ダマスクローズの育て方①時期
ダマスクローズの苗木は「ロサ・ダマスケナ」や「カザンリク」という名前でも売られています。あまり数は出回りませんが、自宅でも気軽に栽培が可能です。半つる性のため、支柱やネットに誘引しながら育てていきましょう。
植え付けから開花までの時期
植え付け時期 | 4月〜6月 |
肥料の時期 | 12月〜2月 |
剪定の時期 | 12月〜1月 |
収穫の時期 | 5月〜6月 |
花が咲く時期/開花時期 | 5月〜6月 |
栽培スケジュールカレンダー
ダマスクローズの育て方②栽培環境
ダマスクローズの苗木はあまり出回りませんが、インターネットを使用すると気軽に購入できます。育て方も簡単なので、自宅で育てて素敵な香りを楽しんでみてください。
栽培方法
ダマスクローズは、地植えでも鉢植えでも育てられます。樹高が2mほどまで成長するため、地植えにする場合は、十分なスペースを確保してから植え付けましょう。鉢植えの場合は、1つの鉢に1株ずつ植え付けます。倒れてしまわないように、重みのある鉢を使用してください。
育てる場所
ダマスクローズは、適度な日当たりと風通しのよい環境で管理します。日当たりの悪い場所で育てると、葉が黄色く変色したり花つきが悪くなったりするので注意しましょう。葉が密に茂るので、風通しのよい場所で管理して、病害虫被害を予防してください。
用土
ダマスクローズは排水性の高い用土で育てます。市販されている「バラ用培養土」を使用してもかまいません。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだ用土を使用しましょう。地植えする場所が粘土質の場合は、腐葉土や堆肥をすき込んでから植え付けてください。
ダマスクローズの育て方③管理のポイント
水やり
地植えでダマスクローズを育てている場合は、降雨のみで十分なため、水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら水を与えてください。夏は用土が乾燥しやすくなるため、朝と夕方の2回に分けて水やりをするのがおすすめです。
肥料
肥料は12月〜2月にかけて、油かすや鶏糞などの有機質肥料を適量施します。肥料の与えすぎは、肥料やけを起こす原因となるので、規定の分量を守ってください。
病害虫対策
うどんこ病
うどんこ病はカビが原因で発生する病気です。葉の光合成が妨げられて、ダマスクローズの成長が妨げられます。感染した部分は薬剤を散布しても治せないため、ほかの部分への感染を防ぐためにも、早めに切り取って処分しましょう。
アブラムシ
アブラムシは年間を通して発生しやすい害虫です。集団で寄生し、ダマスクローズの成長に必要な栄養分を吸汁します。数が少ない場合は、ガムテープに貼り付けて駆除しますが、大量発生した場合は、殺虫剤を散布して駆除しましょう。
花後の管理
花後に花がらを放置すると、カビが発生しやすくなります。ダマスクローズの花は開花日数が短いので、こまめに花がら摘みを行いながら育てましょう。
植え替え
地植えでダマスクローズを育てている場合は、植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は、根詰まりを防ぐために、2年〜3年に1回はひと回り大きな鉢へ植え替えます。根についている古い用土を落としてから植え付けるのがポイントです。
剪定
ダマスクローズの剪定は、休眠期に入る12月〜1月に行います。枝が伸びすぎている部分や、葉が込み入っている部分を剪定し、樹形を整えてください。株が大きく成長しすぎている場合は、思い切って半分程度まで切り戻し剪定しても構いません。
ダマスクローズを体感しよう
ダマスクローズは上品で優しい香りを楽しめるだけでなく、美容に嬉しい効果も期待できる魅力的な植物です。ヘアオイルや化粧水など、日々のスキンケアに気軽に取り入れられます。ダマスクローズの素敵な香りや効果を、ぜひ試してみてくださいね。
- 1
- 2
出典:pinterest