胡蝶の舞の育て方
胡蝶の舞は初心者でも比較的育てやすい多肉植物です。ここでは、水やりから増やし方まで基本的な育て方をご紹介します。
育て方①水やり
胡蝶の舞は土の表面が乾いているのを確認してから水をあたえます。春と秋は土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷりとあたえるようにしましょう。梅雨から初夏にかけては少しずつ量を減らしていき、夏場の水やりは夕方に土の表面が濡れる程度で十分です。冬場は半月から1ヵ月に1回、土の表面が濡れる程度の量をあたえるようにします。
ボタニ子
育て方②置き場所
日当たりと風通しのよい場所を選ぶようにします。胡蝶の舞は夏場や梅雨は雨のあたらない場所にし、猛暑日の直射日光は葉焼けするので半日陰の場所に移動するようにしましょう。また冬場は気温が下がりすぎて葉が弱ってしまわないように、霜が下りるような寒い時期は室内の日の当たる場所へ移動します。
ボタ爺
冬は窓際でも気温が低いことがあるので、温度に気をつけるようにしましょう。
育て方③用土
根腐れを防ぐために、胡蝶の舞には水はけがよいサボテン用の用土などを使用します。
育て方④肥料
胡蝶の舞には緩効性の肥料、もしくは液体肥料を春と秋に月に2~3回あたえるようにします。
育て方⑤手入れ
春と秋にはぐんぐんと成長する胡蝶の舞です。伸びすぎた茎など不格好になってしまったらカットするようにしましょう。カットした茎は新しい胡蝶の舞を増やす挿し芽にも使えます。また害虫予防のために、春や秋の季節の変わり目には殺虫剤を使用するようにしましょう。葉っぱや花で黒い部分があったら病気の可能性があるため、ハサミでカットするようにします。他に害虫は、新芽やつぼみの部分にもつくことがあります。
ボタ爺
水やり後、受け皿に水が溜まっていたら捨てるようにしましょう。受け皿の水は根腐れを起こす原因になります。
育て方⑥植え替え
鉢が小さく感じたら植え替えのタイミングです。胡蝶の舞の成長に合わせて、植え替えをするようにしましょう。植え替えは夏や冬だと根を傷めてしまう可能性があるため、春や秋の成長期に行うようにします。その際に黒くなった根を含め、全体的に古い根をカットしてあげることで、成長しやすくなります。
ボタニ子
植え替えをすることで、鉢が小さくなって根詰まりするのを防げますね。
育て方⑦増やし方
胡蝶の舞は葉挿しと挿し芽の二通りで増やすことができます。葉挿しと挿し芽、どちらもかわいらしい新芽が出てくるのでぜひやってみてください。
葉挿し
胡蝶の舞の葉挿しは春もしくは秋ごろ行うようにします。なるべく大きく成長した葉っぱをやさしく取り、直射日光の当たらない風通しのよい場所で1ヵ月ほど管理します。新芽が出てからは霧吹きで水をあたえるようにしましょう。葉っぱが増え、新芽に根っこが生えてきたら、元の葉っぱからはずし、新しい株として土に植えます。はずすときは傷つけないように注意します。新しい株になるまで、だいたい3ヵ月くらいです。
ボタ爺
葉挿しとは、もともとの葉っぱを取ったときに、その葉っぱから新芽や根っこが出てくることで植物を増やす方法です。
挿し芽
胡蝶の舞は長く伸びすぎてしまった茎を切り、土に挿して日陰で乾燥させないように1ヵ月ほど管理することで、根ができて成長してくれます。茎は左右から斜めにカットすることで、吸水面が増えるので成功しやすくなります。胡蝶の舞が成長しやすい時期に行うことで、根付きやすくなります。葉挿しと同じく、時期は夏と冬は避けるようにしましょう。
ボタ爺
挿し芽とは、茎を切って土に植えることで根が生えてくるという植物の増やし方です。挿し木と同じような意味があります。
まとめ
胡蝶の舞は色づきや見た目からかわいらしい印象があり、ぐんぐんと成長して花を咲かせることや葉っぱからたくさんの新芽を増やせることなど魅力あふれる多肉植物です。ご自宅でも、おうちの多肉植物とともにぜひ育ててみてください。
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梅雨と冬、そして夏場の日中の水やりは避けて、水のあたえすぎによる根腐れに注意しないとですね。