1月16日の誕生花は?
1月16日の誕生花は「プリムラ」
中国原産の多年草、プリムラが1月16日(1/16)の誕生花です。500種類以上もあるサクラソウ属の総称で、プリムラ・オブコニカ、プリムラ・ジュリアンなどが一般的です。紫やピンク、白などカラーバリエーションが豊富で、12月~4月の長い開花期で可憐な花を楽しめます。高温多湿に弱いため日本では一年草として扱うことが多く、6月~7月に種をまいて苗を育てる場合がほとんどです。
名前 | プリムラ |
別名 | トキワザクラ(常盤桜)ほか |
園芸分類・形態 | 草花・多年草 |
原産地 | 中国 |
開花の時期 | 12月~4月 |
花の色 | 紫、ピンク、白、赤 |
暑さ / 寒さ | やや弱い / 弱い |
特徴 | 開花期が長い |
プリムラの特徴2選
特徴①ラテン語が語源の名前
プリムラ(Primula)という名前は、ラテン語の「primos:最初の」が語源です。プリムラがまだ寒いうちから、ほかの春の花に先駆けて花を咲かせることにちなんでいますよ。またサクラソウ属であることから、日本では「トキワザクラ(常盤桜)」「シキザキサクラソウ(四季咲き桜草)」など「サクラ」とつく名前でも呼ばれます。春ののどかな光をイメージさせる、優しい印象の名前ですね。
特徴②色や品種によって異なる花言葉
プリムラの花言葉は「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」です。さびしさと明るさをあわせ持つフレーズは、寒い季節に華やかな色の花を咲かせることにちなんでいます。また、「美の秘密(赤)」「信頼(紫)」「永遠の愛(シネンシス)」「青春の美しさ(オブコニカ)」「運命をひらく(マラコイデス)」など、色や品種によっても花言葉が異なります。ネガティブなものも含まれるので、ギフトとして贈るときには注意が必要です。
プリムラの育て方
プリムラは花茎があまり伸びず、コンパクトにまとまるのが特徴です。扱いやすくカラーバリエーションが豊富なことから、ガーデニングでも大活躍する花ですよ。「栽培環境」や「水やり」「植え付け」など、基本的な育て方を学びましょう。コツを押さえて栽培すれば、美しい花を長い期間楽しめますよ。
育て方①栽培環境
プリムラは寒さに弱いため、鉢植えでの栽培が適しています。年間を通して、半日陰で管理しましょう。春~秋は屋外での管理も可能ですが、冬は室内に取り込むことが必要です。雨に当たると病気が発生しやすくなります。屋外で栽培する時期でも、雨除けはしっかりと行ってくださいね。
育て方②水やり・肥料
プリムラは表土が乾いたらその都度たっぷりと水を与えます。葉の間や花に水がたまらないように気をつけて、株元の土に直接水をやりましょう。開花期間が長いため、たくさんの養分が必要です。肥料は開花前の10月から、緩効性化成肥料を与え始めます。開花期に入った12月~4月は液体肥料も併用し、肥料切れを起こさないようにしてくださいね。5月~7月と9月は、液体肥料の濃度をやや薄めにしましょう。
育て方③植え付け・植え替え
プリムラは水はけ・水もちがよく、有機物の多い用土を好みます。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土、酸度調整済みピートモスを用いるとよいでしょう。市販されている草花用培養土を使うのも便利ですよ。株を植え付けるなら、適期は9月です。夏越しさせた株は9月下旬の彼岸のころに植えます。耐寒性・耐暑性が弱いため、基本的には一年草扱いです。
1月16日の誕生花(プリムラ以外)
1月16日の誕生花は、プリムラ以外にも複数あります。かろやかな花姿が金魚のようで印象的な「キンギョソウ」や、愛らしい色合いと光沢のある花びらを持つ「ワックスフラワー」もそのひとつです。それぞれの特徴や花言葉について、くわしく見ていきましょう。どちらもギフトにぴったりの、素敵なメッセージを持つ花ですよ。
1月16日の誕生花①キンギョソウ
キンギョソウ(金魚草)は地中海沿岸を原産地とする一年草です。華やかな色の花がまるでひらひらと尾びれを揺らしながら泳ぐ金魚のように見えることから、この名前がつけられました。花言葉の「純粋な心」「おしゃべり」「快活」なども、ぱくぱくと口を動かす金魚のコミカルな雰囲気にちなんだものです。鉢植えやブーケなどのフラワーギフトでも、やわらかな花姿はとても人気がありますよ。
1月16日の誕生花②ワックスフラワー
ワックスフラワーはその名前のとおり、まるでワックス(ろう)を塗ったように花びらがつやつやしている花です。ピンクや白の可憐な小花は控えめな印象で、ほかの花と組み合わせても喧嘩になりません。生花をブーケにするのはもちろん、ドライフラワーにしてスワッグやリースに仕立てることも可能と、ギフトバリエーションも豊富です。「愛らしい人柄」「まだ知られていない長所」など、花言葉もギフトにぴったりですよ。
1月16日にゆかりのあるもの
最後は誕生花以外の「1月16日にゆかりのあるもの」を紹介します。誕生石や記念日などは、会話のきっかけにもなりますよ。今日が誕生日の吉野弘(よしの ひろし)は、静岡県出身の詩人です。飾らない単語を使っているからこそ心に響くやわらかな作風が特徴で、「夕焼け」「虹の足」などの代表作は、国語の教科書に掲載されたこともありますよ。
1月16日の誕生石
1月16日の誕生石は「ブルームーンストーン」。ほんのり青みがかった乳白色が美しく、愛好家も非常に多い宝石です。やわらかな色合いが月の光を連想させることから、ムーンストーンという名前がつきました。月の光が封じこめられた「神秘的な力を持つ石」として、古くから人々に親しまれています。指輪やブレスレットなどのアクセサリーにもよく使われ、女性へのギフトにもおすすめの宝石です。
1月16日生まれの有名人
1月16日生まれの有名人には、以下のような人々がいます。星座はやぎ座です。シャイでおとなしい反面、非常にこまやかな気遣いができる人が多いとされていますよ。責任感が強く、ひとつのことをコツコツ地道に続けられるのも強みです。
- 吉野弘(詩人)
- ハインツ・レーグナー(ドイツの指揮者)
- ケイト・モス(イギリスのファッションモデル)
1月16日の出来事・記念日
禁酒の日
1月16日は「禁酒の日」です。1920年のこの日、アメリカで禁酒法が実施されたことにちなんだ記念日です。禁酒法によりアメリカでは飲料用アルコールの製造・販売が禁じられましたが、密造酒による健康問題や密売に関わるギャングの登場など、悪い影響が多くありました。そのため、10年あまり経った1933年2月に、禁酒法は廃止されます。正しく酒と付き合っていくことが、今も昔も大切ですね。
冬のガーデンにプリムラを
12月~4月と非常に長い期間で開花を続けるプリムラは、殺風景になりがちな冬の花壇を色あざやかな花で明るく彩ってくれます。とても育てやすいので、初心者ガーデナーの強い味方となりますよ。プランターを一色だけで埋め尽くしても統一感が出ていいですし、複数の色を寄せ植えして、にぎやかな雰囲気を演出することも可能です。庭のイメージや好きな色を選んで、自分らしいガーデンに仕立てたいですね。
出典:写真AC