ストレリチア(極楽鳥花)とは
南アフリカ原産の熱帯植物のストレリチア(ストレチア)は、日本でも観葉植物として手に入りやすく鉢植えで楽しむ方が増えています。初心者でも育てやすいと人気です。また、切り花として、花も葉も花屋さんで売られている定番の植物です。
基本情報
原産地 | 南アフリカ |
学名 | Strelitzia |
英名 | Bird of paradise(バードオブパラダイス)、Crane flower(クレーンフラワー) |
和名 | 極楽鳥花 |
分類 | ゴクラクチョウカ科(バショウ科)ゴクラクチョウカ属 |
花時期 | 5月〜10月 |
花色 | オレンジ、黄色など |
草丈 | 1~10m |
花言葉 | 輝かしい未来、おしゃれな恋、気取った恋、恋の伊達者、寛容、万能など |
花の特徴
ストレリチアの花の特徴は、小さな青い花弁と大きく尖ったオレンジ色の萼が扇子のように開くところです。鳥のトサカのように見えるため、豪華な印象を与えます。1つつぼみがあると同じところから複数回花が咲き、花もちも2週間ほどと長いため、エキゾチックな大ぶりのアレンジをする際の切り花として有名です。
葉の特徴
代表的なストレリチア・レギネの葉は長楕円でスラリとのびます。品種によって大きなバナナのような葉を持つものもあり、購入時は品種の確認が必要です。観葉植物として花よりも葉を楽しみたい方は、ぜひお好みをお探しください。
名前の由来
植物を愛好していたことで有名なイギリスのキングジョージ3世の皇后、シャルロッテの実家がストレリッチ家であることからつけられました。また、和名の極楽鳥花はニューギニアの鳥である極楽鳥に似ていることが由来です。英語名のバード・オブ・パラダイスも鳥に由来しています。
ストレリチアの花言葉
南国のエキゾチックな雰囲気と艶々とした葉がとてもスタリッシュなストレリチアです。魅惑的な花姿が何よりも印象的でで、多くの素敵な花言葉がつけられています。ポジティブな花言葉で、贈り物にもおすすめです。
ストレリチアの花言葉①
「気取った恋」「恋の伊達者」
楽園の鳥のような花姿を、派手な帽子をかぶった人と見立てたものです。実際、昔のヨーロッパでは極楽鳥の羽を帽子の飾りに使っていました。花の美しさを見た人々が歓喜したり浮かれたりした様子も、恋の気分の高揚と結びつけられました。
ストレリチアの花言葉②
「輝かしい未来」
ストレリチアは、大きく艶やかな鳥が首を空に伸ばしているような花姿をしています。ニューギニアを中心に生息している美しい極楽鳥にも似ているため、明るい希望に向かって鳥が飛び立つ姿と重ねられてこの花言葉がつけられました。
ストレリチアの花言葉③
「情熱」「寛容」
花の色は極彩色の濃い色で、その花姿そのままの花言葉がつけられました。南国らしい情熱的な雰囲気を感じさせる花や、大きくゆったりとした雰囲気の佇まいから連想された花言葉です。
ストレリチアの花言葉
- 「気取った恋」「恋の伊達者」
- 「輝かしい未来」
- 「情熱」「寛容」
ストレリチアの種類
どの品種もオーガスタの名で流通し、販売されていることがあります。ストレリチア・レギネとオーガスタとの違いは花ですが、葉の形も種類ごとに異なります。ここでは、ストレリチアの品種をチェックしていきましょう。
ストレリチア・レギネ
極楽鳥花として流通しているストレリチアの代表的な園芸品種です。オレンジ色と青色の花を楽しみたい人はこの品種を購入するのがよいでしょう。花色が黄色の品種もあります。
ストレリチア・ニコライ(オーガスタ)
オーガスタは大きく育つ品種です。葉はバナナの葉のようで、トロピカルな雰囲気を持っています。花は白色で見ごたえがありますが、鉢植えで花を咲かせるのは難しいです。熱帯植物園などで、大きく育ったオーガスタに花が咲いている様子を見られるでしょう。
ストレリチア・ユンケア(ノンリーフ)
ノンリーフという流通名で、その名のとおり葉がとても細いのが特徴です。ストレリチア・レギネとの中間種で、花はレギネに似てオレンジ色の萼に青い花が咲きます。