プテリスとは?その特徴・種類や水やりなどの基本的な育て方を解説!

プテリスとは?その特徴・種類や水やりなどの基本的な育て方を解説!

和名では「イノモトソウ」と呼ばれる「プテリス」は、日陰を好み、どこか涼しげな雰囲気のある植物です。世界中に分布していて種類も多く、観葉植物や寄せ植えとしても人気です。プテリスの特徴や種類、水やりなどの育て方を解説しています。

記事の目次

  1. 1.プテリスはどんな植物?
  2. 2.プテリスの名前の由来は?
  3. 3.プテリスの花言葉は?
  4. 4.プテリスの主な種類は?
  5. 5.プテリスの育て方
  6. 6.プテリスの増やし方
  7. 7.プテリスの寄せ植え
  8. 8.まとめ

プテリスはどんな植物?

Photo by LennyWorthington

学名 Pteris
和名 イノモトソウ
原産地 世界中
草丈 5〜50cm
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
用途 鉢植えなど

プテリスはシダ科の植物で、世界中の熱帯から亜熱帯に約300種分布していて、種類の多いのが特徴です。品種の違いで葉の形・色にバリエーションがあり、草丈も5〜50cmと大きく違いがあります。プテリスは、胞子のつかない「栄養葉」と胞子のつく「胞子葉」2つの役割をする葉を持っているのも特徴です。

プテリスの名前の由来は?

Photo by paleo_bear

正式な学名である「プテリス」は、細い葉っぱの形から、ギリシャ語で「翼」を意味する「pteron(プテロン)」が語源となって名付けられました。日本での名前「イノモトソウ」は漢字では「井の元草」と表し、井戸のそばに自生している姿からつけられた名前です。

プテリスの花言葉は?

Photo by Lauren Gutierrez

プテリスの花言葉は「愛嬌」「信頼」「平凡な心」です。直射日光が苦手で、木陰にひっそり生えている姿にちなんで、そんな花言葉がつけられたとされていますが、実際はその由来ははっきりしていません。12月7日の誕生花でもあり、真面目な人柄を連想させる花言葉です。

プテリスの主な種類は?

Photo by Starr Environmental

世界中に分布し大変種類の多いプテリスですが、品種によって草丈や見た目が多少の異なり、面白みを感じるところです。品種の違うプテリス同士で寄せ植えを作るのも、面白いかもしれません。主な3品種の、原産地や見た目の違いについて解説します。

種類①プテリス・クレティカ

世界の各地に広く分布していて、日本の西側の地域で自生が確認されています。和名は「オオバイモノトソウ」で、10品種ほどが栽培され、バラエティー豊かな品種群です。葉の真ん中に大きな銀白色の斑が入る「アルボリネアタ」が特に有名で、観葉植物として広く出回っています。

種類②プテリス・エンシフォルミス

「クレティカ」と同じく、よく知られた代表種で、日本では九州南部より南の地域で自生しています。和名は「ホコシダ」といい、園芸品種の「ヴィクトリアエ」や「エバーゲミエンシス」が広く出回り、鑑賞用として親しまれています。

種類③プテリス・フォリー

和名では「ハチジョウシダ」と呼ばれ、日本では本州・四国・九州、また南西諸島・台湾・中国などに分布している品種です。ハチジョウシダは、環境によって草丈や姿に多少の差があり、葉の長さは最大で1m程にもなる場合もあります。葉は厚みと光沢があり、高級感があるので、鑑賞用として人気です。

種類④プテリス・トリカラー

緑の色をしたプテリスが多いのですが、「トリカラー」は鮮やかな赤や銅色、最後には深い緑色へと葉色の変化が楽しめる品種です。違う色の葉が入り交じることから、品種名がつけられました。草丈は40~60cmにまでなります。

ボタニ子

ボタニ子

次ページからはプテリスの育て方を紹介します!

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プテリスの育て方

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