パンジー・ビオラの寄せ植え!相性の良い組み合わせ例やコツをご紹介!

パンジー・ビオラの寄せ植え!相性の良い組み合わせ例やコツをご紹介!

冬から初夏にかけて花壇を彩ってくれるパンジーとビオラ。じっと見ていると何だか人の顔に見え、面白い花です。丈夫でガーデニング初心者にも育てやすく、寄せ植えにしても楽しめます。今回はパンジー・ビオラと相性の良いはなやグリーンと寄せ植えのコツをご紹介します!

記事の目次

  1. 1.パンジー・ビオラの基本情報
  2. 2.パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!①丈が同じくらいのはな
  3. 3.パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!②ハンギングにして楽しむ
  4. 4.パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!③球根で育つはな
  5. 5.パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!④シルバーリーフ
  6. 6.パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!⑤開花時期が同じはな
  7. 7.寄せ植えのコツ
  8. 8.まとめ

パンジー・ビオラの基本情報

出典:BOTANICA

パンジー・ビオラはスミレ科スミレ属の一年草です。できた種を室内で乾燥させ、冷蔵庫で保管しておき、8月~9月に蒔いて増やせます。以前は大ぶりのものをパンジー、小ぶりのものをビオラと呼び分けていましたが、現在はさまざまにかけ合わせた園芸品種が登場し、区別ができなくなっています。開花期が秋から初夏までと長く、花の少ない冬の花壇の強い味方です。ハンギングやプランターでも気軽に楽しめ、ガーデニング初心者にとっても育てやすい花の一つです。

パンジー・ビオラ基本情報

  • 学名:Viola × wittrockiana
    原産地:ヨーロッパ、西アジア
    和名:三色菫(サンシキスミレ)
    英名:Pansy、Viola
    形態:一年草
    開花期:10~6月
    背丈:10~30cm
    耐暑性:弱い
    耐寒性:強い

パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!①丈が同じくらいのはな

パンジー・ビオラと寄せ植えに相性のよい組み合わせを考える際、丈が同じくらいの花を選ぶと、鉢やプランター全体のバランスがとれてまとまります。

ガーデンシクラメン

出典:BOTANICA

ガーデンシクラメンは、寒さに弱く室内で楽しむシクラメンを、寒い冬でも屋外で楽しめるように品種改良したものです。冬の寒さには比較的強い一方、暑さには弱いため、植え付けは寒いうちに行います。水のやりすぎは過湿で株を弱らせる原因になります。水の管理がガーデンシクラメンを長く楽しむポイントです。

ガーデンシクラメン基本情報

  • 園芸分類:球根 
    開花期:10月~4月頃
    背丈:10~20cm
    花色:白、ピンク、赤、紫
    耐暑性:弱い
    耐寒性:強い

スウィートアリッサム

出典:BOTANICA

地中海北岸から西アジアを原産とする一年草で、白や赤、ピンク、紫色のほんのりと甘い香りのする花を咲かせます。開花期は2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬と長く、ガーデニング初心者にもおすすめの育てやすい花です。パンジー・ビオラと同じ時期に開花し、草丈は10cm~15cmほどと小さめなので、寄せ植えにもぴったりです。

スウィートアリッサム基本情報

  • 形態:一年草
    開花期:2月下旬~6月上旬、9月下旬~12月上旬
    背丈:10~15cm
    花色:白、ピンク、赤、オレンジ、紫
    耐暑性:弱い
    耐寒性:弱い

パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!②ハンギングにして楽しむ

つる性植物と組み合わせれば、ハンギングにしてもおしゃれな寄せ植えができます。

アイビー

出典:BOTANICA

アイビーは学名の「ヘデラ」の名前でも知られるつる性の観葉植物です。つる性で横に広がって伸びていく特性を活かし、ハンギングに仕立てても良いでしょう。日陰でも育つので、室内で水耕栽培も可能です。室内で育てる場合は、窓際などおひさまの光が届く場所に置くとより元気に育ちます。寄せ植えにも人気のグリーンです。

アイビー基本情報

  • 分類:常緑蔓性低木
  • 観賞期:通年
  • 背丈:10~20cm
  • 耐暑性:強い。真夏は半日陰がベター。
  • 耐寒性:強い~やや弱い

パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!③球根で育つはな

球根で育つ花を秋に植え付けておくと、翌年の春にパンジー・ビオラとの寄せ植えが完成します。

チューリップ

出典:BOTANICA

チューリップは北アフリカから中央アジアを原産地とする春を代表する花の一つです。ガーデニング初心者でも育てやすい花の代表格とも言えます。前年の秋にパンジー・ビオラと同じ鉢に球根を植え付けておけば、春には華やかな寄せ植えが完成します。

チューリップ基本情報

  • 園芸分類:球根
  • 形態:多年草
  • 開花期:3月下旬~5月上旬
  • 背丈:10~70cm
  • 花色:白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、紫、黒、複色
  • 耐暑性:休眠
  • 耐寒性:強い

