8月31日の誕生花は?
8月31日の誕生花は「スパティフィラム」
熱帯アメリカを原産とする多年草、スパティフィラムが8月31日(8/31)の誕生花です。すらりとした花姿はスタイリッシュな雰囲気で、主に小鉢~中鉢で楽しむ室内向けの植物として親しまれています。温度管理を適切にすれば、1年を通して美しい花姿を楽しむことも可能ですよ。葉のグリーンと花のホワイトのくっきりとしたコントラストも見応えがあります。
名前 | スパティフィラム |
別名 | ササウチワ(笹団扇) |
園芸分類・形態 | 熱帯植物・多年草 |
原産地 | 熱帯アメリカ |
開花の時期 | 5月~10月 |
花の色 | 白 |
暑さ / 寒さ | 強い / 弱い |
特徴 | 開花期が長い |
スパティフィラムの特徴3選
まずはスパティフィラムの特徴について確認しましょう。スパティフィラムという名前は、その性質をあらわすギリシャ語を語源としたものですよ。さわやかな白い花と濃いグリーンの葉が美しく、室内に飾る花としても高い人気を誇ります。花姿にぴったりのポジティブな花言葉も含めて、ギフトにもおすすめの花ですよ。
特徴①名前の語源はギリシャ語
スパティフィラム(Spathiphyllum)という名前は、ギリシャ語の「spathe」と「phyllon」のふたつの単語を語源としています。それぞれ「仏炎苞(ぶつえんほう)」「葉」という意味で、花姿を表現したネーミングです。仏炎苞とは白い花びらに見える部分のことで、スパティフィラムと同じサトイモ科のアンスリウムやカラーにも同じ特徴が見られますよ。
特徴②清楚な雰囲気の花言葉
スパティフィラムの花言葉は「清らかな心」「上品な淑女」です。スパティフィラムの真っ白な花と濃い緑色の葉が与える清楚な印象から、これらの花言葉がつけられました。気品のある年上の女性へのギフトにぴったりのフレーズですね。また、仏炎苞が本来の花を守っているように見えるため、「包みこむ愛」という花言葉もありますよ。
特徴③鉢植えはギフトにぴったり
スパティフィラムの鉢植えはギフトにぴったりです。清涼感たっぷりの花姿は、リビングや玄関を明るい雰囲気に変えてくれます。鉢の色や素材は、飾る部屋や相手のイメージにあわせて選ぶといいでしょう。スパティフィラムは直射日光が苦手ですが、鉢植えならば栽培に適した場所に移動させやすいというメリットもありますよ。
スパティフィラムの育て方
続いては、スパティフィラムの育て方を紹介します。スパティフィラムを管理するうえでおさえるべき大切なポイントは、「直射日光に弱い」という点です。特に真夏の午後に日が当たりすぎない場所で育てることが、スパティフィラムの元気を保つ秘訣ですよ。水やりや肥料、植え付けなどそれぞれの手順を、くわしく見ていきましょう。
育て方①栽培環境
スパティフィラムは半日陰を好みます。直射日光に当てると葉焼けし、暗すぎる場所だと花が咲きかないため、適度に日の当たる場所を置き場所に選びましょう。大きな木の下や屋根のあるところなど、直射日光を避けられる環境であれば、庭植えで楽しむことも可能です。その場合は5月~6月に植え付けて、10月中には掘り上げるようにするといいですよ。
育て方②水やり・肥料
スパティフィラムの水やりは、鉢土が乾いたら行います。ただし開花の進む7月~9月は、鉢土が乾く前に水を与えるといいでしょう。夏の間は鉢を池に入れて、涼やかな須賀らを楽しむのもおすすめですよ。庭植えの場合も、夏に晴天が続いたときは毎日水やりをします。また、スパティフィラムをよく開花させるためには、十分な肥料が必要です。春~秋の成長期は、緩効性肥料を定期的に置き肥するといいでしょう。
育て方③植え付け・植え替え
スパティフィラムは水はけ・水持ちのいい土が適しています。植え付けには赤玉土と腐葉土を配合した用土のほか、市販の草花用培養土を使うのも便利でしょう。根が旺盛に発育するため、鉢植えで育てる場合は根詰まりに注意が必要です。少なくとも2年に1回は植え替えると、株のリフレッシュや花つきの改善に効果がありますよ。
8月31日の誕生花(スパティフィラム以外)
8月31日の誕生花は、スパティフィラム1種類だけではありません。ほかにも複数ある誕生花の中から、素朴な花姿が懐かしさを抱かせる「シロツメクサ」と、美しい女性の形容にも用いられる「フヨウ」について、特徴や花言葉を見ていきましょう。
8月31日の誕生花①シロツメクサ
春の野原に自生するシロツメクサも、8月31日の誕生花のひとつです。「幸運」「約束」といったシロツメクサ全般に共通する花言葉のほか、四つ葉のクローバーには「私のものになって」という情熱的な花言葉もありますよ。アレンジメントやブーケなどの取り扱いはあまり多くはありませんが、シロツメクサをモチーフにしたアクセサリーをギフトとして贈るのも素敵ですね。
8月31日の誕生花②フヨウ
フヨウ(芙蓉)は中国や台湾に自生する落葉樹です。ピンク色や白色の花がさわやかな印象で、日本では室町時代から観賞用に栽培されてきました。大輪の花は見応えがありますが、朝に開花した花がその日の夜にはしぼんでしまう「一日花」という性質から、「繊細な美」「しとやかな恋人」という儚げな花言葉がつけられていますよ。
8月31日にゆかりのあるもの
最後は誕生石や記念日など、8月31日にゆかりのあるものを紹介します。今日が誕生日の小室翠雲(こむろ すいうん)は、明治時代を代表する画家のひとりです。「春景の孤鴨」「寒林幽居図」など数多くの作品を残し、その美しさは海外でも高い評価を受けています。
8月31日の誕生石
8月31日の誕生石は「モス・アゲート」です。モス(苔)という名前のとおりくすんだグリーンが、ナチュラルな雰囲気を演出します。模様は石によって異なり、ひとつとして同じものがないことも魅力です。肌馴染みがよく、ムーンストーンやエメラルドなどほかの天然石との相性もばっちりです。女性へのギフトはもちろん、男性がさりげなく身につけるアクセサリーとしても人気がありますよ。
8月31日生まれの有名人
8月31日生まれ(星座はおとめ座)の有名人は、以下のような人々です。2001年生まれの森七菜(もり なな)さんは、大分県出身の女優です。2019年に公開された新海誠さん監督のアニメ映画「天気の子」で、2000人以上の中からヒロイン役に抜擢されたことでも知られていますね。
・小室翠雲(明治時代の日本画家)
・リチャード・ギアさん(アメリカの俳優)
・森七菜さん(女優)
8月31日の出来事・記念日
野菜の日
8月31日は「野菜の日」です。8(や)3(さ)1(い)の語呂合わせで、1983年に制定されました。トマトやナス、ピーマンなど、この季節の野菜はくっきりとした色合いのものが目立ちますね。夏野菜たっぷりのカレーや炒めものは、夏バテ対策にも効果的です。
まとめ
8月31日の誕生花、スパティフィラムについて紹介しました。しなやかな花茎の先にくるりと巻いた花を咲かせるスパティフィラムは、室内のインテリアとしてもよく使われる植物です。繊細な見た目に反して丈夫で育てやすいため、ガーデニング初心者でも安心ですよ。小さめの鉢にすれば机上に飾ることも可能で、ギフトとしても喜ばれます。「清らかな心」「上品な淑女」といった花言葉も、贈りものにぴったりですね。