エノコログサとは?猫じゃらしとしても知られる植物の特徴をご紹介!

エノコログサとは?猫じゃらしとしても知られる植物の特徴をご紹介!

ふさふさの穂が特徴的なエノコログサをご存知ですか?ねこじゃらしと聞いてピンとくる方も多いことでしょう。この記事では、雑草としてのエノコログサの特徴や生態について紹介し、その種類や食べることができるのかについても併せて解説します。

記事の目次

  1. 1.エノコログサとは?
  2. 2.エノコログサの特徴
  3. 3.エノコログサの種類
  4. 4.エノコログサの除草
  5. 5.エノコログサの食用
  6. 6.まとめ

エノコログサの除草

ふさふさの穂が特徴的なエノコログサですが、必要のないところに生えていると雑草となり駆除する必要があります。雑草としてエノコログサを放置しているとどのような被害がおこるのか、またその効果的な除草方法にはどういった手法があるのか解説します。

エノコログサによる被害

花粉
Photo byskeeze

アレロパシー作用で作物の成長を阻害する

エノコログサ属には他の雑草を抑えるアレロパシー作用がありますが、トウモロコシなどを栽培している畑に生えている場合はその生長を阻害することがあります。そのため、春先に作物を栽培する場合は、圃場内に既に生えているエノコログサを駆除してから播種をおこなうようにしましょう。

花粉が秋のイネ科花粉症を引き起こす

エノコログサの花粉はイネ科花粉症の原因となり、くしゃみや鼻づまりを引き起こします。エノコログサをはじめセイタカアワダチソウやブタクサなどが7月~11月にかけて花粉をまき散らすことが原因となっています。スギやヒノキの花粉と異なり、雑草由来の花粉は1km程度の範囲にしか届きませんが、居住区周辺に生息している場合は早めの除草が必要です。

エノコログサの除草方法

常用草刈機
Photo byInsaPictures

除草作業の効果的なタイミングは出穂前

エノコログサは種子で生息域を拡げる雑草です。そのため除草するタイミングは、種を落とす前に駆除しましょう。エノコログサは夏にかけて出穂をおこなうため、5~6月から除草をはじめるとよいですが、刈払いだと繰り返し行う必要があります。完全駆除には抜き取りによる除草や刈払い後の防草シートの施行が必要です。

除草剤をつかうと簡単に駆除できる

繰り返しの除草作業が大変な場合は、農薬をつかった駆除がおすすめです。庭や道路端のエノコログサを駆除するなら、サンフーロンやエイトアップなどのグリホサート系除草剤が効果的です。手強い雑草ではないため200倍に希釈した薬剤を散布してください。作物を栽培する予定の畑では、植え付け前に除草剤を散布したあとに栽培作物の適用にあった土壌処理剤をつかうとほぼエノコログサを駆除できます。

ボタニ子

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次のページではエノコログサを食用にできるかどうかについて解説するよ。

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エノコログサの食用

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