黄梅(オウバイ)の育て方!適した栽培環境や剪定方法などを解説!

黄梅(オウバイ)の育て方!適した栽培環境や剪定方法などを解説!

黄梅は、学名が「Jasminum nudiflorum」で、ジャスミンの種類のひとつです。つる性で、冬の時期に黄色の花を咲かせます。黄梅は、滅多に枯れることがないので、初心者にも育てやすい植物です。育てる場所や用土、増やし方などをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.黄梅はどんな花?
  2. 2.黄梅の花言葉
  3. 3.黄梅の育て方
  4. 4.黄梅の『枯れる』理由
  5. 5.黄梅の増やし方
  6. 6.黄梅の越冬方法
  7. 7.まとめ

黄梅はどんな花?

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黄梅は、ジャスミンの仲間です。黄梅の花は、乾燥させるとハーブティーになります。黄梅のハーブティーの効能は、解熱や利尿作用などです。また、葉は薬として、腫れものや切り傷に効きます。黄梅は観賞だけでなく、実用としても使うことができるのです。これから、黄梅について栽培方法などをご紹介します。

黄梅の基本情報

学名 Jasminum nudiflorum
別名 ゲイシュンカ(迎春花)
ウインタージャスミン
キンバイ(金梅)
オウシュバイ(黄春梅)
科名 モクセイ科
属名 ソケイ属
原産地 中国
樹高 1~5m
花色
開花期 1~3月
花径 2~2.5cm
花形 高杯形

学名、樹高

黄梅の学名は、「Jasminum nudiflorum」です。科名はモクセイ科で、属名はソケイ属です。ソケイ属は、ジャスミンの一種ですが、ジャスミンとは違い、ほとんど香りがありません。つる性落葉低木で、樹高は1m~5mほどです。

花の呼び名

和名は、「黄梅(オウバイ)」です。別名は、中国名「迎春花(ゲイシュンカ)」です。中国読みをすると「インチュンフヮ」と発音します。英名では、「ウインタージャスミン」です。他には「金梅(キンバイ)」と呼ばれたり、「黄春梅(オウシュンバイ)」と名付けられています。「金梅(キンバイ)」は、「金梅草(キンバイソウ)」の略です。

花名の由来

黄梅は、梅が開花する同じ時期に花が咲きます。また、花の形が梅の花に似て、黄色い花を咲かせることから「黄梅」と名付けられました。しかし、梅はバラ科のサクラ属なので、黄梅と梅は違う種類です。中国名のゲイシュンカ(迎春花)の由来は、中国の旧正月に咲くことからきています。

原産地

原産地は、中国の北部と中部です。1695年に伊藤三之丞(伊兵衛)が出版した「花壇地錦抄」の著書の中に、黄梅の育て方についての記載があるので、黄梅が日本へ渡来したのは元禄時代頃と考えられています。

開花時期

温暖地での開花時期は、2月下旬~3月頃です。寒冷地では4月頃になります。黄梅は、つる状の分枝した枝に直径2cmほどの黄色い花を咲かせます。花の形は高杯形で、花冠は先端で5~6裂に裂けます。

半つる性の枝

枝は、箒状に垂れ下がる「半つる性」です。枝が地面につくと、根が発生し、新たな株ができます。この特徴から、黄梅の増やし方は挿し木でも簡単にできます。

花後につく葉

黄梅の葉は、桜と同じように、花が咲き終わった後に枝につきます。葉は対生で、3つの小葉を持ちます。

ソケイ属の種類

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ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の植物の総称です。ソケイ属の植物は、世界で約300種類といわれています。アジア、アフリカの熱帯、亜熱帯地方が原産です。ほとんどの種類は、白または黄色の花を咲かせます。花には香りがあるため、香水やジャスミン茶の原料として使用されます。しかし、ソケイ属の中には、黄梅のように芳香の少ない種類も多く存在します。

姫黄梅(ヒメオウバイ)

学名は「Jasminum parkeri Dunn」で、原産地がインドです。花や葉が小さく、樹高は20cm~30㎝です。盆栽に使われます。戸外での開花は、5月頃です。場所は、高温多湿にならないように注意し、風通しをよくします。寒さに弱い種類なので、冬は室内の明るい場所に移します。

雲南黄梅(ウンナンオウバイ)

学名は「Jasminum mesnyi」で、原産地が中国です。日本へは、明治初期に伝わりました。常緑低木で、樹高は1m~2mです。雲南黄梅の開花の時期は3月~4月で、黄梅よりも少し遅めです。香りに関しては、黄梅と同じようにほとんど匂いません。雲南黄梅の花の大きさは5cmほどで、葉も黄梅よりもやや大きいです。また、雲南黄梅の特徴は、冬でも葉が落ちません。黄梅に似ているため、「黄梅擬(オウバイモドキ)」と呼ばれていますが、葉の特徴から簡単に種類を見分けることができます。

