椿象(かめむし)とは?その種類や臭いの原因から駆除方法まで解説!

椿象(かめむし)とは?その種類や臭いの原因から駆除方法まで解説!

漢字で「椿象」と書いて、読み方はカメムシです。大変身近な昆虫ですが、好きになれる要素もなく、詳しく調べる気にはなれないですよね。そんな椿象の種類や臭いの原因、駆除方法、さらに個性的なカメムシから食用カメムシまで、幅広く解説します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.カメムシの特徴
  3. 3.代表的なカメムシ
  4. 4.家庭での駆除方法
  5. 5.個性的なカメムシ
  6. 6.カメムシを食べる
  7. 7.まとめ

家庭での駆除方法

フリー写真素材ぱくたそ

家の中で、できればカメムシとは遭遇したくありません。カメムシが寄って来ないようにする方法、およびカメムシの駆除方法についてご案内します。困っている方が多いので、関連製品が豊富です。また、お庭のカメムシに対して有効な農薬についても触れます。

周りの雑草を減らす

自宅周辺に繁茂する雑草は、カメムシの絶好の住処です。可能な限り抜き取ったり、刈り取ったりするよう努めましょう。発見してからの駆除と同じくらい、こうした予防が大切です。

捕まえて逃がす

出典:写真AC

部屋に入った場合の対処法です。刺激を与えずにそっと捕まえると、カメムシは臭いを発しません。おすすめの対処法はビンなど、口の空いた容器で捕獲する方法です。これなら、直接触れることもありません。容器をベランダや廊下に置いておけば、そのうち飛び去ります。

殺虫剤

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カメムシ専用のスプレー駆除剤が、複数のメーカーから発売されています。有効成分は、蚊取り線香の成分と同じ、ピレスロイド系です。注意書きに従って使用する限り、人体に害はありません。中には、殺虫効果だけではなく、予防効果まである製品もあります。

忌避剤

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カメムシを寄せ付けない忌避剤を設置するのも、対処方法の一つです。カメムシ専用から、不快害虫全般を対象としたものまで、多くの製品が販売されています。形態は、プレートをぶら下げるものから、スプレー式、据え置き式とさまざまです。

農薬

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庭にひそんでいるカメムシに対しては、家庭園芸用の農薬が販売されています。ホームセンターや園芸用品店などで購入が可能です。農薬のため、対象植物に制限があり、濃度や散布回数などの使用方法を厳守する必要があります。

個性的なカメムシ

敬遠されがちなカメムシですが、中には人間にとって好ましい性質を持つカメムシもいます。そんなカメムシがいるの?と思われるかもしれませんね。農業の役に立つものなど、4タイプのカメムシをご案内します。

害虫を食べるカメムシ

ハナカメムシやサシガメと言った、他の昆虫を針で刺して食べるカメムシです。アザミウマやアブラムシ、植物食性カメムシのような害虫を食べる益虫とされ、生物農薬として登録・販売されているカメムシもいます。

きれいなカメムシ

Photo byambadysasi

キラキラしたきれいな虫と言えばタマムシが有名ですが、キンカメムシの仲間もそれに劣りません。写真の虫はナナホシキンカメムシで、沖縄では葉の裏などでよく見られるカメムシです。残念ながら、カメムシ特有の臭いは出します。

イケメンなカメムシ

ウシのような大きなツノを持つカメムシもいます。カブトムシやクワガタムシにも負けないくらい、格好がいいですね。画像のウシカメムシは、日本中に分布しています。頑丈なツノは、他の虫を攻撃するものではなく、鳥などから身を守るための装備です。

おもしろいカメムシ

ジンメンカメムシという、その名の通り人の顔そっくりのカメムシがいます。穏やかな顔や結った髪から、お相撲さんのように見えますね。生息地は、マレー半島やスマトラ島などの東南アジアです。インパクトのある外見から、博物館などでも標本がよく展示されています。

カメムシを食べる

出典:写真AC

人口増加による食糧不足問題への解決策として、昆虫食が注目されています。日本では珍味の一つとなっていますが、世界では現役のタンパク源です。身近な昆虫であるカメムシも、多くの地域で食べられています。処理をすることで、臭いもなくなるようです。

東南アジア

toraemonさんによる写真ACからの写真 

大陸部を中心に、カメムシを含む多くの昆虫が食用されています。カメムシの仲間のタガメが特に人気です。調理法は素揚げが多く、塩などをかけてそのまま食べます。臭いは揚げるとなくなるようです。また、ラオスでは香草と一緒にすり潰して調味料にしています。

メキシコ

Photo byOpenClipart-Vectors

メキシコも、昆虫食が盛んな国の一つです。中でも、Jumiles(フミレス)と称されるカメムシが好んで食べられます。大きさはアオカメムシ程で、11月から2月が収穫シーズンです。油で揚げて、タコスの具にしたり、サルサソースに混ぜたりして食べます。

アフリカ

acworksさんによる写真ACからの写真 

アフリカにおいても、カメムシを食用します。特に乾燥地域では、重要なタンパク質源です。茹でて臭い成分を出した後に油で炒め、そのまま食べたり、ご飯の上に乗せたりして食べます。

まとめ

出典:写真AC

いかがでしたか?椿象(かめむし)は害虫である反面、益虫や食料となり得る面もありました。ただ、日常生活ではできる限り会いたくないですし、あの臭いも嗅ぎたくないですよね。そのためには、しっかりと忌避や駆除をしましょう。

Wataboh
ライター

Wataboh

農学部出身で、農業・園芸を広く愛しています! 盆栽の中ではサツキが特に好きです。

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