8月1日の誕生花は?
8月1日の誕生花は「ヒメユリ」
日本が原産とされているユリ科の多年草、ヒメユリが8月1日(8/1)の誕生花です。日本では東北以南の本州や四国、九州の山地や高原に自生している姿が見られるでしょう。開花期は6月~7月で、やや小ぶりの星型の花を咲かせます。あたりをパッと明るくするオレンジ色の花が魅力的で、1輪花瓶に挿すだけでも、部屋の雰囲気をぐっと上品なものに変えてくれますよ。
名前 | ヒメユリ(姫百合) |
別名 | ヒカリグサ(光草)、カラユリ(唐百合) |
英名 | モーニングスターリリー(Morning star lily) |
原産地 | 日本、朝鮮半島、中国など |
開花の時期 | 6月~7月 |
花の色 | オレンジ色 |
特徴 | 初心者でも育てやすい |
ヒメユリの特徴3選
まずはヒメユリの特徴について確認しましょう。複数ある花名は、いずれもヒメユリの可憐な花姿にちなんだものですよ。上品な雰囲気の花言葉を持っていることや、奈良時代の書物にも登場していることから、ヒメユリが日本人に長く深く愛されている花であることがうかがえますね。
特徴①花姿にちなんだ名前
ヒメユリ(姫百合)という名前の「姫」とは、小柄であることを意味しています。ほかのユリ属の花に比べて小ぶりで、可憐な花姿をしていることにちなんだものでしょう。花びらの開いたようすが星型に見えることから、「モーニングスターリリー(Morning star lily)」「ヒカリグサ(光草)」とも呼ばれていますよ。
特徴②気品のある花姿にぴったりの花言葉
ヒメユリの花言葉は「誇り」「強いから美しい」「可憐な愛情」です。小柄ながら凛とした雰囲気とあざやかな花色を持つヒメユリにぴったりの、上品な花言葉ですね。草原でまっすぐに花茎を伸ばし、風に花を揺らして自生する姿は、自然の中で生きるたくましさも感じます。まさに「強いから美しい」花ですね。
特徴③奈良時代から親しまれる花
ヒメユリは、古くから日本人に愛されてきた花です。その歴史は奈良時代までさかのぼり、日本最古の和歌集である「万葉集」にも、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)による以下のような和歌が掲載されています。ひっそりと咲くヒメユリの可憐さと、いじらしい恋心とを重ね合わせた、とても素敵な和歌ですよ。
ボタニ子
意味:夏野の茂みに咲いているヒメユリが誰にもその存在を知られていないのと同じように、私の思いもあの人には知られていない。とても苦しく、切ない恋です。
原文:夏の野の茂みに咲ける姫百合の 知らえぬ恋は苦しきものぞ