カイコウズ(アメリカデイゴ)とは
カイコウズは南米やブラジル、インドやマレー半島に自生するマメ科の植物です。暖かい季節が続く場所で大きく育ち、たくさんの赤い花を咲かせます。花が終わるとマメ科らしくサヤにはいった実がたくさんなる、樹勢の強い植物です。花言葉に「活力」があるのもそのせいでしょう。日本では鹿児島や沖縄など南国ムードの強い場所で庭木として栽培されています。
基本情報
学名 | erythrina crista-galli |
科属 | マメ科デイゴ属 |
原産国 | ブラジル、南米 |
花 | 赤 |
開花時期 | 6月~9月(11月) |
形態 | 落葉広葉樹 |
樹高 | 4m~6m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
別名 | マルバデイゴ、コモン・コーラルツリー |
カイコウズの特徴
カイコウズは「海紅豆」とかき、アメリカデイゴと呼ばれることもあります。鹿児島の県木、沖縄の県花、アルゼンチンとウルグアイの国花です。葉が生えるのと同時に花序がでてくるのが特徴で、初夏から秋にかけて花を咲かせ続けます。暖かい地域では庭木として植えられ多少霜が降りても越冬できますが、寒い地域では鉢植えにして室内での越冬がおすすめです。
花
一度みたら忘れられないといわれる特徴的な花です。深紅色で舌状の花びらが1枚と卵形で先のとがった花びらが1枚つき、蕾のときはサイチョウのくちばしの形に似ています。花の直径は4cm~6cmです。樹勢が強いのでたくさんの花をつけ、花が終わったらカマのような形のサヤにたくさんの実を作ります。カイコウズの花が多い年は台風も多いといういわれがあるそうです。
葉
カイコウズの葉は花序と一緒に発生します。互生の三出複葉で3枚で1つと考え、8cm~15cmの細葉が基本系ですが、変種したものを丸葉といい濃い緑色です。裏返すと少し白っぽくなります。茎に鋭いトゲがありますが、葉脈にそって葉にもトゲがあるので注意しましょう。5月ごろに新芽がではじめ、11月には落葉します。
カイコウズの花言葉は「童心」と「夢」と「活力」です。溢れるように咲く赤い花が夢のようだという意味と、たくさんの実をならせる活力があるという意味の花言葉ですね。