ディッキアの育て方!植え替えの用土の作り方など栽培のコツをご紹介!

ディッキアの育て方!植え替えの用土の作り方など栽培のコツをご紹介!

暑い夏を物ともせずに佇むディッキアの姿には、思わず見惚れてしまう方も多いはずです。ディッキアはがっしりとした強い見た目と鮮やかな葉色が特徴の人気の多肉植物です。今回はその育て方や株分けの方法、そして詳しい植え替えの用土の作り方までしっかりとご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ディッキアとはどんな植物?
  2. 2.ディッキアの育て方
  3. 3.ディッキアの植え替え
  4. 4.ディッキア栽培のトラブル
  5. 5.まとめ

ディッキアとはどんな植物?

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夏の日差しに負けない存在感がある多肉植物「ディッキア」をご存知ですか?近年ディッキアは、園芸愛好家の中でも人気の注目株です。その人気の理由はどこにあるのでしょうか。まずはそんなディッキアの魅力をはじめ、おすすめの品種までご紹介します。

基本情報

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科名 パイナップル科/ブロメリア科
原産地 南アメリカの熱帯〜亜熱帯
耐寒性 普通
耐暑性 普通
乾燥 強い

特徴

葉の縁にある大きなとげ

ディッキアとは熱帯〜亜熱帯の草原に生えている多肉植物です。葉はロゼット状に広がり、硬く分厚い葉をしています。そしてその葉の縁を存在感のある大きなとげが囲んでおり、このとげとげしい魅力ある見た目はディッキアの人気に大きく起因しています。また夏の時期には、黄色やオレンジ色の花が咲きます。

希少価値のある多肉植物

ディッキアは原種が約159種、交配品種は210品種の登録がある多肉植物です。近年では日本でも見られるようになりましたが、元々流通量が少なく希少な品種でした。現在も希少価値のあるディッキアですが、育て方はそれほど難しくないため、園芸店で見かけた際にはぜひ検討してみてくださいね。

種類

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ディッキアと言っても、株の大きさから葉色が異なるものまで種類はさまざまです。今回はその中でもおすすめのディッキアを3つご紹介します。

ディッキア・マルニエルラポストレイ

ディッキア・マルニエルラポストレイは、ディッキアと言えばまずこれが頭に浮かぶという程人気の品種です。他の品種に比べて葉が強く外に湾曲しており、葉に銀色の産毛が生えているのも特徴です。日本では希少なディッキアですが、この品種は比較的入手しやすいので、ぜひ探してみてくださいね。

ディッキア・カリフォルニア

アメリカの育種家である故ビル・ベイカー氏の交配種です。彼はディッキアの交配種を生み出したことで、ディッキアの人気に火をつけた人物です。そんな彼の作出のひとつであるディッキア・カリフォルニアは真っ赤な葉色と白いとげが特徴です。日光をよく当てるとより一層赤みが増して美しくなるおすすめの品種です。

ディッキア・ブレビフォリア

ディッキア・ブレビフォリアはブラジル原産の原種です。縞剣山(しまけんざん)という和名を持つ品種で、緑色の葉の裏には白い筋があるのが特徴です。大きいものでは50cm程に育つ迫力のあるおすすめの品種です。

ディッキアの育て方

ディッキアは希少価値のある多肉植物ですが、人気な理由の1つに育て方がそれほど難しくないという点も挙げられます。しかしもちろん水やりや肥料など育て方を間違えると、枯れてしまう恐れもあります。そこでディッキアの育て方から株分けの仕方までしっかりとご紹介していきます。

置き場所

春〜秋

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春〜秋の時期にかけては、風通しがよく日当たりのよい屋外に置きましょう。しかし夏の直射日光は強すぎて葉焼けしてしまう可能性があるため、夏場のみ直射日光を避けるようにしてください。またディッキアは草の付け根に水が溜まると腐りやすいため、特に夏の梅雨の時期は、雨の当たらない場所に移動させてください。

冬は温度調節の可能な日当たりのよい室内の窓際がおすすめです。なお冬が過ぎ室内から屋内に出すときは、少しずつ日光に当てる時間を長くして7〜10日ほどで完全に屋外へ移すようにしてください。

用土

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熱帯〜亜熱帯の草原に生えているディッキアは、その中でも湿度の低い乾燥した地域に生息しています。そのため乾燥に強く、水はけのよい土を好みます。そのため赤玉土に腐葉土などを混ぜた水はけのよい土を用意するのがおすすめです。

水やり

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春〜秋の時期にかけては、鉢の土が乾いたら底から水が溢れ出てくるまでたっぷり水やりをしてください。しかし付け根に水が溜まっているときは、鉢を逆さまにして水を捨てましょう。また冬は月1〜2回葉水を与える程度に乾かし気味で管理してください。

肥料

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多肉植物は肥料を少なめに与える方がよく、ディッキアに関しては春〜夏の時期のみ肥料を与えましょう。1度与えると長期間ゆったり効き目のある固形肥料なら2ヶ月に1回、効き目が早く現れる液体肥料なら1週間に1回与えてください。秋〜冬の時期になるとディッキアは休眠期に入るため、肥料は与えないでください。

剪定

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植物は時間とともに下葉から自然に枯れていくため、剪定が必要です。もしも枯れた下葉を剪定せずにいると、見栄えもよくない上に他の葉までしおれてしまう可能性があります。そのため枯れた下葉を見つけたら、そっと手で引き抜いてあげましょう。つまんで引き抜けないときは、ハサミで根元から切ってあげてください。

病害虫

Photo by bygdb - Gianni Del Bufalo (CC BY)

春〜秋の時期になると、カイガラムシが発生する可能性があります。症状としては葉の養分を吸収され、葉が萎縮して変形してしまいます。そのため見つけたらすぐに爪楊枝などで葉を傷つけないよう取り除きましょう。なお基本的にカイガラムシは風通しがよくないと発生しやすいので、日頃から風通しのよい環境で育てましょう。

殖やし方

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ディッキアは多肉植物の中でも希少なため、せっかくなら手に入れた株から殖やしてみてはいかがでしょうか。ディッキアは株分けと種まきの2通りの殖やし方が可能です。

株分け

親株から子株が生えてきたら株分けの時期です。まずは鉢から抜いて、ある程度古い土を落としましょう。続いて枯れた下葉も剪定してください。次にナイフで子株の付け根の部分を親株から切り離してください。最後にそれぞれの株を新たな鉢へ移せば、株分けの完了です。株分け後は、たっぷりと水を与えて日当たりのよい場所で管理してあげましょう。

種まき

ディッキアは株分け以外にも種まきで殖やすことが可能です。種子を水苔などの上に置いて常に濡れた状態にしておき、1〜2週間程度しっかりと水やりをすると発芽します。株分けでは味わえない発芽の瞬間を見届けてみてもよいのではないでしょうか。

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