キソケイ

学名は「Jasminum humile var. revolutum」で、原産地がヒマラヤです。「ヒマラヤジャスミン」「イエロージャスミン」という別名があります。常緑低木で、樹高が1m~1.5mほどです。開花時期は5月~6月中旬で、5弁の小さな黄色い花が咲きます。花は、芳香の弱い種類です。枝は、広い範囲まで延びます。耐暑性と耐寒性に強いです。ただし、冬場は霜よけ対策が必要です。

ヒマラヤソケイ

学名は「Jasminum humilevar. humile」で、原産地が中国南西部、チベット自治区、アフガニスタン、インド、タジキスタンです。標高1100m~3500mの高地に自生しています。常緑の半つる性低木で、樹高が2mです。開花時期は5月~6月で、1.5cm~2cmの黄色い花を咲かせます。花は筒状で、先端が5裂し、平らに開きます。花は、芳香のない種類です。葉は2cm~3cmの先が尖った卵形で、小葉が3枚~7枚の奇数羽状複葉で互生しています。キソケイに似ていますが、花や葉がキソケイよりも小型です。耐熱性と耐寒性に強いですが、冬場は霜が被らないように注意が必要です。

ボルネオソケイ

学名は「Jasminum multiflorum」で、原産地が本種の原産地は東南アジア、南アジアです。別名は「ジャスミナム」「マルチフロルム」、英名は「スタージャスミン」「ダウニージャスミン」です。インドネシアの国花でもあります。常緑のつる性低木で、樹高が1m~3mです。開花時期は10月~5月くらいで、白い花を咲かせます。甘い香りがする種類です。実は熟すと、果皮が自然に裂けて種子を放出します。

リュウキュウソケイ(琉球黄梅)

学名は「Jasminum floridum」で、原産地が中国西部です。沖縄に入り、古くから栽培されています。別名は、「キイモッコウ(黄木香)」「モッコウカ(木香花)」です。常緑低木ですが、ときに冬期落葉することがあります。枝は、つる性か弓状です。花は頂生の集散花序につき、2cmほどの白や黄色い花を咲かせます。まれに紅色もあります。葉は羽状複葉で互生し、3枚~5枚の小葉が生えます。

似ている種類

ロウバイ(蝋梅)

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科名はロウバイ科、属名はロウバイ属です。学名が「Chimonanthus praecox」で、別名「カラウメ」「ナンキンウメ」と呼ばれています。原産地が中国で、日本には江戸時代頃に入ってきました。落葉広葉樹で、樹高が2m~4mです。開花時期は12月~2月で、1.5cm~4㎝ほどの花を一輪か二輪ずつ咲かせます。花弁は15枚~21枚で、蝋細工のように透き通った黄色です。甘い香りがします。

レンギョウ

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科名はモクセイ科、属名はレンギョウ属です。学名は「Forsythia suspensa」で、別名「レンギョウウツギ(連翹空木)」と呼ばれています。英名は、「Golden bells」です。樹高は、1.5m~3mです。原産地は中国で、日本には300年ほど前に薬用として伝わりました。開花時期は3月~4月で、黄色い花が下向きに咲きます。実が熟すと下部が裂け、種子が散布されます。

黄梅の花言葉

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黄梅の花言葉は、「期待」「優美」「控えめな美」「恩恵」「気高い」です。1月22日と2月20日の誕生花でもあります。

「期待」

花言葉の「期待」は、黄梅が開花する寒さが残る早春に咲くことから、春の訪れへの「期待」が込められて付けられました。

「優美」「控えめな美」

花言葉の「優美」と「控えめな美」は、枝を垂らして小花を咲かせる姿が、素朴で趣のあることから付けられました。

「恩恵」

花言葉の「恩恵」は、黄梅を眺めていると、早春の豊かさを感じることから付けられました。また、古代中国の治水伝説からともいわれています。それは、洪水を沈めたといわれる人物である禹(う)が、腰に巻いていたつるを娘に手渡した。禹(う)が洪水を治めることに成功し、家に戻ると、娘は石に変わっていました。その石には、父親に渡されたつるが根を生やし、葉が茂っていました。禹(う)は、石になってしまった娘を抱きしめ、涙すると、その涙がかかり、娘にからまっていたつるに、黄色い花が一斉に咲いたという逸話からです。

「気高い」

花言葉の「気高い」は、中国皇帝の正装の色から名付けられました。黄梅の黄色は、古代中国の皇帝だけが使うことを許された明黄色で、高貴のシンボルカラーだからです。

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