福寿草(フクジュソウ)の育て方!植え替え方法や上手な増やし方を解説!

福寿草(フクジュソウ)の育て方!植え替え方法や上手な増やし方を解説!

まだ雪や氷の残る地面に、あたりがぱっと華やぐような黄色い花を咲かせるのが「春を告げる花」福寿草です。江戸時代から愛される福寿草は育て方も難しくなく、株分けや種まきで増やします。日本で見られる品種とともに、基本の育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.福寿草とは
  2. 2.福寿草の育て方
  3. 3.福寿草の増やし方
  4. 4.福寿草の病害虫の防ぎ方
  5. 5.まとめ

福寿草とは

寒さ厳しい2月ごろ、梅の花のいい香りがあたりを漂い始める時期に、華やかな黄色い花を咲かせるのが福寿草(フクジュソウ)です。福寿草が咲くころから徐々に暖かくなっていくので、日本では古くから春を告げる花として親しまれてきました。お椀型の小さな花が集まって咲く姿がとてもかわいらしく、寄せ植えやガーデニングでもとても人気があります。

分類 山野草
形態 多年草
原産地 沖縄を除く日本全土
開花の時期 2月から4月
花の色 黄色
暑さ / 寒さ 普通 / 普通
特徴 寄せ植え向き、落葉性

福寿草の開花時期

福寿草は1月ごろからつぼみをつけ始め、2月から4月に花を咲かせます。3月が最盛期です。開花の時期が旧暦のお正月と重なっていることから、「元日草(ガンジツソウ)」「朔日草(ツイタチソウ)」という別名でも呼ばれています。背が低くて小ぶりなので、寄せ植えにも使いやすい花です。特に新年には、南天(ナンテン)という赤い実と一緒に寄せ植えにしたお正月飾りによく見られます。「幸福」の福と「長寿」の寿が使われているとても縁起のいい名前が、1年のはじまりにぴったりですね。

福寿草の種類

福寿草にはたくさんの品種があります。日本で現在自生しているものは4種類、その仲間は30種類ほどと言われています。ここからは、代表的な品種をいくつかご紹介しましょう。

福寿海(フクジュカイ)

江戸時代から日本人に愛されている園芸品種です。丈夫で育てやすいので、鉢植えにも庭植えにも適しています。福寿草の中でも最も一般的な品種で、「福寿草」と言った場合はこの種類を指していることが大半です。ぱっと気持ちが明るくなるような黄色い花がきれいですね。

キタミフクジュソウ

シベリアの東部から北海道に自生している品種がキタミフクジュソウです。漢字では「北見福寿草」と書きます。フクジュカイは1本の茎に複数の花をつけることが特徴ですが、このキタミフクジュソウは1本の茎にひとつの花しかつけません。

ミチノクフクジュソウ

分布地域が広く、中国の北部、朝鮮半島、そして日本の東北から九州で見られる品種です。「ミチノク(陸奥)」は一般的に東北地方のことを指しますが、ミチノクフクジュソウは東北以外でも見られるのですね。特徴は、花びらよりも萼(ガク)が短いことです。

シコクフクジュソウ

「四国福寿草」という名前のとおり、四国を中心に自生している品種です。まだ新しい品種で、2001年に発見されました。葉の両面に毛がないことが大きな特徴です。花の色も、一般的な福寿草に比べると少しマットな雰囲気ですね。

秩父紅(チチブベニ)

目が覚めるような黄色の花色が印象的な福寿草ですが、この秩父紅という園芸品種はやわらかなオレンジ色の花を咲かせることが特徴です。花の色が変わると印象もかなり違いますね。別名「紅花」とも呼ばれています。

福寿草の花言葉

福寿草の花言葉の代表的なものは、「幸福を招く」「永久の幸せ」そして「悲しい思い出」です。ポジティブなイメージの強い福寿草の花言葉に「幸福」「幸せ」があてがわれるのは納得ですね。では「悲しい思い出」という花言葉はどういった理由からなのでしょうか。それは下記にご紹介する、ギリシア神話が由来とされています。

ギリシア神話「美少年アドニス」

アドニス(Adonis)とは、ギリシア神話に登場する美少年の名前です。アフロディーテとペルセフォネの2人に愛された彼は、1年のうち3分の1を地上でアフロディーテと、もう3分の1をペルセフォネと冥界で過ごし、残りの3分の1は自由に過ごしていいということになりました。ところが狩りをしている最中、アドニスはイノシシに突かれて殺されてしまうのです。このときのアドニスの血から福寿草の花が咲いたといわれています。このことから、福寿草には「悲しい思い出」という花言葉もつけられているのです。

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