イエダニの宿主駆除が最優先
イエダニが家に入り込んだ原因のねずみを退治しなければ解決しません。原因であるねずみがどこから入ってきたのか、巣がどこにあるかも把握しないといけません。特に冬に発生した場合、屋根裏や軒下の確認は大変な苦労がかかります。ここでは、ねずみ退治の方法を紹介します。
駆除方法①殺鼠剤の使用
ねずみ退治に殺鼠剤を使用する場合の方法を紹介します。家の中でねずみを見かける場所・食べていた物を把握しましょう。殺鼠剤を食べてほしいので、生ごみや食べ物が無い環境にします。ねずみが食べていたものを殺鼠剤に振りかけるなどして仕掛け、目撃したポイントに置きます。
殺鼠剤の使い方
- 他に食べ物がない環境にし、ねずみが出るポイントに設置
- 死骸からイエダニが出てくるため、死骸を確実に回収することが必要
ねずみは警戒心の非常に強い動物ですので、簡単に殺鼠剤を摂取するわけではありません。イエダニがすでに繁殖している場合には対策とはなりづらいです。イエダニ被害がまだ無い状態でのねずみ対策としては有効でしょう。ただし、子供やペットが摂取しないように充分な注意が必要です。
駆除方法②ねずみホイホイの使用
ねずみの死骸を放置することなくねずみを捕獲するには粘着シートをおすすめします。ねずみを見かけた・糞があった・足跡があった場所が、誘引剤入りの粘着シートの設置ポイントです。ねずみの通り道は決まっていますので、行動範囲の壁や隅に敷きましょう。
粘着シートの使い方
- ねずみのルート(足跡・糞・餌の摂取場所)を特定し、ルート上に敷く
- 粘着シートは、耐水性・誘引剤入りを選ぶ
荷物の間が通り道の場合もあります。立てて使用できる粘着シートもありますので、あわせて設置するとよいでしょう。また、粘着シートへの誘導として殺鼠剤も併用することで効果があがります。餌を置くだけでは、餌だけ食べていなくなってしまいますので効果はありません。
駆除方法③業者に依頼
イエダニの被害にあいながら、ねずみ対策を実施することは簡単なことではありません。専門の業者に依頼することが一番確実でしょう。ねずみ駆除業者によっては高値の場合もありますが、6,000円ほどから依頼可能となります。お住まいの駆除業者の検索をおすすめします。
どこから侵入したのか見極めることが大事
ドブネズミの平均の大きさは20~25cmほどで寒さに強く、巣は屋外や床下に作ることが多いです。また、クマネズミの平均の大きさは15~20cmほどで寒さに弱く、巣は屋内(天井裏・壁の内側)に作ることが多いです。小さいすき間でも侵入してきます。
ボタニ子
ねずみを退治できても安心はできないわね!家のすき間を塞がないと新たに巣を作られる可能性があるってことね!
ボタ爺
ねずみ駆除業者に頼むと、侵入口まで封じてくれるぞ!
イエダニ駆除に有効な商品とは
害虫の退治・殺虫に関して広く活躍しているアース製薬のおすすめ商品を紹介します。昭和4年に殺虫剤を販売し、その後も害虫に関しての原因・発生を研究したすえ、商品も多岐に渡っています。消毒剤も開発されているので、生活するうえで使用する機会も多いでしょう。
おすすめアース製薬①燻煙剤(くんえんざい)
イエダニは殺虫成分に弱いです。燻煙剤の使用はとても効果的ですが、1回の使用では卵までは退治できません。卵が孵化するには2日程度かかるため、2~3日後に再度実施することが望ましいです。屋根裏にねずみの巣がある場合が多いので、屋根裏も忘れずに行いましょう。
燻煙剤使用後はほこりにダニの死骸が残ることが多いため、ほこり取りと消毒をしましょう。
おすすめアース製薬②殺虫剤
前述しましたが、殺虫成分が有効なため他の害虫に聞く殺虫剤でも効果的です。殺虫剤が効果的なのはイエダニが沸いている部分のみで、家全体への効果は望めません。イエダニの発生原因であるねずみの巣や死骸・鳥の巣に直接噴霧が効果的です。使用後に消毒もしましょう。
ボタニ子
次のページでイエダニの予防法を紹介しますね!
クマネズミの中には殺鼠剤に免疫をもった個体もおり、効果がない場合がありますので観察が必要です。