アグロステンマの育て方!花を倒さずに上手に栽培するコツをご紹介!

アグロステンマの育て方!花を倒さずに上手に栽培するコツをご紹介!

鮮やかで可愛らしい花姿が人気のアグロステンマ。ヨーロッパでは麦畑の雑草で知られ、その性質は丈夫で育て方も簡単なお花です。別名ムギナデシコの名でも親しまれています。今回はそんなアグロステンマの特徴や育て方についてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.アグロステンマとは
  2. 2.アグロステンマの育て方
  3. 3.アグロステンマの増やし方
  4. 4.アグロステンマを育て方で気を付けたいこと
  5. 5.風景を彩るアグロステンマ
  6. 6.まとめ

アグロステンマとは

出典:写真AC

鮮やかで可愛らしい花姿が人気のアグロステンマ。花壇や野原いっぱいに小さなピンク色の花が咲く姿はとても魅力的です。こんなお花がお家に咲いていたら素敵ですよね。そこで今回はアグロステンマの育て方や特徴についてご紹介します。

基本のデータ

分類 草花         
形態 一年草
原産地 地中海沿岸から西アジア
草丈 60~90cm
花色 ピンク・白
耐寒/耐暑性 普通/弱い
開花時期 5~6月
栽培難易度 初心者にも育てやすい
別名 ムギナデシコ(麦撫子/麦なでしこ)・ムギセンノウ

アグロステンマの特徴

原産国は地中海沿岸から西アジア

アグロステンマは、地中海沿岸から西アジアに3種類分布しており、なかでもアグロステンマ・ギタゴ種とよばれるものが園芸用に流通しています。とても丈夫な性質なので、原産国以外にも分布を広げ帰化植物として定着しています。

可愛らしい花姿

出典:写真AC

花色は基本ピンク色で、5枚の花弁は少し外にカールしており中心が白く外側へグラデーションになっています。また花の中心から恋色の筋が数本入っているのが特徴です。は茎葉は細く柔らかくナデシコ科の特徴を持っていますが草丈は60cm~90cmほどまで伸びます。野や花壇いっぱいに咲く姿は優しげな雰囲気があり景色を鮮やかに彩ります。

とても丈夫で育て方も簡単

アグロステンマは小さな見た目とは裏腹にとても丈夫で繁殖力がつよい植物です。そのため自生地では園芸としての栽培は少なく、日本でも半野生化した姿を見かけることができます。

花の由来

出典:写真AC

日本には明治10年ごろ渡来しました。アグロステンマの名前はラテン語の「agros(畑)」+「stemma(王冠)」からきており「畑に美しく咲く」という意味を持っています。まさに麦畑の雑草という名とその丈夫さを彷彿させるような名前ですね。

アグロステンマの呼び方いろいろ

アグロステンマはその他「ムギナデシコ(麦撫子)」「ムギセンノウ」の名で親しまれています。ムギナデシコは麦畑+ナデシコ科の植物ということから、ムギセンノウは同じく麦畑+センノウという植物に花姿が似いていることからその名がつきました。地域によっては麦なでしこ・ムギセンノウの名でよく親しまれています。

アグロステンマの育て方

Photo bycongerdesign

丈夫で育てやすいアグロステンマですが、やはり生き物なので枯れてしまったりお花が倒れてしまうことがあります。また一年草なので来年も咲かせたい! 増やしたい! そんな方にポイントを押さえた育て方や増やし方、病気などを詳しく紹介していきます。

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。また、アグロステンマは草丈が細く長いため開花時期にお花が倒れてしまうことがあるため強い風の当たる場所は避けて植えるとベストでしょう。

用土と肥料

水はけのよい用土を選びます。やせ地でもよく育ちますので肥料は特に必要ありませんが、鉢植えの際は植えつけの際に緩効性肥料を控えめに与えるとよいでしょう。しかし、肥料が多いと草丈が伸びすぎ倒れやすくなってしまうので注意です。

水やり

アグロステンマは乾燥に強い植物です。鉢植えの場合は表面が乾いたら与えますが、庭植えでしたら降雨に任せ特に水やりの必要ありません。水やりの際はなるべく株元から与えるようにし、やりすぎには注意しましょう。

アグロステンマは冬に注意

出典:写真AC

冬は霜にあてないように暖かく育ててください。春になって鉢や花壇に植えつけます。

植えつけ

植えつけに適した時期は3~4月・10~12月です。鉢植えなら4~5号鉢で1株、地植えなら株間を20~30cmほど開けて植えつけると発芽後も葉が混みあうことなく育ちます。鉢植えに使用する用土は市販の草花用培養土で大丈夫です。

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