シャコバサボテンの育て方!トラブルへの対処法など管理のコツを解説!

シャコバサボテンの育て方!トラブルへの対処法など管理のコツを解説!

秋めいた気配を感じる季節になると店先に並ぶ花の一つにシャコバサボテンがあります。かわいい蕾がたくさんついたものや既にいくつか開花しているものなど様々です。寒い冬に明るく素敵な彩りを与えてくれるシャコバサボテンの育て方や管理のコツ、増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.シャコバサボテンとは
  2. 2.シャコバサボテンの育て方
  3. 3.シャコバサボテンの手入れ
  4. 4.シャコバサボテンの管理のコツ
  5. 5.シャコバサボテンのトラブルと対処法
  6. 6.まとめ

シャコバサボテンとは

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シャコバサボテンはブラジル原産の多肉植物です。「クリスマスカクタス」や「デンマークカクタス」などといった名前で呼ばれることもあります。これは北半球での開花時期がクリスマスの頃にあたるためと、デンマークで品種改良が行われたことによるものです。花の色はさまざまで、ピンク、赤、白、黄色、オレンジ、複色などです。花言葉には「一時の美」「美しいながめ」「波乱万丈」「愛される喜び」「冒険心」「勝利」「有能」などがあります。

シャコバサボテンの特徴

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たくさんの花言葉をもつシャコバサボテンですが、育てるうえで重要なポイントとなる点があります。それは短日植物であるということです。この特徴を意識せずに育ててしまうと開花時期が来ても花が咲かない状態になってしまうことがあります。また、シャコバサボテンの剪定にあたる作業に「葉摘み」と「芽摘み」という手入れがある点も特徴です。

 
日本名 シャコバサボテン
別名 クリスマスカクタス、デンマークカクタス、カニバサボテン
学名 Schlumbergera(Zygocactus)
科名 サボテン科
属名 カニバサボテン属(シュルムベルゲラ属)
原産国 ブラジル
分類/形態 多肉植物 草花/多年草
草丈 15~40cm
花色 ピンク、赤、白、黄、オレンジ、複色
耐寒性 弱い
耐暑性 普通
増やし方 さし芽が一般的

シャコバサボテンの種類

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シャコバサボテンの種類でよく知られた品種には「コンペイトウ」「ダーク・マリー」「エバ」「ゴールド・チャーム」「スーパー・ケーニガー」「パール・ウエーブ」「ホワイトベル」「ピンク・ローズ」などがあります。

品種 特徴
コンペイトウ コンペイトウに似た小さな蕾はピンクで花は赤色
ダーク・マリー 濃赤花、大型
エバ ピンク花、たくさん花を咲かせる
ゴールド・チャーム 薄黄花、大型
スーパー・ケーニガー 薄オレンジ花、大型
パール・ウエーブ 白花、立ち性でフリンジ咲き
ホワイトベル 白花、開花時に気温が低いとピンクがかる
ピンク・ローズ ピンク花、立ち性でバラ咲き

シャコバサボテンの育て方

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鉢植えで管理するのが一般的です。春から秋頃(4~10月)までは屋外で育てますが、梅雨明け以降の暑い時期は半日陰に置き直射日光があたらないようにします。秋以降は室内で、日当りの良い窓辺のような場所に置いて育てるのがおすすめです。その際、注意したいポイントがあります。それは夜間照明があるような場所には長時間置かないようにすることです。これはシャコバサボテンが短日植物であるためです。花芽がつきにくくなります。また、気温も重要で、高すぎると花が落ちる原因になることがありますので気をつけましょう。

シャコバサボテンの植え替え時期

シャコバサボテンは1~3年に1回、植え替えをします。根が鉢の中でいっぱいになり過ぎると成長の妨げにもなるためです。また、植え替えを行うことで根腐れ防止にもつながりますし、土も養分を含む新しいものへと変わります。植え替えに適した時期は冬越し後の4~5月頃で、根鉢を崩したものを一回り大きな植木鉢に植え替えるようにしましょう。

シャコバサボテンの増やし方

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シャコバサボテンの増やし方はとても簡単です。方法としてはさし芽という増やし方が一般的です。さし芽も冬越し後の4~7月が適した時期で、木質化していない茎節2~3節を切り取り、さし芽用土にさしておくだけです。春に行う「葉摘み」の時に摘み取ったものも、さし芽として利用できます。1節でも可能ですが、2~3節のほうが早く成育します。

シャコバサボテンの手入れ

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シャコバサボテンは真夏の時期のような酷暑は苦手ですが、鉢植えで管理するのが一般的であるため、育てること自体はそれほど難しいことではありません。また、増やし方も簡単ですので、うまく行かなかった時のためにさし芽で新たな株を作っておくこともできます。しかし、元気で良い形の株に育て上げキレイな花を咲かせるためには、やはりそれなりの手入れも必要です。手入れのポイントとなるものをいくつか挙げてみました。

手入れ①剪定作業「葉摘み」と「芽摘み」

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植物にとって剪定作業は非常に大事なことです。剪定をすると外見や風通しが良くなるだけでなく生長を促す効果も期待できるためです。シャコバサボテンは樹木ではないので剪定鋏を用いた剪定作業は不要ですが、1年に2回(春と秋)、「葉摘み」や「芽摘み」という作業を行います。

葉摘みと芽摘みの方法

剪定鋏の代わりに指先を使います。春は地際から5節ほど残した上の部分を摘み取り、秋は葉の先端部分の赤くて柔らかい新芽を摘み取るようにします。シャコバサボテンの剪定にあたる作業「葉摘み」や「芽摘み」は、バランスのとれた形状に形作るためと花芽をつきやすくするための手入れとして行います。

手入れ②冬越し

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耐寒性が弱いシャコバサボテンの冬越しは気温の管理がとても重要なポイントです。シャコバサボテンは凍ると枯れてしまいますので、安全な冬越しをさせるためには霜が降りる前には室内に入れるようにしましょう。室内の管理しやすい場所で育てるようにします。

冬越しの注意点

気温が5℃を下回らないよう注意が必要ですが、暖房を効かせすぎても花が咲かない株に育ってしまう恐れがあります。気温が高すぎると花が落ちることもあるためです。また、日当りの良い窓辺に置くのはおすすめですが、窓際は夜になると気温が下がる場所でもあります。夜間は窓から離した所で管理するようにしましょう。

手入れ③根腐れを防ぐ

シャコバサボテンは元々岩や樹木などの表面に根を張るようにして育つ着生植物ですので、通気性がよく水はけもよい用土を好みます。植えつけや植え替え時には適した用土を選び、植木鉢も通気性の良いテラコッタ鉢のようなものにすると根腐れしにくくなります。長期間植え替えをしないと根腐れを起こしやすくなりますので、1~3年に1回は冬越し後に植え替えるようにします。また、気温が低くなる12~3月頃には水を与え過ぎないよう注意が必要です。

手入れ④根腐れに気付くには?

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シャコバサボテンの場合は茎節の継ぎ目部分から根が生えてくることがあります。気根と呼ばれるもので、このような状態になると根腐れを起こしている可能性があります。根腐れの状態にもよりますが、ひどい場合には枯れてしまうことが多いため、元気そうな茎節を選び、さし芽で新たな株を作ると良いでしょう。

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茎節に元気がなく、しおれていたり変色していたりするものも根腐れの恐れがありますので、このようなときにも根の状態を確認するようにします。シャコバサボテンの増やし方はとても簡単ですので、お気に入りのものは予備の株を作っておくと安心できます。

次のページでは、シャコバサボテンの管理のコツとトラブルへの対処法をご紹介します。

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