3月に咲く・咲いている代表的な花10選！各種の特徴や花言葉を解説！

ブドウに似た花姿が印象的なムスカリは、丈夫さで有名な球根植物です。耐寒性が強く自然分球で増えるため、一度植えれば放っておいても数年は開花時期に咲きます。小さい花が集まって咲くシンプルな形状なことから、群生させたほうが見応えがある景色が叶うでしょう。同じ時期に咲くチューリップと相性がよく、チューリップの名所では一緒に植栽されていることが多いです。

ムスカリの代表的な花言葉は「通じ合う心」「明るい未来」「失望」「失意」です。ポジティブな意味の花言葉と、ネガティブな意味の花言葉の両方があります。色別の花言葉はありません。

「日本の春を代表する花といえば？」という問いに、名前が多くあがるのが桜です。古くから日本人に愛され続け、毎年3月下旬から始まるお花見には多くの人たちが集まります。15種類ある野生種に加えて園芸品種が300を越えるなど、非常に種類・品種が豊富です。そのため花形や開花時期、樹高なども品種によってかなり違います。春だけでなく秋にも咲く品種や薄黄色の花を咲かせる品種があるほどです。

桜の代表的な花言葉は「精神の美」「優美な女性」です。種類・品種が多い桜には、種類別の花言葉が多くつけられています。ソメイヨシノが「純潔」「優れた美人」、枝垂れ桜が「優美」「ごまかし」、八重桜が「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」、山桜が「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」、冬桜が「冷静」、寒桜が「気まぐれ」です。

花束や鉢植えにせず、庭で楽しむために栽培するのもおすすめです。冬から春へと移り変わる季節ならではの美を庭で表現できれば素敵ですね。大きい花、小さい花、さまざまな種類の植物たちをセンスよくそろえて、きれいに咲かせてみましょう。

春の鉢花やリースで人気のミモザですが、実はこの名前は正式名称ではありません。日本でミモザと呼んでいるのは、ギンヨウアカシアやフサアカシアなどのアカシア属の花木です。ミモザとは、本来はオジギソウの学名でした。ところが花や葉の形状がオジギソウに似ていることからイギリスで誤用され、そのまま日本に持ち込まれます。その結果、ギンヨウアカシアやフサアカシアの総称として定着したという経緯があります。

ミモザの代表的な花言葉は「秘密の恋」「友情」「感謝」です。黄色い花が一般的なミモザですが、色別の花言葉もあります。黄色いミモザが「秘密の恋」、オレンジ色が「エレガント」です。ちなみにイタリアでは毎年3月8日に男性が母親や妻、女性の同僚に、日頃の感謝と共にミモザの花を贈る習慣があります。