キダチアロエの利用方法②美容
キダチアロエは便秘解消や肌質改善など、多くの効能を持っているため、食べるだけではなく美容製品としても幅広い用途で使われています。先ほどご紹介したアロエ原液も、飲むだけではなく、化粧水やジェルの材料としても大活躍です。今回は人気のレシピを3つご紹介します。
アロエ化粧水
アロエ化粧水の作り方
- キダチアロエの原液、精製水、グリセリンを用意する。原液はろ過済みのものを使用する。
- 原液2:精製水2:グリセリン1の割合で、消毒済み容器に入れ、軽く混ぜ合わせる。
- 冷蔵庫で保管する。
アロエ化粧水の使用方法
上記のレシピは、比較的しっとりめの化粧水の作り方です。さっぱりめの化粧水がお好みの方は、精製水を多めにし、グリセリンを少なめにしてみてください。使用方法は他の化粧水と同様です。初めての方は、パッチテスト(化粧水を腕の内側の肌に少量塗り、1日様子を見て異常がないかを確認する)をしてからの使用をおすすめします。
アロエジェル
アロエジェルの作り方
- キダチアロエ原液90cc、キサンタンガム0.5g、グリセリン5cc、お好みの精油を用意する。
- 消毒済みのコップなどの容器に、キサンタンガムとグリセリンを入れて混ぜる。
- 2にアロエ原液を加え、ジェル状になるまでよく混ぜる。
- 精油を2~3滴加えてよく混ぜる。
- 消毒済みの容器に入れて、冷蔵庫で保管する。
アロエジェルの使い方
アロエジェルは高い保湿効果が期待できるので、化粧水やハンドクリームの代わりに塗ったり、コットンパックとして使用したりと、さまざまな用途に使用できます。炎症を抑える効果も期待できるため、シェービング後に塗るのもおすすめです。上記のレシピは、アロエ独特の香りを和らげるために精油を使用していますが、香りが気にならなければなくても問題ありません。
アロエシップ
アロエシップの作り方
- キダチアロエをよく洗い、トゲを切り落とす。
- アロエの上から熱湯をかけ消毒する。
- 葉を片側だけはがし、ゼリー状の方を患部に当てて時間を置く。
アロエシップの使い方
キダチアロエは、殺菌力が高く、抗炎症作用も期待されていることから、軽度の火傷や筋肉痛などにも使われています。アロエの葉をそのまま使う際は、患部に菌が入らないためにも、必ず熱湯消毒してください。原液を患部に塗っても、同じ効果が期待できます。
まとめ
キダチアロエは、見た目はトゲトゲで堅そうに見えますが、中身はプルプルなゼリー質で柔らかく、とても不思議な植物です。美容から健康まで、幅広い用途で持ち前の効能を発揮するため、古くから人々に愛されてきました。使い方さえ守れば、色んな場面で活躍してくれる万能薬になります。お庭のかたすみやベランダで、キダチアロエを育ててみるのもよいですね。
出典:photoAC