紫式部(ムラサキシキブ)とはどんな植物?花言葉や育て方をご紹介!

紫式部(ムラサキシキブ)とはどんな植物?花言葉や育て方をご紹介!

紫式部という植物を知っていますか?平安時代の作家「紫式部」と同じ名前をもち、日本に古くから自生している植物です。ピンク色のかわいらしい花を咲かせたあと、紫色の美しい実を付けるのが特徴です。そんな紫式部の花言葉や育て方、剪定方法や増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.紫式部(ムラサキシキブ)ってどんな花?
  2. 2.紫式部(ムラサキシキブ)の特徴
  3. 3.紫式部(ムラサキシキブ)の種類
  4. 4.紫式部(ムラサキシキブ)の育て方
  5. 5.紫式部(ムラサキシキブ)の増やし方
  6. 6.紫式部(ムラサキシキブ)の剪定
  7. 7.紫式部(ムラサキシキブ)の病気と害虫
  8. 8.紫式部(ムラサキシキブ)のアレンジ方法
  9. 9.まとめ

紫式部(ムラサキシキブ)ってどんな花?

出典:写真AC

紫式部という植物を知っていますか?平安時代の作家、紫式部と同じ名前を持ち、古くから日本に自生している美しい植物です。名前に「紫」と入っていますが、その名前の通り、紫色でつやのある実を付けるのが特徴です。紫式部は公園の植木や、庭のシンボルツリーとしても人気があります。そんな紫式部の特徴や花言葉、病気や育て方などをご紹介します。

紫式部(ムラサキシキブ)の基本情報

科名 シソ科
属名 ムラサキシキブ属
形態 低木
原産地 台湾、朝鮮半島、日本
耐寒性 強い
耐暑性 強い

紫式部(ムラサキシキブ)の開花時期

出典:写真AC

紫式部の開花時期は6月頃です。かわいらしい薄紫色や、薄ピンク色の花を咲かせます。開花時期の美しさはもちろんですが、開花が終わると、実を色付かせます。実は9月〜10月に付きますが、この時期は「鑑賞時期」として親しまれていて、紫式部の実を楽しむことができる時期です。

紫式部(ムラサキシキブ)の花言葉

紫式部には「愛され上手」「聡明」「上品」という花言葉がついています。かわいらしい花を咲かせるところや、紫色でつやのある愛らしい実を付ける紫式部に「愛され上手」という花言葉はぴったりですね。また「聡明」と「上品」は平安時代の作家、紫式部を連想してつけられた花言葉といわれています。

紫式部(ムラサキシキブ)の名前の由来

出典:写真AC

紫式部はもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていました。「シキミ」というのは「重る実」のことで、たくさん実をつけるという意味をもつ言葉です。紫色の実をたくさん付ける様子からムラサキシキミと呼ばれ、その名前がムラサキシキブに似ていたため、紫式部(ムラサキシキブ)と呼ばれるようになったといわれています。

英名は「japanese beauty berry」

紫式部の英名は「japanese beauty Berry」です。日本語では「日本の美しい果実」という意味になります。紫色のつややかな実が美しく見えたため、この英名がつけられたといわれています。

紫式部(ムラサキシキブ)の特徴

出典:写真AC

紫式部は耐寒性、耐暑性ともに強く病気にかかりにくい植物です。初夏に開花を迎え、秋頃に実が色付き始め、葉の紅葉を楽しむことができます。そのため長く楽しめる植物としても人気です。そんな紫式部の花や実、葉の特徴をご紹介します。

紫式部(ムラサキシキブ)の花

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紫式部の花は、薄ピンク色や薄紫色をしています。開花時期は6月で、1ヵ月程度しか花が咲かないのが特徴です。紫式部の花はとても小さく、粒のようにポツリと咲いているので、見つけることが難しいといわれています。とても控えめで、おもむきのある花です。

紫式部(ムラサキシキブ)の実

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紫式部は名前に「紫」と入っている通り、紫色のつやのある実をたくさん付けるのが魅力的な植物です。実の大きさは3mm〜4mmほどのかわいらしいサイズで、鳥たちも好んで食べるおいしい実だといわれています。赤い実を付ける植物は多く存在しますが、紫色の実を付ける植物は少ないので、庭木としても人気があります。

紫式部(ムラサキシキブ)の葉

出典:写真AC

紫式部の葉は、楕円形で先が尖った形をしています。葉の両側にギザギザがあり、表面にはうっすらと細かい毛が生えているのが特徴です。また、葉を乾燥させたものを優しくこすると、かすかに甘い香りがします。秋には黄色く紅葉する性質があるので、花や実だけでなく、葉も楽しむことができます。

紫式部(ムラサキシキブ)の種類

出典:写真AC

紫式部には「オオムラサキシキブ」という大型の品種と「コムラサキ」という園芸用の、小型に品種改良された品種があります。それぞれの特徴は以下の通りです。

オオムラサキシキブ

オオムラサキシキブは、紫式部の変種といわれいます。名前の通り、紫式部に比べて大きいのが特徴で、葉の大きさは20cmを超えるものもある大型の植物です。また、オオムラサキシキブは、岩手県の準絶滅危惧種にも選ばれています。

コムラサキ

コムラサキは、紫式部を園芸用に改良した植物です。コムラサキは、枝を垂らすように成長していくのが特徴で、美しい紫色の実をたくさん付けます。樹高は1m〜2mほどで、公園や庭木にアクセントとして植えられていることも多い植物です。

紫式部(ムラサキシキブ)の育て方

出典:写真AC

紫式部は育て方も簡単で、初心者でも手軽に育てることができる植物です。耐寒性も耐暑性も強く、病気にかかりにくいといわれています。そのため、地植えにしても鉢植えで育てても、ポイントさえ押さえれば丈夫に育てることができます。紫式部の育て方は以下の通りです。

育て方①用土

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紫式部は、水はけのよい土を好みますが、同時に水もちのよさも必要です。鉢植えで育てる場合には、赤玉土と腐葉土を混ぜたものが適しています。また、市販の野菜用の培養土でも代用が可能です。地植えで育てる場合には、土をおこしたあとに腐葉土を混ぜ込んでおくのがおすすめです。

育て方②種まき

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紫式部は、実から種を取り出して、そのまま種まきすることができます。種が乾燥してしまうと芽が出ないことがあるので、種を取り出したらすぐに種まきを行うのがポイントです。育成ポットに赤玉土を入れて種をまき、たっぷりと水を与えて発芽を待ちます。発芽するまで表面を乾かさないように、湿り気を保つことが重要です。

育て方③苗植え

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育成ポットで種まきした苗が、10cm〜15cmほどに成長したら、苗植えを行います。この苗植え作業は2月〜4月か、10月〜12月に行うと枯れにくいのでおすすめです。根を崩さないように優しく持ち上げ、苗よりも2まわりほど大きめの植木鉢や、地面に植えて育てます。

育て方④水やり

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紫式部は湿気を好みます。あまり乾燥が続いてしまうと、弱ってしまったり枯れてしまったりする恐れがあるので注意が必要です。鉢植えも地植えも、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしてください。

育て方⑤肥料

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紫式部を育てるときには、基本的に肥料は必要ありません。あまり肥料を与えすぎてしまうと、根腐れしてしまう原因になるので、注意が必要です。しかし、紫式部を大きく育てたい場合や、少し育成が遅いようなら、2月〜3月の花が終わった時期に、有機肥料を株元に少量与えても構いません。

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紫式部(ムラサキシキブ)の増やし方

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