ムスカリ

出典:BOTANICA

ムスカリは地中海沿岸、西アジア原産の多年草です。春にぶどうのような花を咲かせ、種類によっては甘い香りが強いものもあります。耐寒性が強く、こぼれ種や自然分球で増えるほど丈夫です。チューリップと同様、球根を植え付けておけばパンジー・ビオラとの寄せ植えができます。球根は植え付ける時期が早すぎると草が伸びすぎる傾向があるので、10~11月が適期です。

ムスカリ基本情報

  • 分類:球根
  • 形態:多年草
  • 開花期:3月~5月中旬
  • 背丈:10~30cm
  • 花色:青、ピンク、白、紫、黄色
  • 耐暑性:休眠
  • 耐寒性:強い

パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!④シルバーリーフ

銀白色の葉を持つシルバーリーフを組み合わせれば、パンジー・ビオラの元気な色合いをぐんと引き立ててくれます。

シルバーダスト(シロタエギク)

出典:BOTANICA

シルバーダストはキク科の常緑性多年草の園芸品種です。葉を観賞用として育てるため、花は咲かせず蕾のうちに切り取ります。耐寒性が強く、夏も風通し良く管理すれば問題なく越せます。花壇に植えても、プランターに寄せ植えしても、花をいちだんと引き立たせてくれます。

シルバーダスト(シロタエギク)基本情報

  • 形態:多年草
    背丈:10~60cm
    耐暑性:ふつう 蒸れないように管理すれば夏越し可。
    耐寒性:強い

パンジー・ビオラとの寄せ植えにおすすめ!⑤開花時期が同じはな

寄せ植えにする花選びに迷ったら、何はともあれ基本にかえって開花時期が同じ花を探しましょう。パンジー・ビオラと性質が似た花であれば、お世話もぐっと簡単になります。

デージー

出典:BOTANICA

チューリップとならび春の花の定番ともいえるデージーは、ヨーロッパ・地中海沿岸原産です。もともと多年草ですが日本では夏越しが難しく一年草扱いになります。矮性でぽんぽん丸い花を咲かせる様子が愛らしく、花壇の縁に植えても映えますし、プランターの寄せ植えにも向いています。

デージー基本情報

  • 形態:一年草
    開花期:12月下旬~5月上旬
    背丈:15~40cm
    花色:赤、ピンク、白、紫、複色
    耐暑性:弱い
    耐寒性:ふつう

キンギョソウ

出典:BOTANICA

キンギョソウはその姿が金魚を連想させることから名付けられました。背丈の低いものから高いものまでさまざまで、色のバリエーションも多く、花壇だけでなく、鉢植えや切り花としても人気があります。乾燥にかなり強く、耐寒性もあり、高温にも耐えますが、梅雨時の湿度に弱く、日本では夏越しが難しいため一年草扱いです。

キンギョソウ基本情報

  • 形態:多年草(一年草扱い)
    開花期:ほぼ周年(主に4月~6月)
    背丈:20~120cm
    花色:赤、ピンク、白、黄色、オレンジ、紫、複色
    耐暑性:強い 
    耐寒性:強い(-5℃くらいまで)

ナデシコ(ダイアンサス)

出典:BOTANICA

ナデシコ(ダイアンサス)は北アメリカ、ヨーロッパ、アジア、南アフリカ原産で世界に広く分布しています。カーネーションも同じダイアンサス属ですが、一般にはカーネーションを除いたものをナデシコと呼びます。常緑性で耐寒性も強く、園芸品種には四季咲きタイプもあり、場所や品種によっては一年を通じて花を楽しめます。矮性のタイプは寄せ植えにもおすすめです。

ナデシコ(ダイアンサス)基本情報

  • 形態:多年草
    開花期:4月~8月、園芸品種には四季咲きタイプあり。
    背丈:10~60cm
    花色:赤、ピンク、白、黄色、黒、複色
    耐暑性:強いものが多い。古い株になるほど弱くなる。
    耐寒性:強い

寄せ植えのコツ

寄せ植えのコツは、まずは寄せ植えにする花の性質を知ることが大切です。花の性質によって、適切な水の量はどのくらいか、鉢・プランターを置く場所は日なたと日陰、または半日陰のどこがいいのかなど、基本的な管理のしかたが決まってきます。また、ハンギングにするのか、深めの鉢に植え付けるのか、あるいは丸い広い口の容器に植えるのかなど、容器選びもポイントのひとつです。

まとめ

出典:BOTANICA

パンジー・ビオラとの寄せ植えに好きな花を選んだら、カラフルになりすぎてまとまらない……そんなときには、白い花を組み合わせてみるとまとまりやすくなりますよ。寄せ植えにする組み合わせは、基本的には好きな花が一番です!色やバランスをあれこれ考えるのも寄せ植えの楽しみですね。

harumama
ライター

harumama

ガーデニングは初心者でよく失敗しますが、花が好きで庭にあれこれ種をまいています。最近は野菜にも手を出し始め、今年はミニトマトとゴーヤーのリベンジを狙っています!小学生の息子も土いじりが大好きなようで、先日苔玉を一緒に作りました。植物の生長が毎日のちいさな楽しみになれば、と思っています。

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