エゴノキとは?特徴や育て方をご紹介!シンボルツリーには向いている?

エゴノキとは?特徴や育て方をご紹介!シンボルツリーには向いている?

星形の小さな白い花が、降り注ぐように咲く姿が美しいエゴノキ。花の可愛らしさが最大の魅力の庭木です。自然樹形が素敵で、育て方も難しくないため家のシンボルツリーにも人気があります。エゴノキとはどのような庭木なのか、特徴や管理方法などの育て方を詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.エゴノキとは?
  2. 2.エゴノキの特徴
  3. 3.エゴノキの育て方
  4. 4.エゴノキの剪定
  5. 5.シンボルツリーとしてのエゴノキ
  6. 6.まとめ

エゴノキとは?

出典:写真AC

エゴノキは、日本全国に分布している落葉高木です。株立ちの自然な樹形が優し気でナチュラルな印象を与えるため、シンボルツリーにも適しています。爽やかでとても魅力的な庭木なので、読み終わる頃には、早速エゴノキを育てたくなっているかもしれません。まずは、基本情報からみていきましょう。

基本情報

学名 Styrax japonica
別名 ロクロギ、チシャノキ
分類 落葉高木
科名 エゴノキ科
属名 エゴノキ属
樹高 4~8m
原産地 日本全国、朝鮮半島、東南アジア
開花期 5~6月
耐寒性 強い
耐暑性 強い

「エゴノキ」は、秋になる実にえぐみがあることから「えぐみのある木=エゴノキ」という理由で名付けられました。

花言葉

出典:写真AC

エゴノキの花言葉は「壮大」です。これは10mを超えるようなエゴノキの小さな葉や枝の間から、無数に花が咲き誇っている姿が「壮大」に見えたことからとされています。

主な品種

ピンク・チャイムス(ベニバナエゴノキ)

ピンク・チャイムスは、淡いピンク色をした花を枝垂れるように咲かせるエゴノキの園芸品種です。樹高は3~5mと通常のエゴノキよりも低いため、剪定などの管理もしやすく狭い庭にもおすすめです。花付きがよく、成長は遅いためシンボルツリーとしても人気があります。葉も小さいのでよく日が差し込み、明るい雰囲気の庭になるでしょう。

日本では、「赤花エゴノキ」とも呼ばれます。

エゴノキの特徴

エゴノキの樹形

エゴノキの幹は株立ちで太くならず、枝を横に大きく広げる自然樹形をしています。どのような雰囲気の庭にもさりげなくなじむので、場所を選ばずに植えられることも嬉しいポイントです。大きく広げた枝や葉が日陰を作り、自然の中にいるような爽やかさを感じさせてくれるでしょう。

ボタニ子

ボタニ子

ナチュラルな雰囲気のシンボルツリーを探している人には、ぴったりですね。

エゴノキの花

エゴノキの最大の特徴は、花の愛らしさです。初夏に2cmほどの小さな白い花が、新梢にしだれてまとまって咲きます。うつむきがちに咲く花姿は、日本らしい奥ゆかしさを感じるでしょう。花が満開の時期は、真っ白な星が降り注いでくるかのような美しさを楽しめますよ。咲き終わると散らずにそのままの花姿で落下するため、足元を華やかにしてくれます。

ボタニ子

ボタニ子

花の形がかわいらしく、ベルみたいですね。海外では「スノードロップツリー」や「ジャパニーズ・スノーベル」などと呼ばれていますよ。

エゴノキの葉と実

エゴノキの葉は、2~4cmほどの大きさで、茎の1節に互い違いに生えています。葉は卵型をしており、縁にはギザギザとした鋸歯がありますが、全くない葉もあります。また花後の10月頃に、白っぽい色をしたかわいらしい形の実がつきます。この実には「サポニン」という毒が含まれているため、食用にはできません。実の中には種子が1つ入っています。

ボタニ子

ボタニ子

昔はこの実をすりつぶして川に流して、魚を麻痺させる漁法があったんですよ。

ボタ爺

ボタ爺

次はエゴノキの育て方について紹介するぞ!

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エゴノキの育て方

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