スズカケノキ(鈴懸の木)とは
スズカケノキは、日本には明治年間に導入され、新宿御苑と小石川植物園に植えられました。その後、成長が早く、葉が大きく木陰を作りやすいことから日本全国の街路樹や公園などに植えられています。街路樹などでは木の形を整えてありますが、自然のまま育った樹木は雄大な様で、自然の力強さを感じさせてくれます。
基本情報
分類 | スズカケノキ科 スズカケノキ属 |
学名 | Platanus orientalis |
原産 | ヨーロッパ南東部~アジア西部 |
生活 | 落葉広葉樹 |
高さ | 10~30m |
花期 | 春 |
名前の由来
スズカケノキの果実の様子が、山伏の着ている篠懸(すずかけ)という服についている房に似ていることから「スズカケノキ」と付けられました。また果実の形自体も鈴に似ていることも由来しています。英語では、鈴では無くボタンに例えられ、「ボタンボールツリー」や「ボタンウッド」と呼ばれます。
いろいろな曲にも使われている
たくさんのアーティストが曲にスズカケノキを用いています。それほどなじみが深く、生活シーンのなかに溶け込んでいる植物です。また日本だけでなく、聖書にも「ヤコブは、ポプラとアーモンドとプラタナスの木の若枝を取って来て〜(創世記30章 37節) 」とあり、古来から世界中で知られてきました。
アーティスト 曲名
AKB48 | 鈴懸(すずかけ)の木の道で 「君の微笑みを夢に見る」と言って しまったら僕たちの関係はどう変わって しまうのか、僕なりに何日か考えた上での やや気恥ずかしい結論のようなもの |
さだまさし | 主人公 |
松任谷由実 | 星のルージュリアン |
森山直太朗 | 金色の空 |