ビオラの花言葉！白・青・紫・赤・黄色・ピンクなど色別にご紹介！

ビオラはスミレ科スミレ属の一年草です。「ヴィオラ」と表記されることもあります。寒い季節にも色鮮やかな花を咲かせることで、大変重宝されています。花色が豊富で開花時期が長く、草丈も低いので寄せ植えにも利用できるため、ガーデニング初心者にも安心しておすすめできる、優秀なガーデニングプランツです。

パンジーは、ビオラや花姿と開花時期がよく似ているため、園芸の世界でもセットで紹介されることが多い植物です。以前は「花径4cm以上がパンジー、それ以下の小さい花がビオラ」という見分け方が一般的でした。ところが最近は品種改良や人工交配によって、大きい花を咲かせるビオラなどが登場し、明確な区別がつかなくなっています。

ここからはビオラの花言葉を紹介します。品種も花色も豊富なビオラには、全般の花言葉、色別の花言葉という風に、たくさんの花言葉がつけられています。それらを見ていきましょう。

ビオラ全般の花言葉は「忠実」「誠実」「信頼」「物思い」「少女の恋」「私のことを想ってください」です。「少女の恋」「私のことを想ってください」という、どこか切ない花言葉は、下向きに咲くビオラの花を、想いを告げられずにうつむく少女の姿にたとえています。

赤いビオラの花言葉は「物思い」「思い出」「思想」です。情熱的なイメージが強い赤色の花は、恋愛や一途な思いを表す花言葉をつけられる傾向があります。「物思い」「思い出」「思想」は、いずれも人の心を占めるほど強い思いや感情です。赤色の花につけられる花言葉にふさわしいでしょう。

白いビオラの花言葉は「純真」「あどけない恋」「律儀」「慎み」です。純粋さや潔癖さを意味する花言葉が多いのは、白色が持つ清廉さや純粋なイメージに由来しているのでしょう。

ピンクのビオラの花言葉は「私を想って」「少女の恋」「信頼」です。愛らしい乙女を連想させる、可憐なイメージが強いピンク色の花は、かわいらしく、どこか切ない意味を持つ花言葉がつけられることが多いですね。「私を想って」「少女の恋」という切ない意味の花言葉も、ピンク色が持つ乙女のイメージからつけられたのでしょう。

黄色いビオラの花言葉は「小さな幸福」「慎ましい幸せ」「田園の喜び」です。黄色いビオラは明るく華やかですが派手さはなく、むしろ素朴で可憐な雰囲気があります。心安らぐ優しい意味の花言葉が多いのも頷けますね。

オレンジのビオラの花言葉は「天真爛漫」「純粋」です。赤や黄色とはまた違う明るさと華やかさを持つオレンジ色の花は、邪気のない明るさを意味する花言葉がよくつけられます。「天真爛漫」や「純粋」は、まさにオレンジ色の花らしい言葉と言えるでしょう。

青いビオラの花言葉は「誠実な愛」「純愛」です。きれいな青は晴れた日の美しく澄んだ青空を連想させ、心に安らぎをくれます。実際に青色には鎮静効果があると言われています。そのため、青い花は内面や精神性に関わる花言葉がつけられることが多いです。青いビオラの花言葉も、心から想う人への贈り物にピッタリですね。

紫のビオラの花言葉の由来は、「思慮深さ」「誠実」「揺るがない魂」です。非常に強い意志を思わせる意味の花言葉は、とあるギリシャ神話が由来とされています。詳しくは下記をごらんください。

イオという紫色の瞳を持つ美少女がいました。その美しさから大神ゼウスに見初められ、相思相愛の関係を結びます。しかし嫉妬深い正妻ヘラに知られるのを恐れたゼウスは、イオを牛の姿に変えました。それでも2人の愛に変わりはなかったのですが、ある日ついにヘラに知られ、イオは星に変えられてしまいます。悲しんだゼウスは、それまで花のなかった草にイオの瞳の色と同じ紫色の花を咲かせました。この花がスミレ（ビオラ）です。

ビオラは冬の花壇を鮮やかに彩り、寄せ植えでも活躍してくれるガーデニングの強い味方です。種類も花色も豊富なので、自分の好みにピッタリな品種を選べるのもいいですね。ビオラを存分に利用して、冬のお庭を素敵に演出してみましょう。