タカラダニとは？発生原因と駆除方法を詳しく解説！効果的な殺虫剤は？

タカラダニの予防・駆除対策として真っ先にあげられるのは庭も家の中も、しっかり掃除することです。タカラダニは花粉やコケを食べることが知られています。しっかり掃除して花粉やコケを除去しましょう。特に卵が産みつけられ、大量発生する場所でもあるビルの外壁や庭のブロック塀などのコンクリート部分、植木鉢や花壇などは念入りに行います。

タカラダニの予防・駆除対策として、壁面に防水材を塗ることも効果的です。コンクリートの粗面のようなザラザラした材質を好む一方で、ウレタン防水材のようなツルツルした材質を嫌う特徴があります。また、防水材の塗布はコケや汚れ、カビから壁面を守る効果もあります。防水加工はタカラダニが発生しにくくなる環境作りに最適といえるでしょう。

タカラダニを退治する場合、潰さないようにするのが基本です。庭で見た場合、水で流すだけでも十分効果を発揮します。水を流す道具はじょうろ、ホース、高圧洗浄機などいろいろありますが、どれを使ってもかまいません。じょうろやホースは高圧洗浄機と比べると力が弱いため、タカラダニを流した後はブラシなどでこすっておくと、花粉や汚れも落とせるので予防に効果的です。

家の中でタカラダニを発見した場合は、水で洗い流す方法が使えません。かわりに掃除機を使いましょう。毛足の長いカーペットやじゅうたんにタカラダニがいるときは、最初に縦方向にゆっくりと掃除機をかけてから、次は横方向に掃除機をかけます。ゆっくりと丁寧にかけるのがコツです。このほか、コロコロやガムテープなどの粘着剤でタカラダニを退治する方法もあります。

タカラダニを退治する方法で、もっとも手軽で効果的な方法は薬剤散布です。薬剤の種類はたくさんありますが、タカラダニは庭でも家の中でも見かけるダニなので、屋外・屋内両方で使えるタイプがよいでしょう。タカラダニは体が小さいため、薬剤散布する際はスプレーの勢いで吹き飛ばしてしまわないように注意しましょう。

タカラダニは直接的な被害は小さい虫です。しかし大量発生した様子は不快な印象を与え、潰した場合は汚れやアレルギー発症の原因になるという、非常に厄介な虫でもあります。見つけたら早急に駆除して安心で快適な日常を守りましょう。