ベビーティアーズとは
どんな植物?
ベビーティアーズ(ソレイロリア)とはその名前の意味の通り、赤ちゃんの涙のような小さい葉っぱをつける観葉植物です。ふわふわこんもりと土を覆うように成長していくのでグランドカバーとしても優秀です!また、見た目のかわいらしさやホームセンターでも購入できる手軽さから観葉植物として人気のある品種です。
バリエーションもある
色はグリーン、ライトグリーンに葉の周りが白くなっているものなど様々でガーデンの雰囲気や好みに合わせて選ぶ事ができます。小振りな鉢でも育てられるので、ちょっとした観葉植物を部屋に飾りたい方や、はじめて植物を育ててみたい方にもおすすめの植物です。
育て方の難易度は?
育て方の難易度は初級~中級くらいでしょうか。きちんと水やりをすれば肥料をあまり必要としない植物なので、手入れを念入りにしなくてはいけないという事もなく難しいという事はありません。あとは2年おきの植え替えと、蒸れない為に剪定をする必要がありますが、こちらは簡単にできますので安心してくださいね。
ベビーティアーズの育て方
ベビーティアーズって育てるの難しくない?
そう?私にはすごく簡単に思えるけど…!
ベビーティアーズの育て方は簡単という人もいれば、よく枯れるし難しいという人もいますが、実際はどちらなのでしょう?基本的な育て方やお手入れのしかたをみていきましょう。
ベビーティアーズの植え方
植える時期は?
まず育てる上での土台となるベビーティアーズの植え方についてです。植える時期は4月~梅雨入り前の、暖かい春の日差しのある時期が適しています。植え替えもこの時期に行うと良いでしょう。
土の選び方
市販の観葉植物用の配合された土を使用する時は、水はけと水持ちの良いものを選びましょう。自分で土を作るなら赤玉土、腐葉土、軽石をミックスするのがおすすめです。肥料をあまり必要としない植物ですので、元肥は入れ過ぎないように注意してあげて下さいね。
鉢のサイズは自由?
植える鉢のサイズについてですが、買ってきた状態の物をそのまま植える事も、株分けして植えることもできるため決まりはありません。ただし、小さいサイズだと根詰まりしやすくなるため、植え替えの頻度を増やしてあげる必要があります。また、水をあげすぎてしまう原因にもなりますので鉢のサイズに合った水やりをしてあげるように気を付けてあげましょう。
水やりのタイミングは?
比較的育て方が簡単と言われるベビーティアーズですが、水やりの頻度を間違えてしまうと弱らせたり、枯れる原因となってしまいます。タイミングが少しシビアなので「育ててもすぐ枯れる…」という方は水やりに原因があるかもしれません。
乾燥に要注意!
乾燥を嫌う植物ですので土が乾き始めたかな?というタイミングでお水をあげましょう。乾ききってからでは遅いので注意しましょう。枯れる原因の多くは乾燥によるものです。成長してくると土が見えづらくなるので鉢を持ち上げて重さで判断してみたり、葉をめくって土の様子をうかがうなど、注意してみてあげるようにしましょう。
あげすぎも良くない
水を与えすぎてしまっても根腐れして枯れる原因となるので常に湿っている状態というのもよくありません。水やりのタイミングが難しいという方は受け皿に水を張って、土の下から吸収させるのもひとつの手です。
ベビーティアーズを置く場所
強い日差しは苦手
ベビーティアーズは日当たりの良いところや半日向に置いてあげるといいでしょう。但し、夏は日差しが強くなるので普段日当たりのいい場所に置いている場合は半日向のところへ避難させてあげる必要があります。日当たりの良すぎる場所、つまり直射日光を浴びる場所に置くとぐんぐんと成長してふわふわ感がなくなってきてしまうので、可愛らしい見た目を保ちたいのであれば半日向に置くのがおすすめです。
室内に置くなら
室内でも育てられますが日光不足になると色が悪くなったり、成長が悪くなったりしてしまうので、日当たりの良い窓辺に置くか、こまめに日の光を浴びさせてあげる事を意識して育ててあげましょう。また、室内の日当たりの良い場所でもエアコンの風が直接当たるような場所だと乾燥して弱る原因となるので気を付けましょう。
ベビーティアーズの手入れの仕方
植え替えについて
なんで植え替えるの?
2年に1度は植え替えをしてあげましょう。2年もすると根が成長し鉢の中でぎゅうぎゅうになってしまいます。そうすると元気がなくなって枯れる原因になってしまうのです。
植え替えのやりかた
暖かい春の時期にひとまわり大きな鉢に植え替えるか、株分けをして広い場所を作ってあげましょう。気温が高くなって、ぐんぐん成長する前には植え替えをしてあげたいですね。
株分けについては「ベビーティアーズの増やし方」の項目で説明しますので是非読んでみてくださいね。
剪定のしかた
剪定をしないとどうなる?
ベビーティアーズは無数の茎がそれぞれの速度で成長をするので伸びすぎてしまう箇所も出てきます。また、全体が成長して茂りだすと風通しが悪くなってしまい内部が蒸れて弱ってしまったり、虫が発生する原因にもなります。弱ってしまうと枯れる原因にもなりますので定期的に剪定をしてあげましょう。
剪定のやりかた
伸びた部分をハサミでカットしてあげればOKなのでとても簡単です。冬はあまり剪定には向かないので、剪定は冬が来る前までにはすませてあげるようにしてあげてくださいね。この剪定をして切り取った部分は芽挿しにも利用できるので挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典:写真AC