グリーンネックレスの増やし方【株分け】
株をコンパクトに育てたい方におすすめの増やし方は「株分け」です。株を分けることで一つひとつの株が小さくなりコンパクトな樹形を保てます。グリーンネックレスは葉の茂りもツルの伸びもよく1年に1回は植え替えする必要があり、その際に一緒に株分けすると作業がスムーズでおすすめです。
ボタ爺
水の与え過ぎなどで弱った株は、植え替えで復活することもあるぞ!完全に弱りきる前に株分けも兼ねて植え替えして助けてあげよう!
必要なもの
- グリーンネックレスの株
- 植木鉢
- 鉢底石と鉢底ネット
- 土
- じょうろ
- ハサミ
株分けすると元の大きさよりも小さくなるので、植木鉢は一回り小さめのものを用意しましょう。土は挿し木の時と同じく多肉植物用の培養土を使うのが簡単です。自作する場合も挿し木の際と同様に、腐葉土に水はけのよい赤玉土やパーライトなどを混ぜてください。
ボタニ子
ハサミを使って根を切り分ける際は消毒を忘れずにね!
おすすめの時期
株分けの適期は、暖かな4月~6月と暑さが過ぎた後の9月~11月頃です。植え替えの適期は4月~7月上旬頃なので、植え替えと株分けを同時にしたい場合はその間に済ませましょう。冬は成長が緩慢になることもあり、秋に株分けした場合は春まで大きな成長は見られません。
株分けのやり方
リメ缶作ってみた
— yu-tai🍓 (@kix3_24451_410) May 4, 2021
んーサビ感難しい
グリーンネックレス買ってきたのを3つに株分け
枯れませんようにっ🙏 pic.twitter.com/YvRGkxguKJ
鉢からグリーンネックレスの株を引き抜いて、土を半分ほど優しく振って落とします。根の大きさにもよりますが2~3つにわけましょう。必要以上に根を傷つけないためにも、手で分けるのが難しそうであればハサミを使ってください。植木鉢に鉢底石と鉢底ネットを敷き土を1/3ほど入れて、切り分けた株を置きます。上から土を入れて表面を整えたら完了です。
株分け後の管理
株分け後は株が弱っていることもあり、強い日差しには当てず明るい半日陰で管理しましょう。同じ理由から土が湿りすぎていると根腐れなどのトラブルを引き起こしやすくなるため、水やりは株分け後4~5日待ってからしてください。冬は成長が緩慢で水をあまり必要としなくなるので、特に秋に株分けした場合は水の与え過ぎに気をつけましょう。
失敗しない増やし方のポイントと管理方法
グリーンネックレスを挿し木や株分けした後「玉が大きく育たない」「葉数が少ない」「枯れる」などのトラブルが起こる場合がありますが、理由と対処法を知っておくと失敗を防げます。主な原因は管理方法にありますが難しい作業はなく、簡単なコツを押さえておけば安心です。
日光に当てる
グリーンネックレスは日光を好む植物であり、室内の暗い場所に置いたままだと「葉が丸くならず細長い」「茎ばかり伸びて葉がつかない」など成長が鈍くなります。玉を大きく育てたい場合も日光が大事になるので、成長期である春と秋には明るい場所で管理しましょう。ただし、暗い場所から急に明るい場所に移動させると株への負担が大きく枯れる原因になるため注意が必要です。
ボタニ子
暗い場所から明るい場所に置き換えたいのなら、日陰→半日陰→日向のように段階を踏んで移動させてね!
ボタ爺
日光は好きじゃが真夏の直射日光や強い西日は苦手なんじゃ。日に当てすぎもよくないから気を付けるんじゃぞ!
アブラムシに気を付ける
春~夏にかけてはアブラムシが付きやすく、吸汁加害が葉の成長を妨げる場合があります。特にグリーンネックレスは葉が密集しやすくアブラムシが隠れて大量発生しやすいです。枝がクネクネと曲がっており全てを見つけて取り除くのは難しいので、効率的に除去したい場合は薬剤散布で対応しましょう。
水を与え過ぎない
グリーンネックレスのような多肉植物栽培の失敗で多いのが「水の与え過ぎ」です。春~秋は土表面が乾いてから水を与え、夏は蒸れを防ぐためにも涼しい時間に済ませましょう。冬は休眠期であり水をあまり必要としないので、月に1回程度で十分です。水は与え過ぎても足りなくても「玉が大きくならない」「成長が鈍い」などトラブルの原因になるため特に注意が必要です。
グリーンネックレスに肥料は必要ですか?
グリーンネックレスは肥料を与えなくても育ちやすいですが、適度に与えることで成長を促せます。与える場合は1ヶ月に1~2回水代わりに液体肥料か、1ヶ月に1回置き肥を与えましょう。与える時期は成長期である春と秋です。ただし株が弱っているときに肥料を与えると枯れる原因にもなるため、根腐れなどを起こしていないか確認してから与えてください。
グリーンネックレスの増やし方はとっても簡単!
グリーンネックレスはぷっくり膨らんだ葉が愛らしい多肉植物です。多肉植物の中でも比較的丈夫なタイプで、管理のコツを押さえておけば失敗少なく育てられます。好みの種類のグリーンネックレスを見つけたら、ぜひ挿し木や水挿し、株分けなどで増やして育ててみてくださいね。
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出典:写真AC