フォックスフェイス(ツノナス)の育て方!失敗しない管理のコツは?

フォックスフェイス(ツノナス)の育て方!失敗しない管理のコツは?

フォックスフェイスは実がキツネの顔に似て見えるナス科の植物です。育て方として支柱が必要で、200cmくらいまで成長します。実の形がとてもユニークで、日持ちがよいのでリースなどにも使えます。そんなフォックスフェイスの育て方や管理のコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.フォックスフェイス(ツノナス)とは
  2. 2.フォックスフェイスの特徴
  3. 3.フォックスフェイスの育て方
  4. 4.フォックスフェイスの管理のコツ
  5. 5.まとめ

フォックスフェイス(ツノナス)とは

出典:flickr

熱帯アメリカ原産のフォックスフェイスはジャワにある植物園、ボイテンゾルグから昭和10(1935)年に導入されました。日本では、寒すぎて越冬できませんので一年草として扱われますが、原産国や帰化した中央アメリカやカリブ海では越冬するので非耐寒性低木です。全草にアルカロイド系の毒をもちますので、食用には向きません。観賞用です。

基本情報

学名 solanum mammosum
原産地 ブラジル 南アメリカ 
形態 日本では一年草
草丈 150~200cm
科属性 ナス科 ナス属
耐暑性 強い
耐寒性 弱い
耐病性 強い
誕生花 10月29日
花言葉 私の想い 偽りの言葉
別名 イエローフォックス カナリアナス ツノナス

フォックスフェイスの特徴

出典:写真AC

フォックスフェイスの実は黄色やオレンジ色で、付け根の部分に突起があるのが特徴です。突起部分がキツネの耳に似て見えるためフォックスフェイスと呼ばれますが、これは和製英語です。実が成熟すると水なしでも2カ月ほど持ちます。観賞用として部屋に飾ったり、リースに使われたりします。ビタミンカラーのユニークな形の実の植物です。

花の特徴

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ナス科の植物なので、食用のナスと似た薄紫色から紫色の花です。上部の茎の付け根に複数の花がつきます。開花時期は7月~9月です。直径は3cmほどで5弁の花びらが星形にひらき、反り返ります。真ん中に黄色いおしべがあり、中心にめしべがあります。この植物は花の代わりに実を観賞するので、小さい花はきれいですが、目立ちません。

葉の特徴

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葉は広楕円形の心臓型で裂けめが入り、やわらかい毛にふちどられています。表面からみるとわかりませんが、茎と葉脈に鋭いトゲがありますので注意が必要です。株を成長させるために光合成が必要です。葉は実がなるまでは芽かきをしながらもある程度はつけておきます。実が大きくなってきたら、太陽光に当て色を付けるために余分な葉は取ります。

実の特徴

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茎から枝分かれし花が咲いた場所に直接実がなります。レモンの様な形ですが、尖った反対側に突起がいくつか現れキツネの耳のような形に見えます。株の成長は早く大型に育ちますが、実がなってから色づくまで時間がかかるのが特徴です。最初は緑色ですが、秋になるにつけ鮮やかな黄色に色づき、光沢が出てきます。晩秋が見ごろです。

フォックスフェイスの育て方

出典:写真AC​​​​​​

フォックスフェイスは200cmちかくまで育つ大型の植物です。実を観賞するのが目的ですので、普通の観葉植物のように部屋で育てるというよりは、しっかりと日が当たる屋外で育てて実の色づきをよくします。植木鉢で育てる場合は最低でも直径30cm以上のものにしましょう。地植えの場合は間隔を50cm以上あけます。

フォックスフェイスの育て方①栽培方法

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フォックスフェイスの栽培方法は、水はけのよい土を使います。腐葉土、赤玉土、ピートモス、緩効性化成肥料などを混ぜ込んで畝をつくると水はけがよくなります。間隔は50cm以上あけて蒸れないようにしましょう。種から育てる場合は肥料のない土で小さいポットから育てます。最初から大きな大きな鉢に植えると、土の湿度があがり根腐れの原因になります。

芽かき

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6~7月にかけて芽かきという作業が必要になります。芽かきをせず放置すると枝が伸び放題になり、実の方に栄養がいかなくなります。1株につき3枝~5枝になるように、脇からつぎつぎ出て来る芽を芽かきしましょう。トゲがありますので、手袋をしてよく切れる園芸ばさみなどを使うのがおすすめです。株をしっかり育てるための栽培方法です。

