3月に咲く・咲いている代表的な花10選！各種の特徴や花言葉を解説！

甘い芳香が特徴のフリージアは、切り花としても人気が高い球根花です。一重咲き品種が一般的ですが、八重咲きの品種もあります。品種によって香りが異なる傾向があり、白い花や黄色い花はキンモクセイに近い香り、赤い花や紫色の花はフルーティーな甘酸っぱい香りです。耐寒性がやや低いため、寒冷地で育てる場合は鉢植えにしたほうがよいでしょう。

フリージアの代表的な花言葉は「あどけなさ」「期待」「純潔」「親愛の情」です。色別の花言葉もあります。黄色いフリージアが『無邪気」、白いフリージアが「あどけなさ」、赤いフリージアが「純潔」、紫のフリージアが「憧れ」です。

しなやかな長い枝に、白い小さい花をたわわに咲かせる姿が美しいユキヤナギは、庭木や切り花として人気の植物です。名前の由来は満開時の姿が、柳の枝に雪が降り積もったように見えることです。成長が早いため地植えでの栽培が向いています。白い花が一般的ですが、淡いピンク色の花を咲かせる品種もあります。

ユキヤナギの代表的な花言葉は、「愛嬌」「愛らしさ」「賢明」「殊勝」「静かな思い」です。愛らしい意味の花言葉が多いのは、小さい花が枝を覆いつくすほど咲く花姿に由来しています。「静かな思い」は、花をたくさんつけても騒がしい印象がないところからつけられました。

ラナンキュラスは、薄い花びらが重なり合った大きい花が魅力的な球根花です。豊富な花色と水もちがよく切り花に最適なことから、贈り物の花束や春の結婚式のブーケなどによく利用されています。豪華な花が咲く様子は見ごたえがあり、切り花だけでなく鉢花としても人気です。

ラナンキュラスの代表的な花言葉は「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」です。花色が豊富なこともり、色別の花言葉がたくさんあります。赤が「あなたは魅力に満ちている」、白が「純潔」、ピンクが「飾らない美しさ」、黄色が「優しい心遣い」、オレンジが「秘密主義」、紫が「幸福」です。

沈丁花は春の代表的な樹木のひとつです。非常に香りがよいことで有名で、夏の梔子（クチナシ）、秋の金木犀（キンモクセイ）で「三大香木」と称されています。意外に花持ちがよく、10日～20日も咲き続けるのが特徴です。常緑樹で、春以外の季節でも庭木や観葉植物として楽しめますよ。

沈丁花の花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「永遠」です。壮大な意味の花言葉が多いのは、沈丁花が一年中美しい緑色の葉を茂らせる常緑樹であることに由来しています。

冬から春へと移り変わる3月は、あらゆる植物が芽吹き始める時期でもあります。来る4月への不安を感じてしまうときは、3月に咲いている花を観賞すると元気がもらえるかもしれません。一足先に咲いている3月の花たちと共に、これからやってくる春の季節を歓迎しましょう。