オリーブの葉が落ちる原因とは?春・夏・秋・冬と時期別に解説!

オリーブの葉が落ちる原因とは?春・夏・秋・冬と時期別に解説!

さわやかでおしゃれな印象のオリーブは、観葉植物や室内インテリアとして人気があります。1年を通して葉が落ちる様子が見られることがありますが、原因を知っておけば枯れる前に対処ができて安心です。今回はオリーブの葉が落ちる原因について季節ごとに説明していきます。

記事の目次

  1. 1.オリーブの葉が落ちるのには理由がある!
  2. 2.オリーブの葉が落ちる原因【春】
  3. 3.オリーブの葉が落ちる原因【夏】
  4. 4.オリーブの葉が落ちる原因【秋】
  5. 5.オリーブの葉が落ちる原因【冬】
  6. 6.オリーブの葉が落ちる原因を知って上手に育てよう!

オリーブの葉が落ちるのには理由がある!

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オリーブはグリーンの葉が美しく、花や実を楽しめることから観葉植物としても人気です。常緑樹であるため通年美しい葉を楽しめますが、さまざまな理由で落葉することがあります。しかし茶色く変色したりパラパラと葉が落ちたりと枯れそうに見えても実は株は元気で問題ないことも多いです。早まって廃棄してしまわないためにも落葉する原因を知っておきましょう。

ボタニ子

ボタニ子

さっそくオリーブの葉が落ちる原因を季節ごとに見ていこう!

オリーブの葉が落ちる原因【春】

①葉の生え変わり

5月~6月の落葉は葉が生え変わる際に起こる自然な現象の可能性が高いです。成長期である春は新芽が次々と伸び始め、効率よく新芽を成長させるために古い葉を落として栄養素を新芽に集中させます。この時期の落葉は枝先の葉や新芽が元気な状態で、古い葉のみが黄色や茶色く変色しパラパラと落下するのが特徴です。枯れそうに見えても新芽が成長していれば特に問題ありません。

②害虫

暖かな気候の春は害虫にとっても心地よい季節であり、活発に食害や吸汁加害をして落葉の原因を作ることがあります。オリーブアナアキゾウムシ、ハマキムシなどさまざまな虫が被害をもたらすため気を付けましょう。落葉のほかに見られる症状としては、葉や幹に穴が開く、葉どうしがくっつくなどが挙げられます。被害が拡大すると復活が難しくなるので見つけ次第すぐに捕殺してください。

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③植え付けの失敗

植え付けの失敗も落葉の原因になるため気を付けましょう。注意すべきポイントは植え付け時期と土の種類です。オリーブの植え付けは暖かくなる4月~5月が適期で、寒い時期や暑い時期は株が弱って落葉の原因になるので避けたほうが無難です。土は水はけと水持ちのよいものを使い、pHが6.5~7.0になるように苦土石灰などで調整してください。苦土石灰は1㎡に100gが目安です。

ボタ爺

ボタ爺

土を自分で配合するなら赤玉土6:腐葉土4にパーライトや砂などを2割程度がいいぞ。苦土石灰を混ぜれば準備万端じゃ。

ボタニ子

ボタニ子

市販のオリーブ用の土か果樹、野菜用の培養土を使うのが簡単で失敗しにくいよ!

④梢枯病(しょうこびょう)

新芽が出る春~初夏にかけての落葉は、オリーブに発生しやすい病気である梢枯病が原因の可能性があります。梢枯病とはカビ菌が原因で枝先や葉が枯れる病気で、葉が一気に茶色く変色しパラパラと葉を落とすのが特徴です。症状が進むと復活が難しくなるため、見つけたらすぐに発病部から2~3cm下の位置で剪定し切り口に殺菌剤を塗って対応しましょう。

ボタニ子

ボタニ子

剪定した枝や葉にはカビ菌があるから、すぐにビニールなどに入れて密封して処分してね!ハサミの消毒も忘れずにね!

