ショウジョウバカマとは?特徴や育て方をご紹介!開花時期はいつ頃?

ショウジョウバカマとは?特徴や育て方をご紹介!開花時期はいつ頃?

ショウジョウバカマは野山に春を告げる花です。開花時期や植物としての特徴をご紹介します。ショウジョウバカマは高山植物としても知られますが、人里近くにも自生するので山野草として栽培可能です。育て方や増やし方についても解説します。

記事の目次

  1. 1.ショウジョウバカマとは
  2. 2.ショウジョウバカマの特徴
  3. 3.ショウジョウバカマの種類と似た花
  4. 4.ショウジョウバカマの育て方
  5. 5.まとめ

ショウジョウバカマとは

出典:写真AC

ショウジョウバカマ(猩々袴)はメランチウム科(シュロソウ科ともいう)ショウジョウバカマ属の常緑多年草です。学名はHeloniopsis orientalisといいます。ショウジョウバカマは野山に春を告げる可憐な花です。

名前の由来

ショウジョウバカマのショウジョウ(猩猩、猩々)は、オランウータンの漢名でもありますが、中国の幻獣です。サルに似ていますが顔と足は人間で、人の言葉を理解します。赤い顔と赤い髪をしており、お酒が大好きです。日本では能の演目、地方の伝説や猩々祭りなどに、今なお生き続けています。

名前の由来はいくつかある

ショウジョウバカマの名前の由来にはいくつか説があります。通説は、紅い花が猩々の赤ら顔に、ロゼット状に広がる葉が袴に似ていることから名付けられたというものです。他説には、能の猩々の姿(赤毛頭で袴をはいている)にたとえたという説があります。袴のような形の葉が冬に紅く染まることがあるため、「猩々色の袴」に由来するという説もあり、正確にはわかっていません。

英語名は日本のヒヤシンス

出典:写真AC

ショウジョウバカマの英語名はJapanese hyacinth(日本のヒヤシンス)です。英語名は、日本原産で花の形がヒヤシンスに似た花であることに由来しています。

花言葉

出典:筆者撮影

ショウジョウバカマの花言葉は、「希望」「飲み過ぎに気を付けて」です。「希望」という花言葉は、雪解けとともに咲いて春の喜びを伝えることに由来するといわれています。「飲み過ぎに気を付けて」は、名前の由来となった猩々がお酒好きなことからつけられた花言葉です。

ショウジョウバカマの分布

出典:写真AC

ショウジョウバカマの原産国は日本やサハリンです。北海道、本州、四国、九州のやや湿った場所に自生します。ショウジョウバカマは垂直分布が広いのが特徴です。人里に近い低地のあぜ道にも生えますし、谷沿いの湿った斜面にも生えます。高山植物として、万年雪の近くの湿った草原にも見られる植物です。

ボタ爺

ボタ爺

ショウジョウバカマについてもっと知りたいのう。興味深い特徴を持った植物のようじゃぞ。

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ショウジョウバカマの特徴

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