栗の木の育て方!害虫&病気対策は?植え付けから収穫までを解説!

栗の木の育て方!害虫&病気対策は?植え付けから収穫までを解説!

秋といえば栗を思い浮かべることも多いのではないでしょうか。栗ご飯やモンブランなど、栗を使った料理は沢山あります。栗の育て方は難しいのでしょうか。実は栗の育て方はそんなに難しいものではありません。庭で栗を育てて美味しい栗料理を堪能しましょう。

記事の目次

  1. 1.栗の木とは?
  2. 2.栗の木の種類
  3. 3.栗の木の育て方
  4. 4.栗の一生
  5. 5.栗につく害虫と病気
  6. 6.消毒は必要?
  7. 7.まとめ

栗の木とは?

Photo by Yasuo Kida

秋といえば栗、と出てくるほどに秋の味覚として有名な木の実です。焼き栗やマロングラッセ、お正月には栗きんとんなど美味しい料理もたくさんあります。そんな栗を自宅で育てることができたら、新鮮な栗でさまざまな料理を作ることができます。ぜひ栗の木を庭で育てて、美味しい栗を収穫してみましょう。

栗の木の基本情報

Photo by iwks

ブナ科
クリ属
形態 落葉性高木
花色
耐寒性 強い
耐暑性 強い

栗はもともと日本の山などにも自生しています。特に芝栗と呼ばれる、日本に古くからある原種がおいしいといわれています。さまざまな菓子や料理の材料に使用される栗は、古来より愛され品種改良が繰り返されてきました。庭植えなら水やりの手間などもなく、初心者にも育てやすい果樹です。

栗の木の特徴

Photo by kohrogi34

栗の特徴は、とげとげしいイガに果実が包まれていることです。イガがあるために収穫時にも長靴や厚手の手袋が欠かせません。栗のイガは初めは緑色をしていて棘もそこまで硬くはありませんが、収穫時期になってくると茶色くなり、棘が硬くなってきます。

収穫できるのはいつ?

実は栗は茶色く色がついたからといって、木についている間は収穫できません。収穫できるころになると、自然と木からイガが離れ、落ちてきます。落ちてきたイガは口が開いているので、素手で触らないよう注意しながら中身を取り出します。品種にもよりますが、収穫時期は9月~10月です。

栗の木の種類

品種改良などにより、栗にはたくさんの種類があります。種類ごとに香りが強いものや、大きさの大きいもの、甘みが強いものなど特徴があるため、料理によって使う栗の種類を変えてみるのがおすすめです。

種類①芝栗

よく田舎の山に自生しています。日本に昔からある原種で、和栗とも呼ばれます。実は非常に小さく、渋皮を剥くのが大変です。しかし熱を加えると甘く、栗ご飯によく合います。ただし山から採って来る場合には、虫が入っていることも多いため、調理するときには注意しましょう。

種類②丹波栗

丹波栗は粒が大きく、見映えがします。流通量も多く、菓子屋などでよく使われます。育てやすい品種で園芸店やホームセンターなどでも苗を手に入れることができます。マロングラッセやモンブランなどもいいですが、焼き栗にすると美味しいです。

種類③利平

利平栗は戦前に大量に流通していた栗で、他の栗よりも濃厚な甘味が特徴です。ただ、太平洋戦争でそのほとんどが枯れてしまい、わずか1本しか残らなかったといわれています。戦後残った1本から増やしていき、今の利平栗があります。おすすめの料理は渋皮煮です。

種類④とげ無栗

とげ無栗はその名前通り、イガに刺のない栗です。刺がないため、簡単に実を取り出すことができます。ただし実は非常に小さく、食べるためというよりは、子どもが栗拾いを楽しむための観光農園などによく植えられています。スーパーなどではあまりみかけません。

種類⑤ぽろたん

ぽろたんは品種改良を繰り返し、近年でてきた新しい品種です。粒は大きく、なにより加熱すると渋皮がつるりと剥けるという驚きの特徴を持っています。渋皮を剥くのに苦労していた方には、とても助かる栗です。ただしまだ生産量が少ないため、通常の栗よりも値段が高めになっています。

ボタニ子

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焼き栗でよく売られている天津甘栗は?

ボタ爺

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あれは中国栗じゃ!ほかにもヨーロッパ栗なんかもあるぞ!次ページからは栗の木の育て方の紹介じゃ。

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栗の木の育て方

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