ホシクジャク(星孔雀)とはどんな植物?
基本情報
科名 | サボテン科 |
属名 | ハティオラ属 |
学名 | リプサリドプシス |
別名 | イースターカクタス |
原産地 | ブラジル |
形態 | 多年草 |
花期 | 3月〜5月 |
ホシクジャクとは多肉植物の仲間
ホシクジャクは、サボテン科ハティオラ属の常緑多肉性植物です。原産地はブラジル。サボテンの仲間ですが砂地ではなく、森林の樹木や岩肌に張り付いて生育するのが特徴です。
観葉植物として育てるには
ホシクジャクは高温多湿、寒さが苦手な植物です。育て方のポイントは、半日陰の軒下で、やや乾燥気味に水やりすることです。冬から花後までは屋内に移動させ、日照時間と温度を管理します。どちらかといえば中級者向けの植物ですが、完全室内栽培だと初心者でも比較的かんたんに育てることができます。
ホシクジャクの特徴
ホシクジャクの開花時期
ホシクジャクの開花時期は、3月下旬~5月上旬。イースター(復活祭)の頃に咲くため、別名「イースターカクタス」とも呼ばれます。
花の特徴
「ホシクジャク」は和名の通り、花の形は細身で星に似た形をしています。また孔雀の羽のような豪華な花付きで、垂れ下がるように咲くのも特徴の一つです。花の大きさは通常3〜4cm程度ですが、10cmを超える大輪種もあります。花色は赤、オレンジ、桃、白、などさまざま。一重咲きや、雄しべが花弁に変化した八重咲きのホシクジャクもあります。
葉の特徴
ホシクジャクの「葉」は芽が出た後すぐに退化するため、花の咲くころには見られません。これは多肉植物の特徴の一つです。
茎の特徴
ホシクジャクの草丈は15cm〜30cm。肉厚で扁平な緑部分は「茎」です。サボテンの一種ですが茎にトゲは無く、その先から1〜3個花が咲きます。
ホシクジャクの花言葉
ホシクジャクの花言葉は、
- 復活の悦び
- 恋の年頃
- 熱情
ホシクジャクに似た植物
シャコバサボテンとの違い
シャコバサボテンとホシクジャクの大きな違いは、花が咲く時期です。ホシクジャクが3月〜5月頃開花するのに対し、シャコバサボテンは11月〜3月頃に開花します。そのためシャコバサボテンは別名「クリスマスカクタス」と呼ばれます。分類的にも全く違う両者ですが、迷った時は花の咲く時期を参考にしましょう。
まとめ
イースターカクタスの名前の由来であるイースター。近年の日本でも各地でイベントが行われており、少しずつ賑わいを見せています。イースターが日本に根付く頃には、ホシクジャク(イースターカクタス)ももっと身近な植物になっていることでしょう。