麻ひもなどを使って外葉でハクサイを包むように縛ってください。こうすることで、霜が降りても耐えられるため長期保存が可能です。品種にもよりますが、1カ月程度をめどに収穫しましょう。

プランターでの簡単な育て方

Photo by osiristhe

一般的なハクサイはボリュームのある野菜で、プランターで育てる場合は大きなものが必要になります。そこで、あまり大きくならないミニハクサイやタケノコハクサイと呼ばれる品種を選ぶと、狭いスペースでも栽培可能です。また、プランター栽培の場合は苗ではなく種を植えてそのまま育てられます。種まき後に防虫ネットを張ってしまえば、害虫対策も容易です。

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10月に植える・植えられる野菜⑥ニンニク

Photo bystevepb

ニンニクはさまざまな料理に利用できる万能野菜です。普段、青果店やスーパーマーケットで見かけられるのは鱗茎と呼ばれる部分がほとんどです。しかし、家庭菜園で育てれば葉や花茎なども食べられます。9~10月に植え付けて翌春に収穫しますが、病害虫の被害はほとんどなく、手間もかからないため空いたスペースなどに植えておくと何かと重宝するでしょう。

科目 ネギ科
連作障害 なし
発芽適温 20~25℃
生育適温 15~20℃
適正土壌酸度 pH5.5~6.5
植え付けの間隔 15cm

ニンニクの栽培カレンダー
時期1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
植え付け
追肥
葉ニンニクの収穫
花茎の収穫
収獲

育て方のコツや注意点

Photo bySchwoaze

防寒対策

ニンニクはほとんど手間がかからない野菜ですが、マルチを敷いて防寒対策はしっかりと施しましょう。市販されている玉ねぎ用の穴あきマルチを利用すると、予め15cm間隔で穴が開いているため植え付けも行いやすいです。マルチには雑草を抑える効果もあり、雑草処理の手間も省けて一石二鳥です。

葉ニンニクとニンニクの芽の収穫

春先に、鱗茎ができる前の若い葉茎を利用するのが葉ニンニクで、その後花蕾ができた花茎を利用するのがニンニクの芽です。葉ニンニクは無理に収穫しなくても問題ありませんが、花蕾をそのままにすると栄養が取られてしまって鱗茎の肥大に影響がでるため早めに摘み取りましょう。3つを味わえるのは家庭菜園ならではといえますね。

プランターでの簡単な育て方

Photo bypostchiangmai0

ニンニクは狭い間隔でも植え付けられるため、プランターでの栽培に向いています。秋に植え付けてしまえば収穫するまでほとんど管理が必要ないため、空いたスペースの活用にもなります。複数のプランターで、ジャンボニンニクや紫ニンニクなどいろいろな品種を栽培するのもおすすめです。

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10月も野菜の栽培を楽しもう!

Photo bycongerdesign

10月は9月に比べると植えられる野菜がやや少ないですが、寒さに当たって美味しくなる秋冬野菜が多いです。また寒くなる11月以降は、植えられる野菜は一気に減ってしまいます。10月中になるべく多くの秋冬野菜を植えておくと、冬の間もたくさんの新鮮な野菜を収穫できます。好みにあった野菜を、ぜひ育ててみてください。

YUJI
ライター

YUJI

多肉植物や塊根植物が大好きです。最近では無農薬での野菜作りにもはまってます!

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