芯止め

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8月ごろに小さな実がたくさんできてきたら、芯止めという作業をします。一番上の茎を園芸ばさみなどでカットする栽培方法です。芯止めをすることによりそれ以上上へ伸びる力をカットし、実の成熟へ栄養をまわすことができます。芯止めして栄養が十分に回ることにより、一つ一つの実がふっくらと大きく育ちます。

支柱

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フォックスフェイスには支柱がかかせません。フォックスフェイスは200cm近くまで成長します。さらに実が多くつきますので重くなり、強い風などで倒れてしまいます。大きく育つことを見越して、高めの支柱を立てましょう。特にフォックスフェイスの実は夏から秋にかけて熟しますので、台風などで倒れてしまわないように支柱が必要です。

フォックスフェイスの育て方②水やり

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種からフォックスフェイスを育てるときは種まきして発芽するまでは水を切らさないようにするのが大切です。しっかり株が育ってからは、鉢植えは土が乾いたらたっぷりを水やりします。地植えの場合は特に水やりは必要ありません。降雨でしのげます。ただし、夏場など日照りが続くときは土の乾き加減をみてたっぷりと水やりします。

フォックスフェイスの育て方③植え付け

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フォックスフェイスの植え付けは4~5月です。種まきの場合は霜が降りなくなってから、苗は店頭に出回ったらすぐに植え付けをします。実がなるのが遅れると、特徴であるきれいな黄色になりません。鉢の場合は10号以上プランターも大型のものがおすすめです。地面に植え付ける場合は間隔を50cm以上あけるのがコツです。

フォックスフェイスの育て方④増やし方

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フォックスフェイスの増やし方は挿し木や株分けができません。そのため、熟した実から種をとってそれをまく増やし方が主流です。実を割るとなかから黒い種が出てきます。ぬめりがあるのできれいに洗い、乾燥させてから冷蔵庫などの冷暗所で保管しましょう。春に肥料のない土をポットに入れ種まきをします。発芽温度は25℃以上です。

フォックスフェイスの育て方⑤かかりやすい病気

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フォックスフェイスがかかりやすい病気はとくにありませんが、水をやり過ぎたり、風通しが悪く蒸れたりするとうどんこ病が発生します。植物がかかりやすい病気ですので見つけたらすぐに除去しましょう。ナス科の植物は連作障害を起こしやすいです。フォックスフェイスだけでなく、ジャガイモやトマト、ピーマンやシシトウを育てた土での連作栽培は避けましょう。

フォックスフェイスの育て方⑥肥料

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フォックスフェイスは実をたくさんつける植物なので、パワーが必要です。5月~9月にかけて肥料は月に1回追肥しましょう。その時に窒素が多い肥料を使うと葉ばかりがしげってしまいます。葉に栄養分を取られると花が咲きづらく、実がならなくなりますので、窒素が少なく、リン酸やカリが多めの肥料を選びます。

フォックスフェイスの管理のコツ

出典:写真AC​​​​

・種まきは霜が降りなくなったら、苗は店頭に出回ったらすぐに植え付けをする。
・日当たり、風通しをよくし病気を防ぐ。
・支柱は大き目のものを立てる。
・水やりはしすぎない。
・肥料は窒素成分の少ない物を選ぶ。
・芽かきを十分におこない、株をしっかり育てる。
・実がなったら余分な葉を除き、太陽光で色づけをする。

まとめ

出典:flickr

フォックスフェイスはユニークな形が特徴的なだけでなく、完熟してしまえば、鉢植えで3カ月、地植えでは霜が降りるまで楽しめる植物です。実を枝から切り離してもしおれにくいので、ハロウィーンやクリスマスのリースに使うこともできます。1本の株からたくさん実がとれますので、最初は1株から挑戦してみてくださいね。

ほおずき
ライター

ほおずき

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました。観葉植物歴は30年以上です。食べ終わった種を埋めておいたら巨大化したアボカドなどを含め、ガジュマルやコウモリラン、トックリランやウツボカズラなど、現在25鉢の観葉植物と暮らしています。最近機嫌のよいウツボカズラが、小さいつぼをたくさんつけています。

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