シバンムシアリガタバチとは？自宅に発生する原因と効果的な駆除方法を紹介！

シバンムシアリガタバチの発生原因は「シバンムシ」にある場合がほとんどのため、まずはシバンムシを駆除しましょう。床や壁など目に見える場所にいるときは粘着シートや殺虫剤で簡単に駆除できます。シバンムシは紫外線に引き寄せられる性質をもっているため、紫外線ライトでおびき寄せ粘着シートで捕獲する「ライトトラップ」も効果的です。

ヒバ油は「ヒバの木」から採れた油のことで、抗菌作用、防虫・防カビ対策などに効果的です。霧吹きボトルにエタノールと水を1：4の割合で入れ、そこにヒバ油5摘ほどを目安に混ぜ合わせ、よく振り混ぜて使いましょう。虫よけスプレーとしても使えるほど、人にも動物にも優しいのが魅力です。

シバンムシアリガタバチは薬剤にとても弱く、効果的に駆除するには殺虫剤を使うのが早くておすすめです。市販のアリやムカデ、ゴキブリ用の殺虫剤を吹きかけましょう。殺虫剤をかけることでシバンムシアリガタバチが攻撃してくることがあるため、駆除時は刺されないように肌の露出のない格好をし、手袋をつけることをおすすめします。

数匹であれば捕獲や殺虫剤で駆除できますが、あまりにも大量に発生している場合は業者に依頼することをおすすめします。ひとつの部屋に多く見られるときは燻煙罪でも駆除できますが、あちこちの部屋や物置、廊下などに発生してしまうと、個人で完全に駆除するのは困難です。業者に依頼することで発生場所や原因がわかることが多いため、再発予防にもつながります。

シバンムシアリガタバチの発生を予防するには、シバンムシの発生を抑えるのが効果的です。シバンムシが好む「乾燥食品」の管理を徹底させましょう。小麦粉などの穀物類は、密閉できる容器に移し替え、可能であれば冷蔵庫で保管します。乾麺は密閉容器に移し替え、食品用の防虫剤を入れておくと効果的です。

シバンムシアリガタバチが好んで過ごす環境を壊すことで発生予防になるため、ホコリを溜めないようにこまめに掃除することも大事です。床や低い棚などは掃除がしやすいですが、照明器具や高い棚の上、家具と壁の間などは掃除しにくく後回しにしてしまいがちです。気がけて掃除するように心がけましょう。

畳は入り込みやすくシバンムシアリガタバチにとって心地よい環境となりやすいため、手入れをきちんとすることで予防につながります。普段は畳の目に沿って掃除機をかけ、月に一度は空拭きをしましょう。年に2回ほど特別な手入れとして、天日干しするのも害虫予防に効果的です。畳を持ち上げて壁に立てかけ、ホコリを叩き出してから4～5時間ほど干してください。

余計なものを置かないことも、シバンムシアリガタバチの発生予防に効果的です。物が増えるとその分ホコリが溜まりやすく、掃除が行き届かずシバンムシなどの害虫が増えてしまいがちです。インテリアとしての置物を少なくすることももちろんですが、物を出しっ放しにせずにこまめに片付けるだけでも、十分効果が期待できます。

蟻のような蜂「シバンムシアリガタバチ」が発生するころには、シバンムシも大量にわいている可能性が高く、駆除にはとても手間がかかります。1匹でも数10個～100個の卵を産み付けるため、早期発見と対策が重要です。刺されると痒みや腫れを伴う厄介な虫なので、予防方法をしっかり把握し、シバンムシアリガタバチが発生しないように気をつけましょう。