ハオルチア・オブツーサの育て方③植え替えと増やし方
植え替えや増やし方は行うのに適した時期があり、時期は植物の生長期によって違います。また増やすときも、この生長期にあわせるのがおすすめです。植え替えのやり方と一緒に増やし方も覚えておきましょう。
植え替えする時期とやり方
植え替えは春か秋に行う
植え替えは生長期の春と秋に行うのが望ましいです。植え替えするときに、デリケートな根を触るため、違う時期に行うとうまく根づかないこともあります。生長期間に根づくよう、時期が来たら早めに行いましょう。植え替えを行わずにいると、だんだん根が鉢底から出てきてしまいます。植え替えするタイミングは「植物が鉢のフチの大きさと同じくらいになったら」が目安です。
植え替えに必要なもの
- 植え替え用の鉢
- 用土
- 苗
- 土入れ
- 殺虫剤(オルトランDX)
植え替えのやり方
- 鉢から苗を抜いて、根鉢を崩す。
- 古くなった根を取り除く。
- 植え替え用の鉢に用土と殺虫剤を入れる。
- 苗を入れて土入れで優しく土をかける。
オブツーサの増やし方
増やし方は株分けで行う
ほかの多肉植物の増やし方では、葉挿しで行うのが多いですが、ハオルチアを増やすときは株分けで行います。やり方は、ぷくっとした葉をていねいに分けるだけです。株分けしたら、通常の植え替えと同じように作業して構いません。株分けでの増やし方は慣れると簡単なので、ぜひ挑戦してみてください。
ハオルチア・オブツーサの育て方④夏越しと冬越し
オブツーサは春秋が生長期なので、夏と冬は苦手です。慣れないうちは、うまく夏越し・冬越しの育て方ができずに駄目にしてしまうこともあります。前もってコツを抑えておくといいでしょう。
夏越しと冬越しの注意点
夏越しは直射日光と蒸れに注意する
夏は直射日光を避けるようにします。窓辺に置くなら、遮光できるカーテン越しに置くのが懸命です。多湿にも弱いので、蒸れないよう風通しをよくします。室内だと風通しが悪くなりやすいので、換気をしたりサーキュレーターを使用するといいですね。冷房の風は株にダメージを与えるので、直接にあてないようにしてください。
冬越しは霜に当てない・凍らせない
冬は霜が直接当たらないように置き場を工夫します。夜も屋外に置くのなら、凍らせないよう注意しましょう。もし室内管理できるなら、室内へ入れることをおすすめします。ほかの多肉植物ほど光を必要としないため、室内で植物育成ライトを使用して冬場は育てるといったやり方でも育成可能です。
ハオルチア・オブツーサが徒長する原因
多肉が徒長してしまう原因は、日当たりと水やりの2つあります。引き締まった株に育てるために、ここでは徒長する原因や対策についてご紹介します。今までうまく育てられなかった人は、参考にしてみてください。
徒長の原因①日当たり
オブツーサは日当たりが悪いと徒長します。とくに夏や冬は、遮光したり室内管理したりで日当たりの確保が難しいこともあり、徒長しやすいです。徒長すると、仕立直しするしかありません。春や秋でも徒長するときは、遮光しすぎて置き場があっていない可能性もあるので、日当たりのいいところを探してみましょう。
徒長の原因②水やり
ほかにも、水を多くあげたときも徒長します。葉にたくさん水分を蓄えられるので、多すぎる水は不要です。葉の状態や育ち具合、育てている環境などから判断して、適度な水の量を見極めてください。
ハオルチア・オブツーサの窓を透明にするには
窓を透明にするには、水をしっかり与えて、適度な日光に当てることです。水が少ないと葉にボリュームがでず、また葉色も悪くなります。肥料も適度に与えて、健康的に育てればキラキラと輝くようなオブツーサに育つでしょう。同じオブツーサといっても個体差があるので、それぞれの様子を観察するのが大切です。
まとめ
オブツーサの育て方は夏越しと冬越しに注意すれば、そこまで難しくありません。水やりや用土選びもほかの多肉植物と同じです。置くところは、午前中だけ日が当たる場所やレースのカーテン越しに。増やし方も株分けで簡単に増やせます。手のひらに収まる大きさで、キラキラと窓がきれいなハオルチア・オブツーサをぜひ育ててみてくださいね。
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