⑤根詰まり

根詰まりを起こすと根から栄養をうまく吸収できなくなり落葉することがあります。落葉のほかには成長期であるのに成長が緩慢、水の吸収が悪いなどの症状が見られることが多いです。オリーブは生育が旺盛であり、1~2年に1回を目安に植え替えが必要です。適期は4月~5月で、株を取り出したら根を傷つけないように優しく土を払って一回り大きめの植木鉢に植え替えましょう。

ボタ爺

ボタ爺

植え替え後1週間はデリケートな状態だから肥料は与えず直射日光は避けるんじゃ!たっぷり水やりするのも忘れずに!

ボタニ子

ボタニ子

根詰まりを起こさないためにも、コンパクトに育てたくても植え替えはきちんとしてね!

オリーブの葉が落ちる原因【夏】

①水不足

オリーブが葉をパラパラと落とす原因の中でも多いのが水不足です。乾燥に強いオリーブですが水やりが足りないと株内に栄養や水分を蓄えようとして葉を落とし始め、最悪の場合葉が全て落ちることもあり気を付けましょう。特に夏は成長期で水が必要なだけでなく、高温で水が蒸発しやすく水切れを起こしやすいです。土表面が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりしてください。

ボタニ子

ボタニ子

土表面が湿っているけど葉の乾燥が気になるときは葉水しよう!葉水はホコリを落としたりハダニ予防にもなるよ!

夏と冬で水やりのやり方に違いはありますか?

夏は成長期であり水を必要とするためたっぷり水を与える必要がありますが、冬は休眠期で水をあまり必要としません。夏は土表面が乾いたらたっぷりと、冬は土が乾いて数日待ってから水やりしましょう。

②日の当たりすぎ

オリーブは日光を好む植物で日当たりのよい場所に置くのが基本ですが、日に当てすぎると葉焼けなどを起こして葉がパラパラと落ちることがあります。葉焼けが原因の場合、落葉の前に葉が白くなったり葉の一部が茶色く変色したりといった症状が見られることが多いです。一度葉焼けを起こした箇所は復活できないため剪定して取り除き、直射日光の当たらない明るい場所に移動させましょう。

ボタニ子

ボタニ子

夏は日差しが強いから室内であっても葉焼けには注意してね!強い直射日光には長時間当てないように気を付けて!

③新しい葉や実に栄養を送るため

葉がパラパラ落ちると枯れそうに見えて心配になりますが、新芽や実ができるころに起こる落葉であれば問題ありません。新しい葉や実ができると成長を促すために栄養が集中し、古い葉には栄養がいかなくなり落葉します。自然な現象であり、株が元気で新芽や実が成長していれば株全体が枯れることはなく放っておいて大丈夫です。

④追肥不足

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オリーブは葉や実の成長を促すために6月に追肥をするのが基本で、追肥が足りないと株全体に栄養が行きわたらず落葉の原因になるので注意が必要です。追肥には三大要素である窒素、リン酸、カリウムが含まれた化成肥料を用量をまもって施しましょう。なかでもリン酸は実付きをよくするのに大切な栄養素なので、この時期の追肥には忘れずに与えてください。

栄養剤(活力剤)を肥料代わりにしてもよいですか?

栄養剤と肥料は異なる性質を持っており、栄養剤を肥料代わりに使うのはおすすめしません。肥料には窒素、リン酸、カリウムが含まれていますが、栄養剤には含まれていないかごく少量しか含まれてません。肥料は植物の成長を促すのが、栄養剤は植物を美しくする手助けをするのが目的であり使い分けが必要です。

⑤クーラーや扇風機

Photo by haru__q

夏場に室内で管理する際に気を付けたいのがクーラーや扇風機の風です。乾燥に強い植物ですが、長時間風に当てると葉から水分が蒸発しすぎてパラパラと葉を落とすことがあるので気を付けましょう。また寒さが苦手なため冷風に当て続けると株が弱り、落葉するだけでなく最悪の場合枯れることもあり注意が必要です。室内に置く際は直接風が長時間当たらない場所を選んでください。

ボタ爺

ボタ爺

室内だけでなくベランダなどに置く場合は室外機の位置にも注意じゃ!熱い風も落葉や枯れる原因になるぞ!

ボタニ子

ボタニ子

次も引き続きオリーブの葉が落ちる原因について説明していくよ!

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オリーブの葉が落ちる原因【秋】

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