プロテアとは
プロテアは独特な形が魅力的な花です。他の花にはないユニークな華やかさがあります。実はこの花の形状は頭状花序(とうじょうかじょ)といって、多数の花の集合体で構成されています。また、プロテアの葉はかたく、しっかりとした厚みがあります。
基本情報
科 | ヤマモガシ科 |
属 | プロテア属 |
学名 | protea |
原産地 | 南アフリカ |
開花時期 | 5〜10月 |
エキゾチックで華やかな外見の品種が多いプロテアですが、最も有名なのはプロテアキナロイデスともよばれるキングプロテアです。キングプロテアはその名の通り、存在感のある優美な大きな花を咲かせます。また、キングプロテアは南アフリカ共和国の国花にも指定されています。花言葉である「自由自在」「華やかな期待」そして「王者の風格」にふさわしい姿です。
プロテアを育てるならば場所に注意
プロテアを育てるならば日当たりがよく、風通しのよい場所を選びましょう。寒さにも暑さにも強い花ですが、霜や寒風に当たると葉や芽が傷む原因になります。また、寒さに強いとはいえ、−2℃を下回ると枯れることもあるので、冬の置き場所には注意が必要です。寒い地域では庭植えでの冬越しは難しいでしょう。鉢植えならば場所を移動して対応することが可能です。
名前の由来
プロテアという名前は、ギリシャ神話に登場する変幻自在な海神「プロテウス」が由来です。これは変種が多く、多様性があるプロテアに対して、プロテウスが自身の姿を自由に変えられることからきています。
ネイティブフラワー
オーストラリアや南アフリカなど南半球を原産地とする花のことをネイティブフラワー、またはワイルドフラワーと呼びます。プロテアもネイティブフラワーの一種で、その他にも同じヤマモガシ科のバンクシアやリューカデンドロンなどがあります。インパクトがある外見で、葉や花が厚くしっかりとしたものが多いです。その特徴ある姿をいかして切り花やドライフラワーなど、装飾の分野でも親しまれています。
ボタニ子
次のページでは、プロテアの育て方を紹介します。