カボスのおいしい食べ方
カボスは、穏やかな酸味と風味のある甘みが特徴です。そのため、カボスは多めに果汁を絞っても酸っぱくなりすぎず、気軽にいろいろなものにかけることができます。白身魚や揚げ物との相性がいい他、ドリンクにも使われます。他にも、カボスはポン酢醤油の材料や、製菓材料として利用されることもあります。
カボスのおいしい食べ方①おかずに添える
カボスのおいしい食べ方は、まずはおかずに添えるというものです。ギュッとしぼることで、おかずのうま味を引き立てることができます。カボスは焼き魚やおさしみなど、なんとでもよくあいます。特に揚げ物との相性が抜群で、大分県の名物である鶏の唐揚げやとり天などを、さっぱりと食べられます。また、カボスはそのコクの強さをいかして、みそ汁やうどんに入れられることもあります。
カボスのおいしい食べ方②ポン酢醤油にする
カボスは果汁が多いため、ポン酢醤油のベースにぴったりです。酸味が穏やかで甘みとコクがあるため、醤油と混ぜ合わせるとお互いの風味を引き立て合います。特に寒い冬の鍋物にはぴったりです。また、カボスの果汁は冷凍することができます。そのため、あらかじめ冷凍しておいて、冬になってからポン酢醤油を作るのもいいでしょう。
カボスのポン酢醤油の作り方
- カボスをしぼり、種をとりのぞいておきます。
- みりんと昆布を鍋に入れて沸騰させ、その4倍ほどの量の醤油を加えます。再度沸騰したら、火を止めてかつお節を入れます。
- 冷めたら、ザルにキッチンペーパーをしいたものでこします。
- 醤油と同量のカボス果汁と混ぜ、煮沸消毒した瓶に入れます。冷蔵庫で1日寝かせればできあがりです。
- 賞味期限は1年です。
カボスのおいしい食べ方③お酒やドリンクに加える
カボスはお酒に加えるのもおすすめです。爽やかな香りとほのかな苦味が、焼酎や日本酒の風味を引き立てます。お酒の香りが苦手な人は、はちみつと一緒に加えるようにすると、風味が落ち着き飲みやすくなります。また、カボスは果汁の多さを生かしたジュースにもおすすめです。
カボスジュースのレシピ
- カボスをしぼり、種をとりのぞいておきます。
- グラスにカボスとはちみつを入れ、水か炭酸を加えて軽く混ぜればできあがりです。
- 夏は氷を加えて、冬はお湯割りにするのもおすすめです。
カボスの食べ方のコツ:しぼるときには切り口を上に
カボスを食べるときには、コツがあります。それは、しぼるときに切り口を斜め上に向けることです。通常、ユズなどの柑橘類をしぼるときには切り口を下にしますが、カボスは上を向けることで果汁を皮にしたたらせるのがポイントです。こうすることで、皮に含まれた香り成分が果汁にも加わり、よりおいしく食べることができます。
まとめ
カボスは、夏から秋に旬を迎える香酸柑橘類の一種です。果汁の多さと穏やかな酸味、そして甘みとコクが大きな特徴です。カボスは白身魚や揚げ物などとの相性がよく、生産量の大半を占める大分県では、さまざまな料理に利用されています。カボスはスダチやユズなどよく似た仲間たちと間違えられることがありますが、大きさの違いで見分けることができますよ。
出典:写真AC