アエオニウムとは?種類・特徴や育て方をご紹介!枯らさないコツは?

アエオニウムとは?種類・特徴や育て方をご紹介!枯らさないコツは?

アエオニウムは多肉植物のうちの1種類で、その中でもサンバーストや黒法師などが有名です。緑やピンクなど色鮮やかな葉や木のような茎が特徴のちょっと変わった多肉植物。今回はそんなアエオニウムの種類や特徴、枯らさない育て方のコツなどをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アエオニウムの特徴
  2. 2.アエオニウムの種類
  3. 3.アエオニウムの育て方
  4. 4.アエオニウムが枯れる原因
  5. 5.アエオニウムの病気
  6. 6.まとめ

アエオニウムの育て方②:日当たり

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アエオニウムはその特徴である葉の美しさを引き出すためにしっかりと日に当てる必要があります。しかし、耐寒性・耐暑性ともに弱いので管理場所にも注意が必要です。紅葉の時期に色づきが悪いと日照不足が考えられますので、室内でも窓ぎわに置くなどして日に当てましょう。

アエオニウムの育て方③:耐寒性・耐暑性

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アエオニウムは耐寒性・耐暑性ともに弱い品種が多く、特に冬や夏の管理がとても重要です。それぞれの時期に合わせた環境に整えてあげると元気に枯れることなく育てることができます。穏やかな環境で育ってきたので、人間か快適と感じる温度で管理するといいでしょう。

育成期・冬

耐寒性が弱いため冬の寒さは苦手です。気温が5℃を下回る時期は室内に取り込んだり、保温したりして冬越しすると枯れる確率が下がります。室内で育てる際でも、日中は日の当たる窓辺でしっかり光に当てることで葉の色が鮮やかになるコツです。

休眠期・夏

耐暑性も弱いため、真夏の暑さにも弱いアエオニウム。さらに多湿も嫌っており、梅雨時期の6月から気温が高くなる時期の7月、8月、9月は特に注意が必要です。雨の当たらない風通しのよい日陰で暑くなりすぎない環境を作ってあげましょう。

アエオニウムの育て方④:増やし方

出典:写真AC

アエオニウムは簡単に自分で増やすことができます。日ごろのお手入れで剪定した先端をそのまま挿し木に使用できとてもお手軽です。また、剪定して残った元株のほうにも新しく新芽が出てくるのでそのまま育てられます。剪定すると脇から新芽が出て形が変わるのも楽しみのひとつ。今回は挿し木のやり方を詳しくご紹介していきます。

挿し木に適した時期

挿し木には適した時期があります。アエオニウムは夏に休眠期に入る種類が多いので、休眠から覚めた10月から11月と休眠に入る前の3月から5月が最適な時期です。この時期に剪定から乾燥、植え付けまで行うと発根も早く挿し木の成功率があがります。

挿し木のやり方①:剪定

挿し木にしたい茎を葉っぱの下数cmを残して剪定します。はさみもしくはナイフを使用し、刃の部分は消毒したものか清潔なものを使用しましょう。切り口は雑菌が入り込んで病気になりやすいのでしっかりと乾かすようにします。この時に空き瓶の口に挿しこんだり網に挿したりして乾かすと、真っ直ぐな状態を植える時期まで保てるのでおすすめです。

ボタニ子

ボタニ子

横に寝かせたまま切り口を乾かすと、葉が太陽のほうへ向いてしまい植える時に植えづらくなってしまうんだって!ひとくふうで真っ直ぐなまま乾かそう!

挿し木のやり方②:発根から植え付け

剪定した切り口を乾燥させて2~3週間ほどすると茎の部分から根が出てきます。発根するまでは水を与えなくて大丈夫です。かえって水を与えてしまうと切り口から雑菌が入ってしまい病気になる可能性があるので注意。発根が確認できたら新しい鉢に植え付けをしていきます。根の部分がしっかりと土に埋まるようにして植え付けるようにしましょう。

アエオニウムが枯れる原因

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大切に育てていたのに気づいたら枯れてしまったというようなことがあるとショックですよね。多肉植物は初心者向けとはいえ品種によって育成難易度はバラバラ。育てる品種に合った環境を整えてあげることが大切です。ここではアエオニウムが枯れてしまう原因とその解消方法をお伝えします。

水のあげすぎ

Photo bymarkusspiske

アエオニウムの枯れる原因のほとんどは水のあげすぎで腐ってしまうことです。乾燥した環境を好み、多湿を嫌っていますので水のあげすぎは厳禁。控えめの水やりを心がけ、水やりの後に受け皿に溜まった水はすぐに捨てましょう。

根腐れ

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根腐れも水のあげすぎによって起こるトラブルのひとつです。根腐れとは根が酸素を吸い込むことができずに酸欠になってしまった状態のことを言います。水のあげすぎの他にも、植え替えをせずに植物に対して鉢が小さくなったままにしておくと、根が絡まってしまい根腐れしてしまいます。

枯らせないためには?

Photo byDomAlberts

アエオニウムが枯れてしまう原因であげた水のあげすぎや根腐れの防ぎ方とはいったいどうすればいいのでしょうか?植物にとって水はなくてはならないものです。その品種に合わせて適量を適切なタイミングで与えることができるとさらに元気で大きく成長してくれるでしょう。

水のあげすぎ解消方法

アエオニウムは乾燥を好む品種のため、普通の観葉植物と同じように水やりをしてしまうと水のあげすぎになってしまいます。育成期は土がしっかり乾いたかを確認するために割りばしや木のマドラーを鉢に刺しておいて確認すると水やりのタイミングが分かりやすいです。休眠期は断水をして、葉っぱがしわしわになったら水やりをする方法がいいでしょう。

根腐れ解消法

根腐れは水のあげすぎによっても起こるので、上記の水のあげすぎ解消法を行っていくと同時に解消されていきます。また鉢の中が根でいっぱいになる前に一回り大きな鉢へ植え替えするのもおすすめです。その際は、数日前から水やりをせず土を乾燥させておくといいでしょう。鉢から取り出した時に根が黒っぽい場合は剪定してきれいな根を残して植え替えると根腐れが解消します。

アエオニウムの病気

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大切に育てたアエオニウムが病気になって枯れてしまったら悲しいですよね。ここではアエオニウムがかかりやすい病気をお伝えします。しっかり対処することで元気な元の姿に戻るのでよく観察し、早めに対応してあげましょう。

うどんこ病

出典:写真AC

若い葉や茎にうっすら白い粉のようなカビが生える病気です。うどんこ病にかかってしまうと白いカビが邪魔をし、葉で光合成ができなくなったり栄養を吸収されてしまうので育成不良になってしまったりします。もしかかってしまった場合は殺虫殺菌スプレーを散布するのが効果的です。

立枯病

立枯病とは土壌感染する病気です。まずは根から影響を受け育成不良になり、次第に下葉から全体的に枯れてしまいます。この病気を防ぐには連作を避けるか、植え付ける前に土の消毒をする、または清潔な土を使うことで防げます。土壌の中で病原菌が繁殖するので、育てている際に発生してしまったら株を抜き処分するのがいいでしょう。

まとめ

アエオニウムの特徴や種類、育て方などをご紹介してきました。枯れたり病気になったりとアクシデントもあると思いますが、しっかりと対処してあげれば大きく育てることができるので安心してください。季節によってさまざまな一面を見せてくれるサンバーストや夕映え、特徴的な黒い葉の黒法師。たくさんの魅力があるアエオニウムと季節を感じてみてはいかがでしょうか?

aya
ライター

aya

一戸建てに引っ越してからガーデニングが趣味で主に多肉植物を育てています。

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