コシヒカリとは?絶大な知名度を誇る理由と米品種としての特徴を紹介!

コシヒカリとは?絶大な知名度を誇る理由と米品種としての特徴を紹介!

コシヒカリは日本で最も有名な米の品種です。この記事では、コシヒカリが圧倒的な知名度を誇る理由とその歴史、さらには品種としての特徴について紹介します。米のブランド化が進められておいしい米がたくさん出てきましたが、その人気をなお維持している秘密に迫ります。

記事の目次

  1. 1.コシヒカリの歴史
  2. 2.コシヒカリの特徴
  3. 3.コシヒカリの栽培ごよみ
  4. 4.コシヒカリの価格
  5. 5.コシヒカリから生まれた品種
  6. 6.まとめ

コシヒカリの栽培ごよみ

出典:写真AC

コシヒカリはどのようにして作られているのでしょうか。ここでは、代表的な産地である新潟県の栽培ごよみを紹介します。種まき、田植え、稲刈りなど、米作りの様子を思い浮かべながら食べることで、コシヒカリがより一層おいしく感じられるでしょう。また、米が一番おいしい時期である新米の時期も見ていきます。

種まき

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コシヒカリの栽培の始まりは4月です。4月上旬に種の選別、発芽、4月下旬に播種が行われます。まずは種を選び、選んだ種を水に浸して一斉に発芽させます。種が発芽したら播種です。育苗箱に土や肥料と一緒に入れて育てます。この時期、田んぼやビニールハウスに小さな稲の苗が並んでいる風景を見かけるかもしれません。苗はまだまだ小さくてかわいいです。

田植え

フリー写真素材ぱくたそ

苗がある程度育ち、しっかりと根を張るようになったら田植えです。5月中旬になると大きな田んぼに水を入れ、田植え機が動き始めます。田植えは水利用に関してルールがあるため、地域で一斉に始まります。辺り一面の田んぼに水が入り、この時期ならではの美しい風景を楽しめるでしょう。田植えの後は水管理や追肥、虫や病気の防除といった作業をしながら、実りの秋へと向かっていきます。

収穫

フリー写真素材ぱくたそ

夏を過ぎて穂が実り、稲穂が黄金色に染まってくるといよいよ収穫です。新潟県では9月中旬頃から稲刈りが始まります。この時期はあたり一面が黄金色に染まり、実りの秋を感じさせるとても美しい風景が広がります。収穫された稲は乾燥してもみ殻を取り、精米されて消費者の元に届くのです。新米は何よりもおいしく風味が強いため、新米を楽しみたい方は9月下旬頃から気にかけてみてください。

コシヒカリの価格

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歴史があっておいしい米ですが、毎日食べるうえでは価格も重要です。また、近年では米のブランド化も進み、米をギフトとして贈る人も増えてきました。ここでは、日常食向けの価格だけでなく、ギフト価格についても紹介します。

コシヒカリの相場

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2019年のコシヒカリの全国的な相場は、5kgで約2,300円です。米全体の相場が5kgで約2,100円で、コシヒカリが200円ほど高くなっています。しかし、少し高いぶん香りやおいしさが抜群のため、そこは消費者の考え様でしょう。ちなみに、同じコシヒカリでも魚沼産コシヒカリは5kgで約3,000円と、ブランド価格です。普段食べる用の米と贅沢用の米といったように、分けて食べるのがおすすめです。

ギフト用

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近年では、お祝い事で米をギフトとして贈る方も増えてきています。ギフト用のコシヒカリは、5kgの価格が5,000~6,000円です。先ほど紹介したブランド米、魚沼産コシヒカリの5kgの価格が約3,000円で、その2倍です。特別なときに贈るもののためパッケージも特別ですが、何よりギフト用に手間暇かけて育てられています。

コシヒカリから生まれた品種

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最後に、コシヒカリから生まれた品種について紹介します。米のおいしさを追求するために、コシヒカリを親として、さまざまな品種改良が行われています。コシヒカリを親としてもつ品種で代表的なのが、あきたこまち、ヒノヒカリ、ひとめぼれです。また、北海道で有名なきらら397も、コシヒカリのひ孫にあたる品種です。このように、コシヒカリは、おいしくて有名な米の祖先となっています。

まとめ

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日本で最も有名な米、コシヒカリについて紹介しました。米のなかでも長い歴史をもち、その味のよさから、長い間おいしく食べられてきました。また、近年は日常食だけでなく、特別なギフトとしても扱われています。コシヒカリを食べるときは、改めてそのおいしさを楽しんでみてはいかがでしょうか。

藤本一志
ライター

藤本一志

米農家です。果樹、野菜も多少経験しています。現場から学んだことをお伝えします!

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